死刑が廃止され、極悪犯罪人たちが集められた流刑の地「天獄島」。
ここで極秘に進められていた陰謀を暴く、サバイバル・サスペンス漫画。
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
死刑に代わる極刑の地「天獄島」
2009年。日本は国の刑法を大幅に変え、死刑を廃止した代わりに極刑として「近流」「中流」「遠流」の3つからなる流刑を復活させた。
そして時は20X8年。御子柴 鋭(みこしば えい)はその最も重い遠流の刑に処され、天獄島へ島流しされることとなる。
なぜか不敵な笑みを浮かべる御子柴のほかにも3人の囚人が一緒に入島することとなった。

〈天獄島へ [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
遠流の刑となった囚人だけが集められたこの島はもはや日本ではなく、法律も権利も何もない、限りなく自由な島である。
夜盗の襲撃を受ける御子柴たち
天獄島に足を踏み入れる御子柴たち。
しかしすぐさま弓矢が飛んできて1人殺されてしまう。

〈襲撃を受ける [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
さらに1人はパニックを起こし、がけ下に転落していった。
そんななか、冷静に状況を見極めた御子柴は射手の1人を捕らえ、尋問する。
御子柴は何か明確な目的があってここに来たようだ。
生き延びた御子柴ともう1人、上妻 裕史(こうづま ひろふみ)は集落を目指す。
途中で夜を迎え野宿する2人の前に、入島時に襲ってきた夜盗の一味が姿を現した。

〈夜盗のボスと対峙 [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
あえて尾行させていた御子柴は冷静にそのボスから情報を得ようとする。
ボスは大きな石斧を手に御子柴に決闘をもちかけ、生き延びられたら島のことを教えると言った。
御子柴は木の棒を武器に決闘を受ける。
冷静に攻撃をかわしながら、折れて尖った木の棒の先端をボスの目に突きつけて勝利し、ボスから島の情報を聞き出すことに成功した。

〈決闘に勝利 [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
島には今も街があり、夜盗たちはそこから抜け出した人達だった。
「天国」という名のついた、地獄のような街。
しかし御子柴はある男を探しに来たといい、その街までの道を聞き出す。
御子柴の過去と目的
御子柴は元戦場ジャーナリスト。
父は大学の教授で、友人である榊 亮児(さかき りょうじ)がその研究を支えていた。

〈友人の榊の言葉 [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
父は何か重大な発表を控えているらしい。
そして時が経ち御子柴が家に帰った時、父をはじめ数人が殺されているのを発見する。

〈父たちが殺されていた [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
現場には自分が榊に送ったプレゼントも落ちていたが、その榊の姿はない。
御子柴はその友人を探すために5人を殺し、遠流の刑に処されてここにやってきたのである。
天獄島の街へ
ボスの手引きのもと、街に到着した御子柴。
街にトラウマのあるボスはここで引き返し、別れることとなった。
門から入ると、門の管理人を名乗る有馬という男が話しかけてきた。

〈門番の有馬 [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
有馬にもてなされ、安堵する上妻。
しかし御子柴は有馬から榊の情報を得ようとし、周りの気配にも気を配る。
榊に会うまでは、油断するわけにはいかないのである。
街の異様な光景
と、小屋の外を牛車が通る。
そこには「無用人」と呼ばれるやせ細って死んだ人の死体があった。
異様な光景に危機感を覚える御子柴と上妻。
その後ろにはほとんどゾンビと化した無用人たちの群れがいた。

〈ゾンビのような囚人の群れ [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
有馬は御子柴と上妻に対し、住民となるかに相応しいか判断するために課題を出す。
断れば永久追放、受かれば住民に、しかし落ちれば無用人となる。

〈課題が出される [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
翌朝に課題を受けるか回答をするとし、上妻は悩んだ末にいい暮らしを手に入れるために課題を受けることに決めた。
一方の御子柴は有馬から「榊が6年前にこの街に入った」と聞き、課題を受けることを決意するのだった。
御子柴に出された課題
御子柴を見て只者ではないと感じていた有馬は、こっそりと街の区長、壬影(みかげ)に報告する。
壬影は御子柴だけを連れ出し、「神の御前で6人と殺し合いをする」という課題を突き付ける。

〈御子柴への課題 [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
6つの区から排出する代表者たちの殺し合いに勝利すれば、壬影にとっても出世が見える。
生き残る理由のある御子柴と壬影が手を組んだのである。
闘技場での殺し合い
熱狂に包まれた闘技場に足を踏み入れる御子柴。
「神」と呼ばれる少女が崇められていた。

〈神と崇められる少女 [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
武器が投げ入れられ、殺し合いが始まる。
次々に候補者が命を落とすなか、御子柴はひときわ異様なオーラを放つ僧侶のような代表者と対峙するのだった。

〈立ちはだかる敵 [天獄の島 1巻](c)日本文芸社/ 落合裕介〉
【1巻のまとめ】
死刑が廃止され、代わりに極悪犯罪者たちが集められた無法地帯「天獄島」。
大学教授である父を何者かに殺された御子柴は、その容疑者であり父の共同研究者・友人である榊を追って天獄島へ行きつく。
しかし島の中に残る街で課題を出され、合格していい生活をするか不合格で無残な奴隷の姿になるかの選択を迫られる。
出された課題は「神」と崇められる少女の前での殺し合いに勝つこと。
榊に近づくために課題を受けた御子柴だが、闘技場ではひときわ異様なオーラを放つ僧侶が立ちはだかるのだった。
次巻へ続きます。
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参考無法地帯と化した孤島が舞台のサバイバル+サスペンス『天獄の島』全3巻【ネタバレ注意】
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