銃と暴力に支配された近未来の東京で若い男女が狙い殺される。容疑者は不死身の少女、赤ずきん。彼女の願いはただひとつ、運命の人=狼に食べられること…奇才・玉置勉強が放つダークファンタジー。
(U-NEXT作品紹介より引用)
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。
赤ずきん
狼に食べられることを日々夢にみている赤ずきん。
狼を探すために毎日のように殿方に犯され、違ければ殺す生活をしている。
今日もいつも通り殺そうとした時、赤ずきんを狙う武装した男たちが突入。
殺意を感じた赤ずきんは7階から飛び降りて逃走。
運良くトラックの上に降り、自分を匿うがてら犯そうとしてきた男たちを皆殺しにしてその死体を川へと流す。
まだまだ赤ずきんの欲は満たされないのだった。
赤ずきんの仕事
最近は市場で人間の臓器や器官の需要が高まっている。
赤ずきんは今日も人間の肉や臓器のために働く。
仕事で殺す所を見られて口封じをしたが通報されてしまい、外でトイレをしていた所を赤ずきんの逮捕に執念を燃やすジェンティーレ刑事が追ってきた。
逃走する赤ずきんは狙撃隊と対峙、銃を何発も被弾しながらも死ぬことはなく、悪魔のような本来の姿と化して狙撃隊を全滅させた。
そして無事に逃げられた赤ずきんはお世話になっている肉屋のアジトへと戻り、主人のマルコや客のウィッチらと合流するのだった。
新しい仲間
純粋な乙女の魂を求め夜の上空を徘徊する淫魔。
しかし、純粋とはかけ離れた欲に紛れた人達しかいない。
そんな所に気持ちよく寝ている赤ずきんを見つける。
赤ずきんの全てを吸い取ろうとするが、逆に返り討ちにされてしまい夢から覚める。
悪夢から解放された淫魔だが、姿が猫に変わっていた…。
赤ずきんから逃げられもせず、ペットのルカとして飼われはじめる。
依頼
赤ずきんに固執するあまり警察を辞めたジェンティーレは、自分の退職金等多額のお金を使って【今まで失敗したことがない】という暗殺者に赤ずきんの暗殺を依頼する。
依頼を受けたヴィヴィアンは手紙で赤ずきんを呼び出して襲撃し、先頭が始まる。
驚異的な連射と身体能力により互角の銃撃戦を繰り広げるヴィヴィアン。
その正体は、腕が4本ある異形の少女だった。
剣で接近戦に持ち込んだヴィヴィアンが赤ずきんを追い詰め、その身体を真っ二つに。
ヴィヴィアンはトドメの骨まで溶ける液体をかけようとするが、赤ずきんは高らかに笑いはじめ、切断された下半身がヴィヴィアンを文字通り一蹴。
しかしちょうどその時、人間離れした2人の戦いを遠くから注視していたジェンティーレは赤ずきんにはどう足掻いても敵わないと悟ったのか、執念を失って自ら命を絶った。
赤ずきんはヴィヴィアンを殺すつもりがなく、ヴィヴィアンも依頼主の死によって赤ずきんと事を構える理由を失ったことで、2人は友人となることを選ぶ。
赤ずきんが友達になったヴィヴィアンをマルコの元へと連れ帰ると、マルコははじめは追い返そうとしたものの、ヴィヴィアンが異形の人間だと知ると性癖に刺さり、歓迎するのだった。
教会
場面は変わり、ルーポという少年は昨夜淫らな夢を見てしまい、起きた時に興奮していた為自慰をしてしまったと教会で懺悔をする。
教会の幹部であるベッテガはルーポに不安定な兆候を認め、監護を継続。
このベッテガはウィッチとも親交があるようだが、神のような存在の命を受けて赤ずきんを狙っている様子。
そしてそのための鍵をルーポが握っているのであった。
【1巻のまとめ】
狼に⾷べられることを⽇々夢にみながら、闇社会に生きる⾚ずきんの少女。
ある⽇赤ずきんの逮捕に執念を燃やすジェンティーレ刑事に狙われ、殺し屋として雇われた4本腕の少女ヴィヴィアンと戦闘になるが、結果としてジェンティーレは自ら命を絶ち、雇い主を失ったヴィヴィアンとは仲間になった。
場⾯は変わり、赤ずきんを殺すことを企むベッテガという教会の幹部。
そのカギは孤児のルーポという少年が握っているのであった。
【1巻の見どころ】
この巻の見どころは、狼に食べられることを夢見る赤ずきんが闇社会で生き抜く過酷な日常です。
追われる身でありながらも銃撃戦で狙撃隊を全滅させる圧倒的な強さが際立ちます。
また、4本腕の異形の少女ヴィヴィアンとの激闘では、赤ずきんの驚異的な再生力と戦闘力が鮮烈に描かれ、最後は互いに友となる意外な展開も興味深いです。
さらに教会幹部ベッテガの登場と、鍵を握る孤児ルーポの存在が物語の深い謎を示し、今後の展開に期待が膨らみます。
赤ずきんの闇と光が交錯する緊迫の物語が読者を惹きつける一巻です。

次巻へ続きます。
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