S級に昇格してから壁にぶち当たり、思うように成績が伸びない麟太郎。
たまたま観戦に来ていた鍼・灸・指圧の国家資格を持つコンディショニングトレーナー・伊藤一路と出会い、フォーム改善のアドバイスを受けてから浮上のきっかけを掴む。
同期のライバルたちが集うルーキーチャンピオンレースに向け、心強いコーチを味方につけた。
ルーキーチャンピオンレースに同期のライバルたちがそろい踏み。
秋谷に師事して秘策を伝授されたママが伏兵となって優勝を勝ち取った。
麟太郎はフォームを改造し理想的な走り方を身に付けつつあるが、それらを支える筋肉が足りないことを痛感し、一緒に練習する寒川とゴンゾと共に一路の本格始動を受けながら練習に励んでいく。
最高グレードGⅠ開催の「寛仁親王牌」への出場権獲得を目指し、次なる目標は競輪とは違う「競技」が数多く開催される「全プロ」。
麟太郎と寒川が共にチームスプリントでの優勝に意欲を燃やし、全プロの各種競技が着々と進むなか、スプリントではシーサーがゴンゾとの直接対決を制した。
そして麟太郎たちはチームスプリントで昨年の覇者のタイムを僅差で上回る快心の走りを見せる。
しかし喜ぶのも束の間、審議の結果として麟太郎がわずかに反則を犯していたことが明らかとなり、大金星の優勝が掌からすり抜けてしまったのだった。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。
全プロ閉幕
優勝は逃したものの、渾身のラストスパートという武器、そして準優勝により寛仁親王牌への出場権を手に入れた麟太郎。
「Odds VS!」6巻©双葉社/石渡治
スプリントではシーサーが見事な走りで優勝を勝ち取り、全プロが幕を閉じた。
その後ゴンゾも中二日で出場した競輪できっちりと結果を残し、寛仁親王牌出場が決定。
GⅠの大舞台へ照準を合わせていくのであった。
秋谷も出場するレースへの参戦が決定
植物状態で寝たきりの父親の看護負担もあり、なかなかミホとの結婚に踏み切れない麟太郎。
そんななか、寛仁親王牌の直前のタイミングで競輪の追加あっせんがあり、いわきのレースに出場することに。
「Odds VS!」6巻©双葉社/石渡治
そこでずっと目標にしてきた師匠・秋谷とも対決することとなる。
未だに自らの亡き師匠である鷹取誠吾の幻影を追う秋谷。
その鷹取の娘にして秋谷の恋人でもある百合子は、麟太郎に秋谷を打ち負かしてやってほしいと依頼してきた。
「Odds VS!」6巻©双葉社/石渡治
秋谷との師弟対決に向け、全プロを経て観客たちからの注目も上がるなか、麟太郎の予選レースが始まるのであった。
厳しいマークにあい決勝進出を逃す
序盤はいつも通りSの位置を取る麟太郎、その後ろに同じ関東ラインの小川がつくが、関東以外のラインはみな跳ねっかえりのルーキーを潰そうと麟太郎をマークする厳しいレース展開。
麟太郎は外側を押さえられて得意の逃げができず、後手に回り、さらに残り1周ではダメ押しの牽制で仕掛けるタイミングを外されてしまった。
「Odds VS!」6巻©双葉社/石渡治
出遅れながらも強引に道を切り開く麟太郎だが、捲り合戦で別のラインが道を塞いでくる。
対する麟太郎は大外へと周り、ギリギリのタイミングでのラルプデュエズ颪で一気に加速。
大外からトップを争うスプリント勝負に持ち込んだ。
しかし最後の二踏みでのラストスパートは奮わず、3着以内に入ることはできずに決勝進出を逃してしまう。
「Odds VS!」6巻©双葉社/石渡治
改めて間を潰された絶妙な牽制をはじめS級のレベルの高さを思い知り、秋谷もいる最高峰の舞台で勝利を掴むためのヒントを学ぶのであった。
【6巻のまとめ】
優勝を逃したものの、準優勝で寛仁親王牌への出場権を獲得した麟太郎。
その後、追加あっせんによって秋谷も出場するいわきでのレースに参加することとなり、思わぬタイミングでの師弟対決実現に期待がかかる。
しかし麟太郎は予選で厳しいマークにあい、最後のラストスパートも奮わずに敗退。
間を潰された絶妙な牽制をはじめS級のレベルの高さを思い知り、秋谷もいる最高峰の舞台で勝利を掴むためのヒントを学ぶのであった。
次巻へ続きます。
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