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前巻はこちら野菊を信頼し活躍を続けるかさね、しかしその裏では野菊の裏切りの計画が…『累』8巻【ネタバレ注意】
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9巻のあらすじを振り返ってみましょう。
計画失敗
野菊の計画が実行される時がきた。
すり替えた口紅でかさねと口づけをした時、野菊は順調に進んでいると思った。
かさねの演技は後半も素晴らしく、遂に口紅の効果が切れるカーテンコールの時間に。
しかし時間が経っているはずなのにかさねの顔は変わらない。
野菊は焦った。
舞台上で一瞬だけ恐ろしい表情をしたかさねと目が合った瞬間眠くなり、倒れてしまうのだった。
野菊の裏切り
目が覚めると野菊は地下室に閉じ込められていた。
羽生田がなぜ野菊の計画に気づいたのか説明し終える頃、かさねが部屋にやってきた。
かさねはすり替えられた口紅を見るまで、野菊のことを信じていた。
かさねは羽生田から野菊が妹であることや、ニナを殺したことを聞いた。
かさねは裏切られていたことに絶望し、怒りに震えながら野菊との友情を捨てる覚悟を固める。
対する野菊はかさねに母がいざなに苦しめられた過去をぶちまけるが、かさねは動揺もせず、母と自分は関係ないと言う。
野菊や羽生田は自分にいざなの姿を重ねるが、かさねはあくまで自分自身のために口紅の力を借りて女優として生きているのだと。
もし口紅の秘密を知って裏切った野菊が使い物にならなくなっても、また次の顔を探せばいい。
かさねは自分が生きるためにはもう手段を選ばないつもりなのだった。
いざなの過去
地下室の外、羽生田はかさねにいざなの過去について打ち明ける。
羽生田といざなの故郷である朱磐の村では古い習わしによって、醜い顔で産まれたいざなは間引かれるはずだったが、見かねた助産婦がいざなを隠しながら育てたこと。
いざなは村人との接触を許されず、狭い小屋で孤独に暮らしながら自分の負った宿命を噛みしめ、村人たちへの恨みを募らせていたこと。
偶然にも顔を入れ替える力を持つ鉱石を発見し、それを利用して村に住んでいた美少女と顔を入れ替え、そのまま村に放火し街へ出たこと。
美しい顔を持ちながらお人よしでどこか抜けた性格の舞台女優の透世と出会い、顔を入れ替え演じ始めたこと。
演出家の海道与と出会い、女優として大成していく仲で彼を愛してしまったこと。
最初は透世との仲も上手くいっていたが、透世は海道がいざなを自分の劇団へ引き抜きに来たことを知ると、慣れ親しんだ劇団を辞めることに反対し、女優を辞める意思を伝えに海道に会いに行ってしまう。
しかし透世そこで海道に説得され、いざなと顔を入れ替えながら女優を続けることを決意するのだった。
海道との結婚
いざなは透世の顔のまま、海道と結婚した。
しかし生まれた子供(かさね)はいざなに似てとても醜い子だった。
怪しんだ海道は探偵に妻について調べさせ、いざなと透世と顔を入れ替えるため口づけしようとする瞬間を目撃する。
いざなの本当の顔を知った海道は、いざなとかさねを家から追い出し、代わりに透世を妻として迎え入れた。
しかし海道は妻が別人であったことを受け入れられず、精神的におかしくなっていた。
透世の仕草や女優としての能力がいざなと違うことに腹を立て、暴力も振るうように。
そして透世が海道の子を妊娠すると、海道は美しい顔で生まれてくるであろう子供を利用し、自分の理想の家族を作ることを思いつくのだった。
【9巻のまとめ】
口紅をすり替えてかさねを絶望のどん底に突き落とす野菊の計画は羽生田に気付かれ、失敗に終わった。
かさねも野菊に裏切られていたと知り絶望し、野菊との友情は捨てて自分の野心のために手段を選ばない覚悟を固める。
そして羽生田はいざなの過去について全てを打ち明けるのだった。
次巻へ続きます。
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