年末の都内ターミナル駅で発生した史上最悪のテロが発生した。
実行犯はその場で死亡したが、その正体は希堂琴音という25歳の若手人気女優。
事件の直前に琴音とばったり再会していた主人公の神崎一は、犯人は本当に琴音なのか、なぜ琴音が凶行に走ったのか、止める手段はなかったのか等、様々な謎を解き明かすために奔走する。
しかしその裏には幼い頃の事件や様々な人物の思惑が交錯していた―。
登場人物紹介
神崎 一 (かんざき はじめ)
主人公。葬儀社の社長を務める31歳の男性。交通事故で両親を亡くしている。若手人気女優・希堂琴音は6歳年下の幼なじみで、彼女からは「お兄ぃ」と呼ばれ、慕われている。 毒ガステロ事件を起こして死んだ、琴音のことを調べている途中、何者かに殺され、過去にタイムリープ。琴音が事件を起こすのを止めようと奔走する。
希堂 琴音 (きどう ことね)
25歳の若手人気女優。神崎一の6歳年下の幼なじみで、彼のことを「お兄ぃ」と呼んで慕う。両親が何者かに殺されて以来、神崎を心の支えにしていた。20XX年12月27日の夜、都内の駅の地下で日本犯罪史上最悪の毒ガステロ事件を起こし、自らもそのままガスマスクを外して死亡する。
塩見 (しおみ)
琴音のマネージャー。黒髪のロングテールが特徴の女性。琴音のことを家族のように心配し、彼女からも信頼されている。琴音が起こした毒ガステロ事件「666 The Beast」のあと、神崎一のほか、琴音と親しかった芸能人を招集。事件の真相を探ろうとする。
宮ノ森 真由 (みやのもり まゆ)
琴音と同じ事務所の若手女優で、琴音とは姉妹のような存在。ツインテールが特徴。いじめられっ子だった子供の頃、ドラマや芝居に救われた経験から女優を目指し、芸能プロダクションに入る。なかなか認めてもらえず悩んでいた際、嫉妬の対象だった琴音に救われる。琴音が起こした毒ガステロ事件「666 The Beast」のあと、真相を探るハジメに協力する。
大久保 玄奘(おおくぼ げんじょう)
俳優。琴音とも共演の経験があり、琴音の無実を晴らすために集まったメンバーのまとめ役を買ってでる。
千田 ミヤコ (せんだ みやこ)/砂渡 加奈(さわたり かな)
希堂琴音と同じ事務所の新人で19歳の女性。本名は砂渡加奈。黒髪のロングヘアー、眼鏡が特徴。顔は地味めだが、スタイルは抜群。ジュンペイと交際しているが、ドラッグ関係の黒い影がある。
ジュンペイ/三橋純平(みはし じゅんぺい)
元男性アイドルグループの一員。業界では有名な女たらし。ミヤコとも関係を持っているが、琴音のことも狙っているうえ、ドラッグ関係の黒い影がある。
コンビニマシンガンズ
売れないお笑い芸人の女性コンビ。琴音のことを姉のように慕っている。
柳(やなぎ)
琴音の事件を担当し、ハジメのことも捜査する刑事。10年前に琴音の両親が殺された事件のときも現場を担当し、琴音とハジメのことは当時から知っている。
南田 香澄(みなみだ かすみ)
刑事。柳の部下で相棒。旧姓は中村だが、両親の離婚により南田を名乗るようになった。史明のことを慕う幼馴染。
伊藤 史明(いとう ふみあき)
ハジメと琴音の幼馴染。塾講師として琴音の勉強を受け持っていたが、いつしか琴音に好意を寄せるようになったことで歯車が狂い出し、琴音の両親を殺害する事件を起こして自らも命を絶った。
井上 カンナ(いのうえ かんな)
黒ギャルの女。母子家庭で育つが、トラック運転手をしていた母は事故を起こし、道路に飛び出した幼い琴音を守ろうとしたハジメの両親が命を落としてしまう。それ以来琴音に恨みを募らせていたが、いつしか琴音と意気投合して琴音のテロに友人として加担することとなる。
大久保 恵(おおくぼ めぐみ)
玄奘の妹。愛という娘がいる。
大久保 愛(おおくぼ まな)
玄奘の姪。








