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待ち受けている悲惨な未来、全ての元凶は10年以上前のあの事故の日だった!解決へ希望の光が差すが、琴音に魔の手が迫り…『君が獣になる前に』7巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

20XX年12月27日。ハジメは、6歳年下の幼馴染である人気若手女優の希堂琴音に偶然再会するが、琴音は別れ際に「私を止められたのは、あなただけだったのに」という謎の言葉を残して去っていく。

その翌日、ハジメは二人の刑事から琴音が駅で大量の死傷者を出す毒ガステロを起こし、さらに自分もガスマスクを外して亡くなったことを聞かされた。

それ以来、事件直前に琴音と会っていたハジメは、執拗に警察の取り調べを受け、マスコミにも追いかけ回されることとなる。

ハジメ琴音のマネージャーの塩見から接触を受け、琴音の無実を信じる芸能関係者たち(大物俳優・久保田玄奘、元アイドルグループのジュンペイ、琴音と同事務所の宮ノ森真由、若手お笑いコンビ"コンビニマシンガンズ")らと独自に事件を調査し始めるが、何者かから「これ以上、琴音の事件に踏み込むな」「警察には知らせるな」という警告があり、まとめ役の玄奘は要求通り事件を手を引くことを決めてしまう。

諦めることのできなかったハジメは真由と共同生活しながら調査を継続するが、ある夜家に押し入ってきた黒ギャルによって2人は撃ち殺されてしまった。

薄れゆく意識のなか、ハジメが「琴音と別れたあの時に戻りたい」と強く願うと、1度目のタイムリープが起こり、ハジメは12月27日のテロ事件発生直前に戻る。

急いでテロ事件現場に駆けつけ、琴音を見つけると、琴音はテロ事件を起こしながらも「ミヤコのためにはこうするしか」という言葉を残して息絶えていった。

2度目の死と共に再びタイムリープしたハジメは、事件の半年前に目覚め、今度は琴音と付き合って幸せにすることで凶行から引き離そうとするものの、悩みを抱えている様子だった琴音が突然失踪し、ミヤコ・ジュンペイ・塩見の遺体も琴音がよく通っていた場所で次々と発見される事態に。

それらの遺体は全て両目がくり抜かれており、その様子は琴音の両親が殺されたときと同じものだった。

ハジメは駅で琴音を待ち伏せして凶行を止めることに成功し、ミヤコがジュンペイを操っていたことや、塩見の失踪などの真相も明らかとなるが、琴音は最後までテロを画策した動機については黙秘したまま収監されてしまった。

その後事件の真相を追い続けるハジメは玄奘が黒幕の1人であることを突き止めたものの、再び邪魔に入った黒ギャルの女にハジメと真由は撃たれてしまう。

事件の真相を突き止めるまで止まらないハジメは、3度目のタイムリープを迎え、今度は警察を頼り、柳刑事を味方につけて黒幕たちを一掃、さらに犯罪組織も壊滅に追い込んだ。

これで平穏な日常が訪れたはず―。

しかしある日、真由だけが3か月先の未来からタイムリープで戻ってきた。

そして真由はハジメに、琴音の手によってハジメと自分が殺されたという衝撃の未来が待っていることを打ち明けた。

再び琴音が失踪し、ハジメと真由は柳刑事も頼りながら行方を捜索する。

そして樹海で琴音を見つけたハジメ。

琴音の両親が幼馴染によって殺された日の惨状や、琴音が毒ガステロを起こそうとする動機も明らかとなるなか、琴音を殺してでも止めようとするが、そこに再び黒ギャルの女によって邪魔されてしまう。

黒ギャルの女は井上カンナといい、母はハジメの両親が命を落とした事故を起こした関係。

カンナはかつて琴音が道に飛び出したことで母の人生が大きく狂ったと恨みを募らせていたが、今では琴音の友人としてテロに加担している様子。

いかにして2人は行動を共にすることになったのか―。

 

7巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

共に世界に絶望していたカンナと琴音

カンナにとっても、琴音は愛する母の人生を狂わせた恨むべき相手だった。

事故を起こした母は女手一つで懸命に働きながらカンナを育て、母もカンナも2人で暮らせているだけで十分幸せな生活を送っていたが、その母は長年の過労がたたり、カンナが働き始めてすぐに死んでしまったという。

それ以来、カンナはどうしても母が苦しむ原因を作った琴音を許すことができない。

しかしその琴音が母の遺影に手を合わせに来た際、自分と同じように世界に対して怒りと絶望を感じていることを知ると、2人は共に暮らすうちに意気投合。

琴音は年末にこのどうしようもない世界を壊して自分も死ぬ決意を口にすると、カンナも付き合うことにするのであった。

真由が見た未来とタイムリープの真相

カンナに撃たれたものの、ハジメはまだ生きていた。

退院したものの、タイムリミットとなる年末まではあと1か月と迫っている。

ハジメは真由に改めて真由がタイムリープすることになった未来について質問し、未来では琴音がテロを起こさなかったものの、ハジメと真由の2人だけが死に、その結末にハジメが満足したことを悟る。

