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エリーゼの献身で血塗られた悲劇を回避、永遠の愛を誓う大団円『外科医エリーゼ』14巻(完)【ネタバレ注意】

~前巻のあらすじ~
皇帝は快方に向かい、リンデンへの疑いも晴れることとなった。

一方で千載一遇のチャンスを逃してしまった貴族派はいよいよ追い込まれる。

悲劇を回避すべくエリーゼはミハイルのもとへ向かうが、貴族派に見つかり捕らえられてしまった。

なんとか解放されたエリーゼは、改めてミハイルが皇位に興味があるわけではないことを確認した。

それを受けてリンデンに貴族派の助命を求めるが、当然よい返事は得られない。

もうすでにどちらかの血が流れなければこの政局が片付かない状況にまで陥っていた。

最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。

痛み

メルキト伯爵が恥を忍んで駆けつけたエリーゼに侯爵の治療を願い出た。

今チャイルド侯爵が死んでしまえばすべてが終わってしまう。

エリーゼがすぐに手術に取り掛かり、無事に成功した。

目を覚ました侯爵は、素直にエリーゼに感謝を述べたものの、結局余命は数か月程度であることを知る。

恩に報いたいという侯爵にエリーゼは、リンデンたちの母にまつわる事件の詳細を訪ねた。

しかし、開き直り激高した侯爵はなにも聞き入れるつもりはなさそうだ。

仕方なくエリーゼは、リンデンとミハイルの心の痛みに心を寄せるよう諭してその場を後にした。

侯爵は娘のユリエンに事件の是非を問うと、叔母の苦しみを慮りながらもはっきりとその過ちを非難した。

贖罪

侯爵は直ぐに皇宮に向かうと、皇后が捕らえられていたという百院の塔に足をはこぶ。

皇后が入れられた牢獄を目にし、塔の屋上でこれまでの行いに想いを巡らせるが、そこにリンデンが姿を現す。

怒りを隠さないリンデンに対し、伯爵は心からの謝罪を申し述べた。

しかし受け入れられないリンデンは、謝罪の証明に対価を求める。

すると侯爵は塔から身を投げ命を差し出した。

自身なりの贖罪を終えた侯爵は、この上ない穏やかな表情で息絶えたのだった。

これに理性を失ってしまったリンデンは、貴族派を根こそぎ捕らえるよう指示を出し、自身はマリエン皇妃を討ちに向かう。

振り上げられた剣が皇妃の首を断とうとしたその瞬間、後ろからエリーゼが声をかけた。

すんでのところで剣先は止まり、皇妃は命をとりとめる。

我に返ったリンデンは涙を流し、彼らを許さなくてはいけないのかと問う。

エリーゼは許さなくてもよいので、苦しまないよう諭すのだった。

なにかふっきれたような表情を見せたリンデンは、クリスに貴族派を全員集めた食事会を執り行うよう命じる。

しかし、ミハイルにだけはその前に自身のもとへ直接訪れるよう伝えるのだった。

貴族派の処分

食事会当日、リンデンはミハイルと皇妃に追放処分を命じる。

それは、本来のリンデンの望みに比べれば赦しにも等しい処分だった。

集められた貴族派の面々に謀略の証拠や個人の罪をを突きつけると、貴族派達はみな慌てて言い訳を始める。

そんな中下された処分は、皇室に改めて忠誠を誓うことでこれまでの罪をなかったことにするというものだった。

首謀者の平民降格は避けられなかったが、処刑が当然の罪にも関わらず驚くほど寛容な処分だ。

貴族派は全員リンデンに忠誠を誓い、すべての罪は赦されることとなったのだった。

いまだ今回の処分に迷いを見せるリンデンだったが、エリーゼはリンデンが幸せであることを願い、そばにいることを誓う。

死んだ母と姉もリンデンの幸せを願っているに違いなかった。

その後

ミハイルはリンデンと真の和解を遂げ、いつか酒を酌み交わすことを約束して帝国を去っていった。

家を継いだユリエンは貴族派の名称をエリーゼにちなんで「ランプ党」と命名する。

ずっと断り続けてきたクリスの求愛に少しだけ歩み寄りを見せるのだった。

皇室十字病院ではグレアムが見習いとなったジェイの指導に勤しんでいる。

エリーゼとグレアムに憧れて医師を志すジェイだったが、グレアムはどうも別の感情を抱き始めているようだ。

リンデンはついに戴冠し、帝国第12代皇帝に即位する。

ミハイルや皇妃だけでなく貴族派まで残らず処刑されるという血塗られた悲劇はついに回避されたのだ。

火あぶりで幕を閉じたエリーゼの前世だったが、今度の人生に悔いはない。

ついに結婚式を迎えた二人は、民衆と神のまえで永遠の愛を誓い唇を交わした。

エピローグ

葵と言う名の医学生の少女は友人と飛行機で海外に向かう。

「現代医学の母」と呼ばれるエリーゼ・ド・ロマノフの生家を見に行くためだ。

150年も前に書かれた医学書は未だ大きな改定もなく使われ続けている。

それ故に、医学を志す者たちが数多く訪れる観光名所として名を馳せていた。

到着すると、ガイドの案内と解説を受けながら中を見ていく。

最後に寝室にたどり着くと、リンデンとエリーゼの大きな写真が飾られていた。

その下にはエリーゼがなし遂げた数々の業績が連ねられている。

その時、一人の青年が入ってきた。

医療従事者ではないが、エリーゼの生家を一度は見ておきたかったというその青年に葵は解説を申し出る。

葵はとっつきにくい雰囲気の彼になんとなく見覚えのあるような感覚を感じるのだった。

【14巻(完)のまとめ】

エリーゼによってチャイルド公爵は一命をとりとめる。

しかし、リンデンへの謝罪のために自ら命を絶ってしまった。

これに動揺したリンデンは理性を失い、貴族派を処刑しようとするものの、エリーゼの説得によって思いとどまった。

ふっきれたリンデンは、貴族派に赦しを与え、血塗られた悲劇はついに回避される。

皇帝に即位したリンデンとエリーゼはついに結婚し永遠の愛を誓った。

【14巻(完)の見どころ】

この巻の見どころは、チャイルド侯爵の命を救ったエリーゼの献身と、それに続くリンデンの感情の爆発です。

貴族派を許すか否かで揺れるリンデンの内面が丁寧に描かれ、エリーゼの言葉が怒りを静めていく場面は胸を打ちます。

さらに、血塗られた未来を回避し、リンデンが皇帝に即位、エリーゼと結ばれる結末は感動的です。

時代を超えて尊敬されるエリーゼの姿が、現代の医学生にまで受け継がれていることに深い余韻を残します。
管理人

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