静央シニアは攻守の要・袴田が欠場のため、捕手を務める米村にプレッシャーがかかる。
そして迎えた知多翔洋シニアとの一戦は、のちに文吾の名前が全国に轟くきっかけとなるのだった。
28巻のあらすじを振り返ってみましょう。
静央シニアvs知多翔洋シニア
静央シニアと知多翔洋シニアの注目の一戦。
試合前に文吾と米村は伴野・三科とばったり遭遇する。
プレッシャーを感じていた米村だが、伴野から「お前はお前にできる事を全力でやればええ」と激励され、正々堂々とした勝負が始まる。
先発の文吾は力をセーブしたフォームからでもノビのあるストレートとキレのあるカーブで2者連続三振と上々の立ち上がり。
しかし3番・三科には四球を与え、伴野との初対決を迎える。
キレのあるカーブで2ストライクと追い込む間、盗塁で得点圏に進む三科。
甘く入れば伴野はチャンスをモノにする状況で、文吾は新型のど真ん中ストレートを解禁した。
指先の一点に力を圧縮させた新型のストレートは、文字通り浮き上がるようなパワーボール。
惜しくも高めに外れ、米村が捕球し損ねた隙に三科は三塁に到達する。
そして次の一球は、パスボールでも1点、甘く入っても伴野に痛打されかねない状況。
それでも文吾は、新型のストレートの軌道にうまく偽装したカーブで伴野の意表を突き、見逃し三振で切り抜けた。
文吾が配球面でも米村をリードし、伴野との最初の対決を制するのであった。
エース・三科のクセ球に苦戦
1回裏、静央シニアの先頭打者は小谷野。
だが三科はプレート上の立ち位置を上手く使い、持ち前のシュート回転するストレートを武器に小谷野の内角を深くエグり、3球で三振に仕留める。
2番の真琴も執拗な内角攻めにあうなか、上手く打ち返すも打球はサードの正面に飛び、2アウト。
3番の瑛太は一転して外角を攻められ空振り三振となるのだった。
新型のど真ん中ストレート
2回から文吾は下位打線に対して新型のストレートを全力で放り込んでいく。
重要な場面ではないからこそ、実戦のなかで新型を練習して完成させようとしていたのである。
制球がうまく定まらなくとも気にせず、また三科の投球からヒントを得て自分のプレートの立ち位置を変えてみたりと、試行錯誤する文吾。
ついに新型でストライクゾーンに入れる感覚を掴みはじめ、四球でピンチを作っても新型の練習を続けていく。
その回は最後まで新型で押し切り、空振り三振でねじ伏せた文吾。
武器に磨きをかけた代償に身体への負担も重くのしかかり、既に球数制限の目安の10球を超えてしまったが、それでも伴野に印象付けるには十分な内容となった。
そしてその裏、文吾に触発されるように奮起した野田がライト線を破る強烈な2塁打でチャンスを作るのであった。
【28巻のまとめ】
知多翔洋シニアとの激突。
静央シニアは相手のエース・三科のクセ球に苦戦を強いられる一方、静央シニアも文吾がさらに進化した新型のど真ん中ストレートを解禁し、緩急も利用して伴野から見逃し三振を奪う。
2回からは新型のストレートを連発して実践の中で磨きをかける文吾。
そしてそんな文吾に触発された野田が2塁打で先制のチャンスを作るのだった。
【28巻の見どころ】
この巻の見どころは、進化したエース・文吾と最強打者・伴野の一騎打ちです。
特に注目すべきは、1回表の伴野との初対決。
新型のど真ん中ストレートをあえて見せ球に使い、最後は意表を突くカーブで見逃し三振を奪うシーンは、文吾の投球術と成長を感じさせます。
また、試合中に制球に苦しみながらも新型ストレートの完成度を高めていく姿勢も見逃せません。

次巻へ続きます。
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