英国特務機関「HELLSING」は吸血鬼アーカードを有し、人を襲う吸血鬼を殲滅する。
新たに吸血鬼となり「HELLSING」に加入したセラスは、吸血鬼や対立するヴァチカンの特務機関「イスカリオテ」との戦いを経て、吸血鬼の力に目覚めていく。
円卓会議を強襲した吸血鬼の兄弟によって「HELLSING」は大ダメージを受けた。
彼らによってもたらされた手がかりをもとに「HELLSING」は黒幕の正体へ迫っていく。
アーカードたちは「ミレニアム」を追いブラジルに渡る。
人間の軍隊でさえ瞬殺し、派遣された吸血鬼アルハンブラと対峙するアーカードの姿を見た「ミレニアム」の少佐は、これから始まる戦争に胸躍らせていた。
「ミレニアム」は不死者の軍隊を作り上げて英国への進軍を始め、宣戦布告を受けた英国と「HELLSING」だけでなく、ヴァチカンも彼らを迎え撃つため戦力を集め始める。
「ミレニアム」に奪われた空母を制圧するため、インテグラはアーカードを送り込むが、アーカードがいなくなったロンドンは「ミレニアム」に進軍され、ついに戦争が始まった。
ロンドンではインテグラと「イスカリオテ」が一時休戦し、屋敷の防衛のために戦い抜いたセラスが本当の吸血鬼となって覚醒。
そして「ミレニアム」「イスカリオテ」「HELLSING」すべての勢力が揃ったロンドンにアーカードが帰ってきた。
アーカードは拘束制御術式零号を開放し、今まで吸血した生命と共に敵を殲滅していく。
アンデルセンはアーカードを倒すために人間をやめた。
人知を超えた戦いを繰り広げる2人に「ミレニアム」からの刺客が迫る。
9巻のあらすじを振り返ってみましょう。
アンデルセンの最期
アンデルセンの攻撃により、アーカードと彼の軍隊が炎に包まれる。
セラスはアーカードを助けるため、アンデルセンとの間に割り込んだ。
セラスの呼び掛けで意識を取り戻したアーカードは「化物になったアンデルセンに自分は倒せない」と言い、アンデルセンに反撃する。
戦いの末、アーカードはついにアンデルセンの心臓を握りつぶした。
人間をやめた宿敵と自分の過去を重ね血の涙を流すアーカードに、アンデルセンは憎まれ口をたたきながら笑顔で息絶えた。
「ヘルシング」9巻©少年画報社/平野耕太
裏切者
アンデルセンとの死闘を終えたアーカードの前に、若返ったウォルターが現れた。
「ヘルシング」9巻©少年画報社/平野耕太
ウォルターはアーカードと戦うためにずっと以前から「HELLSING」を裏切り、「ミレニアム」に情報を流していた。
頼りにしていた執事に裏切られたインテグラは、悲しみながらも「見敵必殺」の命令を継続させる。
少佐はインテグラの覚悟を賞賛し、彼女を自分が乗る飛行艇に呼び込んだ。
インテグラはセラスを連れ、飛行艇に乗り込む。
「ヘルシング」9巻©少年画報社/平野耕太
アーカードvsウォルター
自ら進んで無茶な施術を受け吸血鬼になったウォルターは、大尉の援護を受けながらアーカードとの一騎打ちを実現する。
しかしウォルターの体は再生にも回復にも追いつかず、戦いの中でどんどん若返っていく。
アーカードは自分も若い姿になり、ウォルターを挑発する。
「ヘルシング」9巻©少年画報社/平野耕太
そしてロンドン中で流れた血を自分に集め、再びたくさんの生命を取り込もうとし始めた。
セラスvs大尉
飛行艇の中を進んでいくインテグラとセラスの前に、大尉が立ちふさがった。
セラスはインテグラを少佐の元へ送り出し、大尉と対峙する。
大尉に圧倒され諦めそうになるセラスだったが、彼女の中にいるベルナドットに励まされ、また立ち上がる。
「ヘルシング」9巻©少年画報社/平野耕太
勝利の確信
再び生命を取り込み始めたアーカードを見て、少佐は自分の勝利を確信する。
吸血鬼の力を理解し憧れながら、彼は吸血鬼アーカードを倒すため50年間ずっと準備をしてきた。
そして「吸血によりたくさんの生命と融合することこそがアーカードの最大の武器であり弱点である」と笑う。
【9巻のまとめ】
化物になってしまったアンデルセンを倒したアーカードだったが、彼の前に「ミレニアム」へ寝返ったウォルターが立ちふさがる。
インテグラとセラスは少佐を倒すため飛行艇内を突き進む。
次巻へ続きます。
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