「再生者」であるギルベルトは仲間の仇を取るため、普段からは想像できない気迫で暴れまわる。
息子のためにバースデーカードを買おうとするK・Kは、強襲してきた武装集団を一掃した。
5巻のあらすじを振り返ってみましょう。
ネジ
異界人「ネジ」は、大好きなハンバーガーのためならいくらでも金を出すので、ある2人組にカモにされていた。
その様子を目撃したレオはネジと友人になり、彼のためにハンバーガーを買ってきてあげるようになった。
記憶を消す胞子
借金取りに脅されている2人組は、ある日ネジを轢いてしまう。
腹いせに暴行を加えると、ネジは特殊な胞子を噴出し、その場にいた人々の記憶を奪った。
ガスマスクのおかげで記憶を失わなかった2人組の片割れは、胞子を悪用するためネジを誘拐した。
一緒に誘拐されたレオはネジを助けようとするが、殴られて出血し倒れてしまう。
友人が傷つけられるのを見たネジのストレスは頂点に達し、すさまじい勢いで胞子を噴出させた。
胞子を最も近くで浴びた誘拐犯は廃人になり、レオは一か月分の記憶を失った。
ネジとレオはお互い全てを忘れてしまったが、バーガーがきっかけで再び友達になった。
裸獣汁外衛賤厳
インドの空軍基地を壊滅させた上位のBBがヘルサレムズ・ロットにやってきた。
ライブラが駆けつけると何者かがBBと交戦しており、K・Kとスティーブンの2人がかりでも手こずるような相手をあっという間に、殻のように閉じこもり急速再生治癒を図りながら外部からの刺激には超反射で反撃する最終自閉形態「真胎蛋」になるまで弱らせた。
BBと交戦していたのはザップの師匠「裸獣汁外衛賤厳」であり、数多くのBBを倒してきた伝説の人物だった。
弛みきった弟子を見た汁外衛は、彼を連れ帰ろうとするが、クラウスらはライブラの一員として残してほしいと頭を下げる。
ヘルサレムズ・ロットに残す代わりに、真胎蛋の攻性解除をさせるよう求めた。
攻性解除のためには、表面にある眼球のような6つの器官を同時に射貫かなければならず、少しでもズレれば命はない。
あまりにも困難な状況だが、尋常でない集中力を発揮したザップは見事に成功させた。
ツェッド
汁外衛に追われてヘルサレムズ・ロットに来たのはBBの下半身だけだった。
上半身はザップの弟弟子で半魚人の「ツェッド」が飛行機に縛り付けて運んでいた。
ヘルサレムズ・ロットを守るタコ足すら利用してBBを倒そうとする汁外衛の作戦に、ライブラは全面協力する。
ライブラの猛攻をかわしながら半身を取り戻そうとするBBを、ザップとツェッドの連携技が襲う。
大ダメージを与えられたBBは密封され、その脅威は去った。
汁外衛は「ツェッドを任せた」と言い残して姿を消し、何も聞かされていなかったツェッドは過労とショックのダブルパンチで倒れた。
【5巻のまとめ】
記憶を消す胞子を出す異界人「ネジ」と友人になったレオは、胞子を悪用しようとする者達にネジともども誘拐され、集団記憶喪失事件に巻き込まれる。
ライブラにはザップの弟弟子で半魚人の「ツェッド」が加わった。
【5巻の見どころ】
この巻の見どころは、レオとネジの心温まる友情、そしてライブラに新たな仲間が加わる瞬間です。
記憶を消す胞子を持つ異界人ネジと友人になったレオが、ネジを利用しようとする者たちに巻き込まれ、記憶を失う展開は切なくも感動的です。
バーガーを通じて再び友情を築くラストには、静かな余韻が残ります。
また、ザップの師匠・汁外衛が登場し、伝説の戦闘技術を披露する場面も圧巻です。
ライブラの仲間としてツェッドが加わるまでの流れは、シリアスながらもコミカルな要素が混ざり、彼の成長が期待される展開となっています。

次巻へ続きます。
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