中学校ではいじめられっ子だった柄本つくしは、入学した聖蹟高校のクラスメイトにしてサッカーの天才・風間陣と偶然知り合い、仲間とサッカーすることの楽しさを知ったことで一緒にサッカー部に入部する。
初心者のつくしは全く練習についていけないが、仲間と一緒にサッカーがしたいという想いと根性がいつしか同級生たちにも伝播していき、練習は全然でも不思議とつくしに人望が集まり始めていった。
そしてインターハイ東京都予選が開幕。
合同合宿や練習でつくしが着実に成長するなか、怪我明けながらも圧倒的なフィジカルの強さを誇るキャプテン水樹に引っ張られて聖蹟はインターハイ東京都予選の決勝まで勝ち上がる。
決勝の相手は天才MF犬童や「死神」の異名を取るエースの成神らがいるライバルの桜高。
風間が最初のプレーで観客たちの目をくぎ付けにするが、すぐさま桜高も成神がドリブルで聖蹟の守備を切り裂き、やり返す。
押し込まれる時間が続く聖蹟、聖蹟のトップ下である君下はボールを水樹に預けることを選択するのだった。
4巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
水樹が先制点をもぎ取る
豪快なシュートで次々とゴールを脅かす水樹。
同じサッカー初心者から成り上がった者としてつくしに目をかけていた水樹は、つくしに強くなるためのメッセージを伝えようと始めから全力でプレー。
そして水樹が執念で桜高のゴールをこじ開け、先制点をもぎ取った。(前半 聖蹟1-0桜高)
犬童にゴールを許し、同点のままハーフタイムに
犬童に風間をマンマークでつけ、流れを一気に引き寄せたい聖蹟。
ところが風間でさえも犬童に子供扱いされ、わずか5分後に犬童にゴールを許してしまう。(前半 聖蹟1-1桜高)
これまで出会ったことのない異次元の才能を前にした風間は、初めての敗北を味わいながらも何度でも挑んでいく。
前半を同点で折り返した両チーム。
ムードは明るい聖蹟だが、犬童を抑え続ける風間とチームのために身体を張り続ける大柴の消耗が激しい様子。
君下と大柴と犬猿の仲だったが、つくしや風間たち後輩の必死さに応えるために一時休戦とし、共にチームの勝利のために戦うことにするのだった。
桜高に一歩及ばず、決勝で敗退
後半も聖蹟は激しい運動量で前線からプレスをかけ、真っ向からの勝負に臨む。
大柴が全力でボールを追ってチームを鼓舞し、大柴がガス欠を起こしたところでつくしが投入。
そして風間とつくしの2人がかりで犬童からボールを奪い、反撃へ。
カウンターから君下のスルーパスがつくしへと渡り、GKと1対1の絶好の場面を迎えた。
ところがつくしのシュートは後一歩及ばず、ゴールライン手前まで戻ってきた成神に阻まれてしまう。
そして桜高が攻勢を強め、試合終了間際に犬童と成神の阿吽の呼吸で聖蹟のゴールをこじ開けた。(後半35分 聖蹟1-2桜高)
残り5分、まだ勝利を諦めずに全力で攻める聖蹟。
風間の突破でチャンスを作り、ゴール前で完全にフリーになったつくしにパスが渡るが、つくしのシュートはポストに阻まれゴールならず。
聖蹟は決勝で敗退するのであった。(試合終了 聖蹟1-2桜高)
敗北を噛みしめる聖蹟の面々
笠原が部を引退し、敗戦を噛み締める水樹たちは次の選手権に向けて再び前を向く。
いつもは飄々としている風間も、初めて「負けて悔しい」という感情に気付き、聖蹟が自分にとって居心地のいい場所であったことを身に染みるように感じる。
一方、絶好のチャンスをモノにできなかったつくしは失意のドン底にいた。
そんなつくしのもとを、生方が訪れるのであった。
【4巻のまとめ】
聖蹟と桜高の決勝は水樹と犬童がゴールを奪い合う緊迫した展開となるが、試合終了間際に訪れた絶好のチャンスをつくしが決めきれず聖蹟は決勝で敗退となった。
水樹らは次の選手権に向けて気持ちを切り替え、風間は初めて「負けて悔しい」という自分の感情に気づく。
一方、絶好のチャンスをモノにできなかったつくしは失意のどん底におり、そんなつくしのもとをクラスメイトにしてマネージャーの生方が訪ねるのであった。
次巻へ続きます。
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