兵庫県に住むキー坊は古武術・灘神影流の継承者で地元の不良や暴走族も敵わない高校生。
ある日キー坊は父・静虎に鍛えられながら様々な格闘家たちとの戦いを通じて奥義を会得していく。
著名な格闘家が参戦したトーナメント・TDKに出場し、ガルシアとキー坊が決勝へ進出。
ガルシアの実の父は"怪物を超えた怪物”の異名を持つ男にして静虎の双子の兄である鬼龍、同じ灘神影流の血を引く者同士の死闘となる。
最後は死力を振り絞ったガルシアのパンチでキー坊が失神、ガルシアが優勝を手にしたが、戦いの中でキー坊が放った奥義・蠢蟹掌が原因で、試合後にガルシアは帰らぬ人となってしまった。
それでも自身のトラウマと向き合い、ガルシアを殺めてしまったスランプから完全復活したキー坊。
一方、鬼龍の狙いは宮沢一族を悲劇の渦に陥れた究極奥義・呪怨の習得にあることが判明した。
封印のために2つに分かれて保管されていた呪怨の秘伝書を狙う鬼龍と、完成を阻止したい静虎。
静虎と鬼龍の父・金時が鬼龍を倒すべく決闘を仕掛けるが、鬼龍は半分の秘伝書から不完全ながらも呪怨を再現し、呪怨を受けた金時は記憶を失い介護が必要な状態になってしまった。
過去に長兄・尊鷹を手にかけたうえに父までも襲った鬼龍に激しい敵意を燃やす静虎は鬼龍の申し出を受け、互いの秘伝書を懸けて決闘が始まる。
キー坊と陳老師が見守るなか、互角の攻防を繰り広げる2人。
しかし鬼龍が放った塊蒐拳が静虎にヒットし、静虎はあと5年で死ぬ身体になってしまう。
一族の宿命に翻弄される2人の戦いの行方は―。
最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
静虎vs鬼龍 一族の宿命を背負う2人の死闘
徹底的な悪として生きる道を選んだ鬼龍がラッシュを仕掛け、静虎の右肩を破壊する。
脱臼と同時に靭帯が切れたことで、灘神影流の脱骨術でも治せず、静虎の右腕が死んだ。

〈静虎の右腕が死ぬ [高校鉄拳伝タフ 42巻](c)集英社/猿渡哲也〉
防戦一方となった静虎の姿を見守ることしかできないキー坊。
しかし静虎も決死の覚悟で左腕一本でも奥義・逆瀧を放ち、反撃に出る。
それでも決着はつかず、ついに鬼龍が禁断の呪怨を静虎に放った。
対する静虎は虎二郎の秘伝書で得た呪怨の攻略法を実践し、呪怨返しで鬼龍にカウンター。

〈鬼龍の呪怨にカウンター [高校鉄拳伝タフ 42巻](c)集英社/猿渡哲也〉
さらに鬼龍は陳老師にキセルで刺されたダメージが出始め、命の灯が燃え尽きるほどの勢いで力が暴走していく。
頭髪は抜け落ち、溢れ出るパワーを解き放つ鬼龍。

〈鬼龍のパワーが暴走する [高校鉄拳伝タフ 42巻](c)集英社/猿渡哲也〉
この土壇場で鬼龍は真正・呪怨を完成させ、再び静虎に放った。
真正・呪怨は静虎の側頭部にヒットし、静虎は安らかな笑みを浮かべながら倒れるのだった。

〈真正・呪怨が静虎にヒット [高校鉄拳伝タフ 42巻](c)集英社/猿渡哲也〉
土壇場で静虎が会得した究極奥義・幻朧
怒るキー坊が鬼龍に殴りかかるが、鬼龍は「憎しみは人間を強くさせる。強くなったら俺が潰してやる」と言い残して去ろうとする。
しかし闘いはまだ終わっていなかった。

〈限界を超えて立ち上がる静虎 [高校鉄拳伝タフ 42巻](c)集英社/猿渡哲也〉
肉体は既に限界を超えながらも立ち上がった静虎がゆっくりと鬼龍の方に歩みを進める。
武人として潔い死を与えるべく襲い掛かる鬼龍に対し、静虎は歴代の達人でも為しえなかった「闘わずして勝つ」という悟りの境地にある究極奥義・幻朧を放つ。

〈殺意を跳ね返す究極奥義・幻朧 [高校鉄拳伝タフ 42巻](c)集英社/猿渡哲也〉
相手が放つ殺意のエネルギーをそのまま跳ね返す至高の技により、鬼龍は自分の殺意に怯える。
それでも自分のプライドに賭けて恐怖に立ち向かい、静虎に拳を放つ鬼龍。
その拳は寸止めに終わったが、既に静虎は力尽きており、笑みを浮かべながら静かに倒れるのだった。

〈鬼龍が辛くも勝利 [高校鉄拳伝タフ 42巻](c)集英社/猿渡哲也〉
宮沢一族を背負うキー坊
戦いは鬼龍が勝ったが、その表情は敗北にも似た屈辱にまみれていた。
鬼龍は去り、そしてキー坊が静虎の教えを胸に灘神影流の15代当主を正式に襲名する。

〈キー坊が灘神影流の当主に [高校鉄拳伝タフ 42巻](c)集英社/猿渡哲也〉
鬼龍に敗れた静虎は一命をとりとめていたが、意識も記憶もはっきりしない廃人のようになってしまっていた。
若くして灘神影流の看板を背負うこととなったキー坊。
一族の宿命も背負った戦いはこれから始まるのだった―。

〈廃人になった静虎 [高校鉄拳伝タフ 42巻](c)集英社/猿渡哲也〉
【42巻(完)のまとめ】
戦いの中で真正・呪怨を完成させた鬼龍に対し、静虎も相手の殺意をそのまま返す究極奥義・幻朧の境地に至る。
2人の勝負は鬼龍に軍配が上がり、力尽きた静虎は安らかな表情で静かに倒れる一方、苦戦した鬼龍は敗北にも似た苦い表情で去っていく。
静虎は戦いの後遺症で意識も記憶もはっきりしない廃人のようになり、キー坊が灘神影流の15代目当主を襲名。
若くして灘神影流の看板を背負うこととなったキー坊、一族の宿命も背負った戦いはこれから始まるのだった。
次シリーズへ続きます。
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参考これぞリアル系長寿格闘漫画の原点!『高校鉄拳伝タフ』全42巻【ネタバレ注意】
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