殺人ウイルスの感染拡大、人身売買事件、そして遺伝子診断会社の役員の事故死――。医療事件や扱いが難しい事件を調査する、内閣情報室の健康危機管理部門。アドバイザーを務める義手で天才、変わり者の寄生虫専門家・紐倉 哲が、事件解決のために奔走する!前作『ネメシスの杖』で、圧倒的な読み応えと緻密なミステリ・サスペンス描写が話題を呼んだ意欲作!
(U-NEXT作品紹介文より引用)
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登場人物紹介
阿里 玲(あさと れい)
厚労省所轄の患者安全委員会の調査官。
正義感が強く理想主義的で、システムの不備にフラストレーションを溜めている。
網野(あみの)
患者安全委員会の室長。
優しい一方で正義感が強く、阿里の単独行動もある程度黙認するなど器の大きさを兼ね備える上司。
入江(いりえ)
厚労省所轄の患者安全委員会の調査官で、阿里の同僚。
現実主義で、無理なことはしないタイプ。
紐倉 哲(ひもくら てつ)
右腕が義手の科学者。主人公・阿里のアドバイザーとして事件の解決に協力する。
黒野(くろの)
台田総合病院の院長。
松山(松山)
台田総合病院の医師。内部告発に協力する。
桶矢 登(おけや のぼる)
台田総合病院に入院中の患者。16年前にシャーガス食害事件を起こした桶矢食品の社長。
倉井(くらい)
医政局局長。事務次官に最も近いと言われる出世頭。
シャーガス食害事件の隠ぺいに加担する。
小泉 鈴子(こいずみ すずこ)
テレビ局のチーフディレクター。
シャーガス食害事件のきっかけとなったチチクチジュースを紹介する健康番組を制作していた。
宗森 秀一(むねもり しゅういち)
大学教官。研究分野はアレルギーと農学。
チチクチジュースを紹介する健康番組でその効能を解説していた。
曽我 文昭(そが ふみあき)
シャーガス食害事件の原告側の弁護士。
江里口 新(えりぐち あらた)
シャーガス食害事件の告発者。娘の慈帆が食害事件の被害者となって自殺した恨みからバイオテロを画策する。
時田(ときた)
公安調査庁の情報処理戦略室に勤務。紐倉の旧友。
高家 春馬(たかいえ はるま)
紐倉の助手。かつては医者として活動していたが、紐倉と出会った時点では辞めて塾講師をしていた。
いとこの花森明鈴が亡くなった事件において紐倉と関わり、助手となった。
再就職も難しく路頭に迷っている所を紐倉に助手として拾われる。
牧野 巴(まきの ともえ)
外務省より出向している内閣情報調査室健康危機管理部門に所属する女性官僚。
紐倉をアドバイザーとしており、彼に様々な依頼を持ってくる。
花森 明鈴(はなもり あかり)
高家のいとこ。
上野 由美恵(うえの ゆみえ)
明鈴の親友。会社員。
相田 光一(あいだ こういち)
Y大学の講師。ダイビングが趣味で、頻繁にタイ旅行に行っている。
瀬見(せみ)
不老不死を目指すガニメデ財団の代表。
コバヤシ
紐倉とも付き合いのある国際的な人体ブローカー。
園川 大次郎(そのかわ だいじろう)
一代で巨大な資産を築いたキガシマグループの創業者。
園川 務(そのかわ つとむ)
キガシマグループの会長。大次郎の義弟。大次郎の妹と結婚して婿入りした。
園川 直継(そのかわ なおつぐ)
キガシマグループの社長。務の息子であり、次期会長の有力候補。