まだ荒削りな部分を残しながらも試合の中でも成長を見せるマイケルを前に、日本は6回に反撃のチャンスを作る。
しかし河村は進化したマイケルの新しい変化球の前に三振に倒れ、いよいよ日本の命運を背負って野田が打席に立つのであった。
25巻のあらすじを振り返ってみましょう。
打撃の完成形を垣間見る野田
河村はマイケルのパラシュートチェンジについて野田にアドバイスを送り、「あとは頼んだ」と言葉を贈る。
プライドの高い河村からの言葉の意味は重く、野田は日本代表の命運を託されることとなった。
この試合の山場となる野田との対決にマイケルも全力で挑み、ストレートの球速はさらに増して156kmに到達。
野球を楽しみながら圧倒的な才能を見せるマイケルを前に、自分を上回る才能がまた現れたと絶望のようなものを感じた野田の目には、思わず悔し涙が。
しかしどんなに苦しくても野球を愛し、野球にかける想いは野田も負けてはいない。
マイケルはここでさらに緩急をつけたパラシュートチェンジを決め球に選ぶ。
野田はタイミングを外されながらもギリギリまでスイングを粘り、なんとかファウルで食らいつく。
このときのスイングの感覚でバッティングの完成形への足掛かりを掴んだ野田は、自分の感覚を信じて次の球を待つ。
最後にマイケルが放ったのは最も自信のある高速チェンジアップ。
ストレートに偽装しながら急降下する魔球だが、全球種を打ち返すつもりで感覚を研ぎ澄ませていた野田は見事に反応し、身体が泳ぎながらもバットの先を疾らせる高等技術で打ち返した。
大きな打球はフェンスを直撃するタイムリーとなり、日本が同点に追いつくのだった。
日本が6連覇
野田との勝負で全てを出し尽くしたマイケルの調子が僅かに落ちたところを続く伴野が見逃さず、2ランホームラン。
これが決勝点となり、最終回は家長が完璧な投球でアメリカの攻撃をシャットアウト。
日本代表が6連覇を果たした。
実質的な決勝点は野田がもたらしたものと誰もが認めていたが、野田自身はわずかに体重が乗り切らずホームランとならなかったことに対して強い挫折を感じていた。
結果を残しても全く満足しない野田にライバルたちが脅威を感じる一方、野田は日本選手権で必ず打撃の完成形を会得することを胸に強く誓うのだった。
日本選手権の開幕が近づく
野田たち日本代表が帰国し、日本選手権の開幕が2週間後に迫る。
それぞれの練習に熱が入るなか、静央シニアは練習試合を通じて日本一になるための算段を練っていく。
どんな状況になっても対応できるように様々なオプションも試しながら、ギリギリまで熟考を重ねる監督。
そして練習を視察するスカウトたちに対して、文吾と野田は同じ高校への進学を希望していることを伝え、オファーが多すぎる場合は大会終了後に監督が候補先を予め4校程度に絞ることを宣言。
それを受けて各校とも特待枠の用意に奔走することとなる。
果たして文吾と野田は日本選手権でどれほどの結果を残すことができるのか。
いよいよ開幕を迎えるのであった。
【25巻のまとめ】
野田がマイケルとの対決のなかで打撃の完成形の足掛かりをつかみ、値千金の同点タイムリー。
さらに伴野の決勝2ランと家長のパーフェクトリリーフで日本がアメリカを下し、6連覇を果たした。
それでも野田はまだ自分の理想に届かないことを悔い、むしろ文吾の相棒に相応しい打者になるために決して満足はしていない。
そして帰国後、日本選手権の開幕が近づくのであった。
【25巻の見どころ】
この巻の見どころは、野田とマイケルの真っ向勝負で垣間見える“打撃の完成形”です。
仲間から託された思いを背負い打席に立つ野田は、156kmの剛速球や緩急自在な変化球に苦しみながらも、魂のスイングで同点タイムリーを放ちます。
さらに続く伴野の逆転2ランと家長の完璧な締めで日本が6連覇を達成。
しかし野田は自らの一打を悔い、さらなる高みを目指す姿勢を貫きます。

次巻へ続きます。
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