6年前、大学の漫画研究会に所属していた園田と近野は、互いに殺人鬼という秘密を共有しながら表向きは何気ない日常を過ごしていた。
しかし大学の文化祭では絡んできたヤンキーをそれぞれ1人始末するなど、凶行を重ねていく2人。
合宿で訪れたお寺では運悪く殺人事件に巻き込まれてしまうが、そこでも犯人を探す勝負をしながらスリルある日常を楽しんでいる様子。
そして地図に無い謎の村の噂を聞きつけて取材に訪れた園田と近野は、その村の「旅人が2人の場合はその亡骸を神に捧げよ」という危険な風習のターゲットになってしまう。
村人たちに狙われながらも園田と近野は村の過去やその危険な風習がある人物によって作られたものであることを突き止め、全ての謎を解き明かして無事に脱出を果たした。
2人には村で新たな友人もでき、その際に近野が初めて人を殺した相手が、11歳のときに自分の身体的特徴である虹彩異色症を他のクラスメイトと共にイジってきた親友であるという秘密も明らかになるのであった。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
高級リゾートホテルのモニターに参加することに
近野は無料で海外の高級リゾートホテルに宿泊しながら、併設施設の満足度調査やホテル周辺の環境調査等をするモニターのアルバイトに応募し、園田を連れていくことに
船で遠路はるばる島へいくと、そこではタキシードを着た通訳兼ガイドのグレン・オーウェンが出迎えた。
島にいるのはオーウェンを含むスタッフ5名と世界各地から集ったモニター8名。
それぞれ言語の壁があるなか、以下の13名で7日間を過ごすことになるのであった。
<スタッフ>
オーウェン:通訳兼ガイド。イギリス人。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語を全て話せる。
ダニエル・M・ブラウン:医師。アメリカ人。英語と簡単なドイツ語。
ブルーノ・ルッソ:料理長。イタリア人。イタリア語とフランス語。
ヤン・ユユン:給仕。韓国人。韓国語と英語。
真木 日奈子:雑務。日本人。日本語のみ。
<モニター>
ニーナ・クライン:ドイツ人。ドイツ語。
ヤニス・マルタン:フランス人。フランス語。
サンドラ・ミラー:アメリカ人。英語とフランス語。
マルコ・バッジョ:イタリア人。イタリア語。
ビリー・イブラ・グラッソ:イタリア人。イタリア語。
タチアナ・ガリマール:フランス人。フランス語。
園田:日本語のみ。
近野:日本語のみ。
謎の地下室、朝食会の刺客に狙われた近野
この島はリゾート施設ができるまでは未開拓の無人島であり、今も島の7割以上が大自然に囲まれているらしい。
園田と近野は海水の水質調査や島の植生調査など、それぞれが仕事をこなしながらバカンス気分を楽しみつつコミュニケーションを図る。
そんななか園田はホテルの地下に立ち入り禁止区域があるのを発見。
一方の近野は腹を下したところをヤンと日奈子に襲われ、地下室に監禁されてしまう。
どうやら2人は身分を偽っており、復讐支援団体の朝食会の依頼で近野を狙っていたようだ。
そして近野が拉致されるのを偶然にも園田が目撃していたのであった。
大地震が発生し、近野への復讐は一時中断
近野に復讐を依頼したのは、近野が小5のときに初めて殺した親友の大島 楓の父親だった。
親友のはずだったのに虹彩異色症のことを他の友人と一緒になってイジってきた楓を屋上から突き落としたことで、その父は死ぬほど後悔させながら死に至らしめることを望んでいた。
その依頼を受けた朝食会では、ヤンはヘルペス、日奈子はメンチョというコードネームを持っており、ヘルペスが精神的苦痛、メンチョが肉体的苦痛を近野に与えることで一致する。
するとそこで園田が地下室に割り込んできた。
近野を助けるわけでもなく朝食会について好奇心をそそられた園田が取材を始めたことに近野が思わずツッコむが、ちょうどここで大きな地震が発生。
余震が来る可能性も踏まえ、近野への復讐は一時中断し、地下からの避難を優先するのであった。
逃げ込んだ地下の奥深くには不思議な空間が
スタッフとモニター全員の無事が確認できたが、余震によって生じた津波が島を襲ってきた。
オーウェンは冷静に全員を地下へと案内し、そこには緊急用の保存食や電気も通っていることを告げる。
しかし頑丈な扉を閉じ切る前に最後尾のオーウェンが入り込んできた海水に流され、その他12人だけで地下の奥へと避難することとなってしまう。
スタッフも知らない地下の奥へと抜けていくと、そこは外壁や天井に液晶パネルで外の映像を再現した不思議な空間が広がっていた。
国も言葉もバラバラななか、一同は謎の空間で生き延びる方法を探すことになるのであった。
出口のない地下空間での終わりの見えないサバイバルが始まる
地下ではネット環境がないためにスマホの翻訳アプリを使うことができない。
状況を冷静に整理すると、複数の言語を話せるブルーノ(料理長/イタリア語・フランス語)とサンドラ(モニター/英語・フランス語)が中心となって伝言ゲームのようにすればある程度翻訳は可能。
日本語しか話せない園田・近野・メンチョについてはヘルペスが英語から翻訳することとなる。
一同は小さな町くらいある広大な地下空間を手分けして探索するが、出入り口は入ってきた扉以外に見つかっておらず、いつ助けが来るかもわからない。
大規模な洪水が会った場合に完全に水が引くまでに1週間以上かかるケースもあり、それに気付いたヘルペスは医師であるダニエルだけにその事実を告げた。
そして動揺を隠せないダニエルの表情に、園田が気付く。
オーウェンには地下の方が安全という確信があったと思われ、地下通路の扉は完全に水をせき止めることができる可能性が高い。
それは絶対に浸水しないということを示しているようで、裏を返せば地上と地下水路の水が排水されるまでこの地下空間からは出られないことを意味しているのであった。
手分けして探索開始
扉には交代で見張りをつけつつ、地下空間に建っていた施設を手分けして探索することとなる。
まずはタチアナを見張りに置き、3グループで行動を開始。
Aグループはダニエル(医師)とニーナ・サンドラ。
Bグループはブルーノ(料理長)とヤニス・マルコ・ビリー。
Cグループは園田・近野・ヘルペス・メンチョ。
こんな状況でもヘルペスとメンチョはターゲットである近野への見張を怠らないが、園田は自分を含め人殺し4人が行動を共にするシチュエーションを楽しんでいるのであった。
【3巻のまとめ】
ある高級リゾートホテルのモニターのバイトに参加した園田と近野。
運営側スタッフや世界中から集められたモニターと島でひと時のバカンスを過ごすはずだったが、スタッフの中には日本の復讐支援団体「朝食会」からヘルペス・メンチョの2人が潜入していた。
2人からターゲットとして近野が狙われるも、ちょうど島は大地震に見舞われて復讐は一時中断。
一行は津波から逃れるために地下の固く閉ざされた扉の先へと急ぎ、通訳兼ガイドのオーウェンが波に流されるも残る12人は奥深くに広がっていた謎の地下空間へと行き着く。
出口はなく、いつ助けが来るかもわからない状況のなか、言葉の壁のある集団でのサバイバルが始まり、まずはチームを分けて空間内に建っていた施設を手分けして探索することに。
近野・ヘルペス・メンチョと同じチームになった園田は、チーム全員が人殺しというシチュエーションを楽しんでいるのであった。
次巻へ続きます。
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