ようやく賭けのスタートラインに立てたことを喜ぶエリーゼはロンとの仲を深めていく。
その矢先、兄たちの出征がきまり、さらには疫病が発生してしまう。
兄たちの命を救うために、エリーゼは疫病の解決をもって賭けの勝ちとし、皇太子妃になることを受け入れる代わりに、別の願いを叶えてもらうこととなった。
5巻のあらすじを振り返ってみましょう。
賭けの顛末
リンデンはロンの正体を知らずにそっけなく応対するエリーゼを疫病の対策本部に連れて行き、解決を目指すエリーゼへの支援を命じた。
反発するものもいたが、皇太子の命令とあっては従うしかない。
彼女自身も危険な地域を視察し、とうとう疫病の発生源を特定してしまった。
エリーゼが的確な対応策を命じると、あっという間に拡大のペースが下がり、解決といえる水準まで落ち着いた。
皇太子妃を得た上に、疫病の発生まで防がれた皇帝は機嫌よくエリーゼの望みを問う。
エリーゼは次兄・クリスの代わりに自身が出征できるよう願った。
これには皇帝も皇太子も同様と怒りを示すものの、エリーゼの意思は固い。
エリーゼへの好意を自覚したリンデンが止めるものの、仕方なく婚約を承諾したエリーゼに響くことはなかった。
外泊
邸宅に帰ると、ことの顛末を聞いた父は激怒しており、考えを改めるまで家を出るよう怒鳴りつける。
行き場もなくたたずむエリーゼは雨に打たれ体調を崩してしまう。
そこを偶然通りがかったユリエンは誕生祭での約束を果たす名目で、自宅に招く。
クロレンス家とは犬猿の中であるチャイルド家だが、ユリエンの父であるチャイルド侯爵は、自身の息子の出征時にエリーゼの治療を懇願し、なされた際には彼女への恩を忘れないことを約束した。
そんな中で、クロレンス家の長兄・レンが姿を見せる。
レンはエリーゼに自分で身を守れるよう、銃の使い方を教えに来たのだ。
厳しくもエリーゼを思っての指導のかいあって、エリーゼはなんとか最低限の使い方を身に着ける。
さらには、いい加減自邸に帰るよう諭し、エリーゼは久しぶりに父と和解を遂げたのだった。
出征
ついに出征の時がやってきた。
リンデンとエリーゼが演説し、兵士たちは士気を挙げる。
一方そのころ、誕生祭以来すっかりエリーゼを気に入っていた敵国の将・ルイは、戦争に勝利し、エリーゼをわが物にしようと目論むのだった。
遠征先に到着すると、エリーゼは野戦病院の環境の悪さに愕然とする。
責任者に改善を要求しても、彼女の政治力の低さからまともに相手にされなかった。
見かねたリンデンは、エリーゼに医務司令官の職を新設し、大佐相当の職権を与えることにした。
ただし、3か月で結果が出なければ、責任をとり除隊するよう命じる。
結果を出すための支援を徹底的に行い、仮に失敗しても安全な場所に帰す。
これはリンデンなりのエリーゼに対する気遣いだった。
エリーゼは42%に達する野戦病院の死亡率を10分の1以下に下げてみせるという。
しかし、責任者の横領により、予算不足が発覚した。
エリーゼはクロレンス家に支援を要請し、環境改善に全力を注ぐ。
その姿勢が人々の心を打ち、帝国民からも援助が寄せられ、さらにはグレアム達も支援を名乗り出るまでに至った。
ランプを持った女人
劇的に環境が改善し、回復するものが続出し始めた。
夜も見回りをかかさず献身的なエリーゼを兵士たちは「ランプを持った女人」と崇める。
戦況が帝国に有利になりつつある中、3か月後の報告にリンデンは驚愕した。
死亡率が2%にまで抑えられているというのだ。
兵士たちの士気も上がり、上層部はリンデンの英断だと賞賛した。
一方、敵国は追い詰められ始めていた。
「剣帝」の二つ名を持つミハイル率いる剣騎士団に圧倒され、その上「空帝」と名高いリンデンはまだ戦場に出てさえいない。
焦れた首脳陣は総攻撃を提案するが、ルイはエリーゼのいる拠点への攻撃を命じるのだった。
【5巻のまとめ】
エリーゼは疫病を解決し、ついに皇帝との賭けに勝つ。
褒美として遠征への参加を願う。
皆反対する者の、ついに遠征軍へ同行したエリーゼはわずかな期間で野戦病院での死亡率を改善してしまう。
戦況も有利になる中、敵国の将・ルイはエリーゼがいる拠点への攻撃を命じた。
【5巻の見どころ】
この巻の見どころは、エリーゼが皇帝との賭けに勝利し、遠征への同行を果たす展開にあります。
命を懸けて疫病の発生源を突き止めた彼女は、野戦病院での死亡率を劇的に改善し、兵士たちから「ランプを持った女人」と称えられます。
リンデンの複雑な思い、兄や父との絆の修復も丁寧に描かれ、エリーゼの覚悟が試される巻です。

次巻へ続きます。
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