11月の東京・新宿。潜水艇操縦士の小野寺俊夫は立ち寄った飲み屋で「ビルが突然地中に飲みこまれる」という不可解な事件に遭遇する。偶然居合わせたレスキュー隊員の機転で窮地を脱したかに思われたが、それは日本に起こる災厄の序章にすぎなかった…
(Amazon作品紹介より引用)
さっそく、1巻のあらすじと見どころを振り返ってみましょう。
新宿・異変の夜
深海調査を終えたばかりの潜水艇パイロット・小野寺俊夫は、後輩の結城と新宿で一杯やろうとしていた。
だが、11月だというのに異様な熱気と蝉の声――この街に何かがおかしい。
偶然相席したハイパーレスキュー隊員の玲子、そして突如現れた物理学者・田所。
彼が警告した直後、小野寺はグラスの水面がわずかに傾いていることに気づく。
鋭い直感が告げる危険。
次の瞬間、テーブルが地面に呑み込まれ、ビル全体が地下へと沈み始めた。
玲子の冷静な判断で客たちは脱出するが、最上階の託児所には子供たちが取り残されている。
炎と瓦礫の中、玲子は命をかけた救出に挑む――。
全員が脱出した直後、ビルは竜巻に呑まれるように地中へ消えた。のちに「始発点(プライマル・スクリーム)」と呼ばれるこの事件は、まだ世間には知られていない。
伊豆・予兆の連鎖
1か月後、伊豆をマグニチュード6.5の地震が襲う。斜面崩落、道路陥没――玲子も救助活動へ向かった。
官房長官の廣田は、現行の地震予知システムの限界を痛感していた。民間では予知技術が進んでいるのに、責任問題を恐れて政府は動けない。それでも廣田は、優れた学者の声に耳を傾けようとする。
総理秘書官・邦枝が推薦したのは田所雄介。
彼はすでに首都直下型地震や、スマトラをも超える未曾有の災害を予見しているかのようだった。
しかし田所は会議を欠席し、山中で独り釣り糸を垂れていた。
自分の予感があまりに恐ろしすぎて、誰にも受け入れられないだろうという孤独に苛まれていたのだ。
そこへ謎の老人・渡が現れる。
彼は田所の父のことや、政府の動きを知っていた。
渡の言葉に背を押され、田所は決意する。
科学者にとって最も大切なのは「カン」と「イマジネーション」――。
まずはカンの鋭い人材を集め、日本海溝への潜航計画を始動させることを。
【1巻のまとめ】
常識では説明できない異変が連鎖する。
新宿のビル崩壊に遭遇した小野寺は、研ぎ澄まされた感覚で危機を生き延びた。
一方、地球物理学者・田所は自らの予感と調査から、想像を絶する災害の到来を感じ取っている。
彼が集めようとするのは、データではなく「カン」のいい人間たちだ。
【1巻の見どころ】
圧倒的な臨場感
小野寺がグラスの傾きから異変を察知し、テーブルが沈下する寸前に仲間を救うシーン。
玲子が炎と崩壊の中で子供たちを抱えて脱出する場面。
どちらも息をつかせぬ緊迫感に満ちています。
孤独な予言者の苦悩
田所が山中で独り葛藤する姿は、物語に深い陰影を与えます。
誰も信じない予感を抱えた科学者の孤独――それでも彼は、真実に向き合おうとするのです。

次巻へ続きます。
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