おバカが集まる龍山高校が倒産の危機。債権整理にやってきた桜木は急に気を変えて学校を再建することに。
その時桜木は1年以内に東大生を1人出して、学校を超進学校として有名にする方法を選んだ。
桜木自らが特別進学クラスの担任となったものの、集まった生徒は水野と矢島の2人。
伝説の教師・柳の力のもと10日間のスパルタ合宿で計算力を鍛える。
一方、桜木は現行の教師に対してテストメインで行う授業スタイルの革命についてくる者だけを再雇用すると宣言し、1・2年にも特別進学クラスを創設するなど学校改革に本格的に乗り出した。
そして英語教師の川口、国語教師の芥山、理科の助っ人・阿院が合流し、社会は桜木自らが担当しながら実力をつけ始める。
新学期に入り矢島に現役東大生の家庭教師が付くことになるなか、同じ家庭教師に教わりながら東大を目指す京都のエリカも勉強仲間に加わり、相乗効果で合格へ突き進んでいく。
センター試験本番まで残り40日を切り、受験突破に向けた勉強法はすべてやり尽くした。
そして最後のセンター模試でついに2人は700点越えを達成し、桜木の予言通り成績の急上昇が実現した。
それでも合格安全圏にはまだまだ足りない。
本当の戦いはこれからなのであった。
18巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
予言の自己成就
水野と矢島が700点を突破したことで驚きを隠せない教師たち。
桜木は東大合格を考えたらまだ序の口としつつ、2人の急成長のメカニズムは予言の自己成就にあると説明する。
桜木や講師たちはこれまで2人に「成績は冬までに急上昇する」と何度もしつこく言ってきた。
相手に対する気持ちがこもった本気の言葉は予言となって相手にも言った人にも影響を及ぼし、やがて予言は的中する。
生徒と教師が共に成功をイメージして目標に向かっていくのが桜木の予言の最大の効果なのであった。
受験でも期末試験を実施することが重要
いよいよ2学期も終わりが近づく。
受験とは関係なく期末試験を実施することを決める桜木。
期末の問題も入試に出る可能性は当然あり、学校の授業を完璧に理解して自分なりに工夫するのも重要な受験対策法。
そもそも学校の授業に無駄なものはなく、超進学校では学校中心ではなく自分中心の生活をしている生徒が多いとその年は合格率が下がるという。
「子供の成長には規律と統制が不可欠であり、学校を基本として学んでいくなかでこそ個性や自主性も伸ばすことができる」と桜木は主張するのであった。
精神的なコンディションをベストに保つ方法
センター試験の受験票が届く。
受験間近に精神的なコンディションをベストに保つ方法として、桜木は心のなかを根拠のある自信と根拠のない自信でいっぱいにすることを挙げる。
根拠のある自信は主に勉強の量。
それだけでは埋まらないところをこじつけや思い込みレベルでもいいから根拠のない自信で埋めることで、不安を解消して勉強に集中できるようになる。
キリのない不安を忘れるように自分の考え方を変えるというのがベストなのであった。
予備校の冬期講習を上手に利用せよ
期末試験の結果は上々。
水野と矢島は有名進学校とほぼ同じレベルの問題をクリアできるまでになった。
そしてエリカが予備校の冬期講習を受けるために1週間上京することとなり、本田の提案で水野と矢島も一緒に冬期講習を受けることに。
予備校にとって冬期講習は客のかきいれイベントであり、各校とも入試問題を予想して出し合って的中を争うもの。
丸一日予備校に缶詰めだと受け身になりやすいため、ベストなのは必要な講座だけピンポイントで受けたら帰って自分の勉強に集中すること。
予備校の冬期講習の後は、矢島の家でエリカ・水野も一緒に本田に勉強を見てもらうことになるのだった。
センター過去問の勉強法
センター過去問の勉強法を伝授する本田。
秘訣その1は60分の試験問題に40分の答え合わせをするように時間配分すること。
センターの過去問で大事なのは解いた後の答え合わせと復習であり、解いた問題は一度で完璧に仕上げるべし。
秘訣その2は2パターンで過去問を解くこと。
苦手な科目は数年分をまとめて重点的にしつつ、本番の試験状態に近づけるためには時間割りどおりに全科目を順番に解くことも大事。
秘訣その3は必ず全問をマークすること。
当たり前のことと思われがちだが、分からない問題でも必ず何かをマークすると意識することで当てずっぽうが当たる可能性を残すことができる。
最後の秘訣は答えに迷ったらどうするか決めておくこと。
たとえば初めに行き着いた選択肢、番号が若い選択肢、など予め自分が迷わないためのルールを決めておくことで時間の浪費を防ぎながら気持ちに切り替えをつけることが大事。
これら4つがセンターの攻略の秘訣なのであった。
自分たちの力による学校改革へ
特別講師たちは全国から引く手あまたであり、1年の特別契約が切れれば龍山高校から離れることとなる。
翌年の経営計画も考えなければならない桜木は、まず生徒たちの志望調査の結果として特進クラスは文系・理系のコース別にすることを決める。
文系コースは井野に、理系コースは高原に担任をするよう指示し、宮村も加えた3人で東大合格に必要な勉強法を今のうちに受け継いでもらうことに。
特進クラス全員の東大合格、将来的なは東大合格者100名という明確な目標に向かって、自分たちの力だけでの学校改革が始まるのであった。
【18巻のまとめ】
期末試験を終え冬休みに入り、予備校の冬期講習に通うことに。
冬期講習はどの予備校も一番力を入れており、予想問題が的中する確率も高い。
そしてセンター試験まで残り1か月を切り、本田からセンター過去問の勉強法を伝授された水野と矢島。
いよいよ本番が近づくのであった。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考これであなたも東大に!1年で合格を掴む勉強の秘訣がタメになる『ドラゴン桜』全21巻【ネタバレ注意】
続きを見る