その世界線ではちょうど今ぐらいの時期からハジメが琴音とこっそり連絡を取り合うようになり、どんどんやつれていったという。

年末には琴音はテロを起こすはずの駅に姿を見せず、琴音とハジメは無事に翌朝を迎える。

清々しい朝、そしてこれからハジメと2人で生きていくことを想像し幸せを感じる真由。

ところが真由が食材の買い出しを終えて帰宅すると、家ではハジメが琴音に撃たれて満足そうな表情を浮かべながら死んでいた。

ハジメは「殺すなら俺だけを殺せ。だからもう誰も恨むな」と琴音にしつこく頼んでいたのだという。

琴音は真由の目の前でそのまま自殺し、その結末を受け入れることのできなかった真由も後を追って自殺。

これが真由のタイムリープの真相なのであった。

琴音・カンナと直接腹を割って話すことに

ちょうどそのとき、琴音からハジメに電話がかかってくる。

「まだ私のこと殺したいと思ってる?」などと聞いてくる琴音に対し、これからのことを真由から聞いて知っていたハジメは、

「もういいわ。お前めんどくせえ。俺に止めて欲しかったら止めて欲しいって、てめえが直接俺の家に言いに来い!!」と言い捨てて電話を切る。

そして琴音はカンナと共にハジメの家に行くこととなり、ハジメ・真由・琴音・カンナの4人が直接顔を会わせることに。

ハジメは琴音を止めるための具体的な作戦は何も考えておらず行き当たりばったりだったが、琴音がカンナもつれてくることを想定したうえで、腹を割って話すしかないと考えていた。

その読み通りに琴音がカンナを連れてきたため、4人で鍋を囲いながら食事をすることに。

琴音が定期的に破滅的な衝動にかられることを明かす一方、カンナはハジメに対し、「自分のことを憎んでいるか」と問う。

するとハジメは「あの事故は車両側には何の過失もなかった不幸な事故。まして子供だったカンナは当事者でも何でもない」と、カンナに対して何も恨んでいないと真顔で返答。

その返答を聞いたカンナは、「ハジメこそが琴音を獣に育てたんだ」と指摘するのであった。

琴音に呪いをかけていたことに気付くハジメ

そのまま奇妙な共同生活は2週間ほど続き、カンナはハジメの両親の墓参りに行くことにする。

失踪中の身である琴音を除いて3人で墓参りに行った際、ようやくカンナの言葉の真意をハジメと真由は知ることとなった。

ハジメの中では、両親が死んだ事故はカンナやその母のせいではなく、今でも琴音のせいだという思いが奥深くにくすぶっている―。

そしてそのことを琴音が知っているからこそ、琴音はハジメに一生許されることはないと考え、墓前に手を合わせることもできずにいた。

琴音にこの呪いをかけた発端は、両親が死んだ際にハジメが琴音にかけた「お前が死ねば良かったんだ。琴音、お前が」という言葉。

両親の死を「全て不幸な事故」と割り切る事ができなかったハジメは、八つ当たりのように憎しみの矛先を琴音に仕向けることでこの世界を受け入れ、代わりに琴音はどこにも逃げ場を見いだせずにこの世界を恨むことになったのである。

自分がしたことに気付かされたハジメは、両親の四十九日の際に手向けの花を持ってきた琴音を拒絶せず、受け入れるべきだったと深く後悔するのであった。

琴音が何者かに拉致されてしまう

ハジメの両親のことが大好きだった琴音は、事故が起きたあの日、道路の向こう側に2人を見つけたのが嬉しくて駆け寄ろうとした結果道路に飛び出してしまった。

目の前で2人が自分を庇って命を落とし、琴音は「なぜ私だけ生きているんだ」とずっと後悔を抱え続けている。

墓参りを終えたハジメはそんな琴音を許して救うことを決意していたが、ちょうどハジメの家にはガスマスクをつけた黒幕の人物が直接乗り込んできた。

黒幕はハジメたちが帰ってくる前にスタンガンで琴音を気絶させて拉致。

そして車の中で目を覚ました琴音に対し、「やっぱりこんな世界は壊れてしまうべきだ」と唆すのであった。

【7巻のまとめ】

共に世界に絶望するうちにこの世界を壊すという共通の目的を持つようになった琴音とカンナ。

ハジメと真由は2人と腹を割って話すこととなり、そのときハジメは自分の両親が交通事故で死んだ際にかけた「お前が死ねば良かったんだ。琴音、お前が」という言葉が呪いのように琴音を凶行に駆り立てていたことを自覚する。

琴音を許すことこそが解決への道だとわかったものの、ちょうどその頃琴音はガスマスクをつけた何者かに拉致され、「やっぱりこんな世界は壊れてしまうべきだ」と唆されてしまうのであった。

次巻へ続きます。

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