不知を班長にしたクインクス班は13区と協力し、全員でナッツクラッカーの捜査にあたる。
佐々木達の捜査により糸口を掴んだCCGは、「ビッグマダム」をはじめとする喰種たちが集う人間オークションを襲撃するべく、大規模作戦を実行した。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
六月救出とビッグマダム駆逐
カナエに再び捕まってしまった六月の元に佐々木とクインクス班が駆けつけた。
追いつめられたカナエは同僚「松前」の助けを借りて逃走する。
六月を連れて撤退するよう指示された瓜江は、手柄をあげるために六月を誤魔化して会場の捜索を進め、オークションのステージ地下にビッグマダムを含むオークション参加者たちが避難しているのを見つけた。
そこに鈴屋も合流し、3人で数百の喰種たちを倒していくが、瓜江はビッグマダムの返り討ちにあい、丸飲みされそうになる。
瓜江はフレームを開放して反撃するが、力の差は大きく再び追いつめられてしまう。
そこへ鈴屋が率いる13区の捜査官たちが現れ、見事な連携でビッグマダムを倒した。
佐々木 対 滝澤
佐々木達の前に、嘉納によって喰種化させられた元捜査官「滝澤」が現れた。
佐々木は部下を逃がし1人で滝澤と戦うが、一方的にやられ瀕死に追い込まれる。
そこへ記憶を失う前の仲間「ヒナミ」が現れ、佐々木を助けた。
自分のために戦ってくれるヒナミや部下たちを守るため、自分の中に眠る「カネキ」を受け入れた佐々木は、正気を失うことなく喰種の力を操り、滝澤にキツイ一撃を喰らわせた。
真戸と有馬が駆けつけたことにより滝澤は逃走し、滝澤との戦闘で消耗したために逃げ遅れたヒナミは、今度は佐々木に庇われて死を免れ、喰種専用の刑務所「コクリア」に送られた。
それぞれの戦い
佐々木と分かれた不知たちはナッツクラッカーを見つけ交戦するが、壁や天井に地雷のように仕込まれた赫子に苦戦する。
だが攻撃の仕掛けを見破った不知は才子たちと協力し、見事にナッツクラッカーを倒した。
一方、真戸たちは「アオギリの樹」の幹部「ナキ」とその部下、さらに「三枚刃のミザ」を相手にしていた。
そこへ鈴屋との戦いを終えたアヤトが参戦してさらに混戦を極めるが、別任務に出向いていた有馬たちが合流してきたことにより「アオギリの樹」は撤退する。
一方、平子班はオークションを主催していたピエロたちを相手にしていた。
ピエロたちは捜査官を弄ぶように戦っていたが、CCGの増援がきたため撤退した。
【3巻のまとめ】
六月救出を成功させた佐々木は、自分と同じく喰種化させられた滝澤との戦いの中で喰種の力を使いこなせるようになる。
一方、佐々木が記憶を失う前の仲間「ヒナミ」が佐々木を助け、佐々木も逃げ遅れたヒナミをCCGから庇って保護し、死を免れたヒナミは喰種専用の刑務所「コクリア」に送られた。
オークション会場では「アオギリの樹」の幹部らや主催していたピエロたちを相手に激戦が繰り広げられたが、別任務を終えた有馬たちの増援によって優勢に。
CCGは大きな犠牲を出しながらも「ナッツクラッカー」「ビッグマダム」という大物を倒すことに成功した。
【3巻の見どころ】
本巻では、オークション会場での決戦がクライマックスを迎えます。
六月の救出、瓜江がフレームを開放しての戦闘、そして鈴屋率いる13区の捜査官たちとの連携でのビッグマダム・ナッツクラッカー討伐は、まさに見どころです。
そして、もう一つの大きな戦いが佐々木 vs. 滝澤。
かつての仲間だった滝澤が嘉納によって喰種化し、圧倒的な力で佐々木を追い詰めますが、そこへ現れたのは記憶を失う前の仲間ヒナミ。
彼女の助けを受けた佐々木が、ついに「カネキ」としての自分を受け入れ、正気を保ったまま喰種の力を操る瞬間は胸が熱くなるシーンです。

次巻へ続きます。
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