裏路地でのバトルを偶然目撃したことから冴えないサラリーマンの山下一夫の人生が一変する。
争いを収めるための手段として300年前から続く代表闘技者同士の戦い、拳願仕合の新しい闘技者である十鬼蛇王馬の世話役を命じられ、王馬と行動を共にすることに。
そして高層ビルの建設施工の権利を巡り、王馬の拳願仕合デビューの時が来た。
相手は理人、その必殺技は指のピンチ力を武器に相手の肉を削ぎ落す”レイザーズエッジ”。
肉を削がれ徐々にダメージが蓄積する王馬だったが、早くもその打開策を見抜き反撃に出るのだった―。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
王馬vs理人 決着
得意の指を封じられた理人は筋力勝負に出るが、攻撃を仕掛けたはずなのにいつの間にか王馬にバランスを崩され攻撃をもらう展開に。
〈王馬が仕合を支配 [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
理人の力の流れを完璧に見切って支配下に置いた王馬がそのまま勝利を挙げ、拳願仕合のデビュー戦を見事に飾った。
ほとんどの観客は王馬の技術に気付く由もなかったが、紛れていた他の闘技者たちはその底知れぬ実力に気付き、王馬に一目置くのだった。
王馬が戦う理由
理人戦のファイトマネーを手にし、乃木の秘書 秋山 楓を交えて親交を深める一夫と王馬。
1年間で平均8試合以上もこなす拳願仕合の世界に飛び込んできた王馬に戦う理由を尋ねる秋山。
「誰が一番強いのかハッキリさせるため」と自信満々に答える王馬だが、本当の目的は拳願仕合の闘技者である因縁の人物との再会にあるようだ。
〈自信満々の王馬 [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
王馬vs”呪術師”蕪木
王馬の次の試合が早くも決まった。
相手は㈱湖山マートの闘技者 蕪木浩二。”メディスンマン(呪術師)”の異名を取り、これまで戦った相手は勝敗に関わらず全員再起不能になっている恐ろしい相手である。
〈次の相手は蕪木 [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
試合の前に蕪木と対面を果たした王馬。
蕪木はその場で早くも術を仕掛け、試合に臨む。
蕪木の秘密は審判の手を欺いて持ち込んだ暗器に攻撃。
〈蕪木は暗器使い [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
厳正なチェックをすり抜けた以上、そこから先で武器が使用されても「見抜けなかった方が悪い=黙認」が成立する世界なのである。
試合が始まると王馬は早速蕪木の術中にはまってしまう。
観客に紛れた湖山マートの社長がカバンに忍ばせた装置から強力なモスキート音がノイズとして発せられ、王馬の聴覚に狂いが生じたところで蕪木が先制。
〈蕪木が仕込んだノイズ [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
試合前に王馬がモスキート音に反応するのは確認済みだった。
蕪木は先制した攻撃にも毒を仕込み、馬は視力までも徐々に奪われていく。
視力と聴力を狂わされペースを握られるが、王馬はここから防御を固め、雑音の中から蕪木の音だけに集中して反撃に出る。
〈王馬が反撃に出る [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
視覚に頼らずに蕪木の動きを察知し、一気に形勢逆転。
蕪木が他に仕込んだ暗器攻撃もことごとく躱され、逆に王馬の右ストレートが直撃する直前に蕪木が降参。
〈王馬が逆転勝利 [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
王馬はまたも勝利を飾るのだった。
皇桜女子大学の闘技者となった桐生刹那
皇桜女子大学では理事長の奏流院 紫音とその秘書 松田 智子が拳願仕合の闘技者のセレクションの行方を見守っている。
学園の講師兼正闘技者の小津 俊夫が受験者をなぎ倒していく中、最後の一人になった美青年が小津の首や身体を簡単にねじって一蹴。
〈謎の青年が小津を一蹴 [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
青年の名は桐生 刹那。
正式な受験ではなくモグリで受けた乱入者であり目的のわからない危険な賭けだが、その底知れぬ実力を買われて学園の闘技者の座を勝ち取った。
〈正闘技者となった桐生 [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
王馬vs"獄天使”関林
拳願仕合の世界を目の当たりにして、一夫はいつの間にか表の世界では並大抵のことでは動じないようになっていく。
そんななか王馬の次の試合が組まれ、ガンダイ㈱の関林 ジュンと対決することとなった。
〈”獄天使”関林 [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
関林は”獄天使”の異名を持つ57戦無敗の実力者で、表の世界でも超日本プロレスの看板を担うビッグネーム。
試合開始早々、王馬が仕掛けるが並外れた関林の打たれ強さの前には通用しない。
逆に関林の圧倒的なフィジカルによって蹂躙がはじまる。
〈関林が王馬を圧倒 [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
意識を失い死の淵を彷徨う王馬。
深い精神世界にはおびただしい数のロウソクが立ち並んでいる。
王馬が慣れた様子で息を吐きロウソクの火を消していくと、たちまち王馬の心臓が強く鳴り響き始め、覚醒した。
〈覚醒した王馬 [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
王馬の様子は打って変わって攻撃的になり、そのパワーも格段に向上、関林をも正面から押しはじめた。
果たして王馬の秘密とは、そして関林との勝負の行方は―。
〈王馬が押し返す展開に [ケンガンアシュラ 2巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
【2巻のまとめ】
理人との試合を制し華々しいデビューを飾った王馬は続く試合でも”呪術師”蕪木に勝利。
皇桜女子大学では桐生刹那という謎の青年が闘技者の座を勝ち取るなど、拳願仕合に新たな闘技者たちが出てき始める。
そして王馬の次の試合は57戦無敗にしてプロレス界のビッグネーム、”獄天使”関林ジュン。
圧倒的なフィジカルを武器に関林に蹂躙される王馬だったが、死の淵を彷徨った末に覚醒。
打って変わって攻撃的になった王馬が関林を押し返し始める。
2人の激闘の行方は―。
次巻へ続きます。
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