売れない漫画家の鈴木英雄は、冴えない日常を過ごしていた。そんな中、奇妙な事件が報道され始める。それは感染した人間がゾンビのようになり他人を襲い始める謎の伝染病が流行し始める兆しだった。次第に感染者は拡大し、鈴木がアシスタントとして働いている職場の人間や、鈴木の恋人黒川徹子までもが感染してしまう。 世界がパニックに陥る中で、生き残りをかけた英雄の戦いが始まった。
謎の感染症による平凡な日常の崩壊を描いたSFホラー漫画。
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
冴えない漫画家の鈴木英雄
主人公・鈴木英雄は、さえない35歳の漫画家。
夜は孤独に幽霊に怯えながら趣味の猟銃まで引っ張り出して過ごし、日中は漫画のアシスタントとして日々働いている。
職場では同僚にも冷たくあしらわれる存在だが、唯一といっていい癒しは同じく漫画のアシスタントをしている恋人・黒川 徹子(てっこ)。
しかしてっこは英雄が元同僚で先にプロデューした漫画家であり元カレの中田 コロリのもとで働きながら英雄の不甲斐なさをなじる始末であり、英雄は中田に嫉妬を抱えていた。
英雄はデビュー作は連載開始後半年で早々に打ち切られ、借金も背負い、アシスタントをしながら再デビューを目指しているのだった。
噛み付き事件が多発、そして恋人までも…
ネームを描いては持ち込む日々が3年を経たが、出版社には相手にされず、さらに居合わせた中田に優しく応援されるなど悶々とした日々。
そんなある日、英雄はタクシーの人身事故現場を目撃する。
首の骨が折れているはずの女性が歩いて去っていくという恐怖体験をした英雄はすぐさまてっこに慰めてもらう。
ところが平穏な日常は崩れ去っていくことととなった。
全国的に人が人に噛み付く事件が多発し、英雄が目撃したタクシーの人身事故もその一環で警察官が多く配備され始める。
酔った勢いで中田への嫉妬を口にしてっこと仲違いしたまま翌日仕事に出た英雄。
ニュースでは厚労大臣が入院してその入院先で銃撃戦が起こるなどの報道が出てきた。
英雄の職場でもアシスタント仲間が体調不良を訴え出し、てっこと仲直りをしたい英雄はメールのやりとりでてっこも体調が悪いことを知る。
翌日、射撃練習がてらてっこの家に向かった英雄。
しかし中からは変わり果ててゾンビのような姿になったてっこが勢いよく飛び出し、英雄に襲い掛かるのだった。
【1巻のまとめ】
冴えない漫画家の鈴木英雄は再デビューを目指しながら悶々とした日常を送っていた。
唯一の癒しは恋人の黒川徹子(てっこ)の存在だが、てっこも何かと元カレで漫画家の中田コロリのことを引き合いに出し、英雄は嫉妬心を煽られる日々。
そんなある日、全国的に「噛み付き事件」が多発し、銃撃戦が起こるといった報道が立て続けに起こる。
英雄も深夜、タクシーに轢かれて両腕と右足が潰れ、首が真後ろに折れても運転手に噛み付き、奇声を発し立ち去る女性を目撃。
そして体調不良を訴えていたてっこもまた、変わり果てたゾンビのような姿になって英雄に襲い掛かるのだった。
次巻へ続きます。
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