新人看護師の林あきこは、イケメンハイスペック彼氏を見つけるために手術室でオペ看として働き始めるが、思い描いていた仕事風景とはかけ離れており一時はもう無理と諦めようとする。
男運も悪く、合コンに行けば失敗。イケメンドクターがいたかと思えばアイドルオタク。
それでも、教育係の加藤セツ子と共に数々の手術をこなしていき、少しずつオペ看として成長していく物語である。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。
初めての心臓マッサージ
林あきこは初めて緊急の手術に入る。
患者は21歳の自殺未遂、手術中に出血多量で生死を彷徨うことに。
初めての緊急手術でその場の緊迫した雰囲気と多量の出血を目の当たりにし、何も出来ずに立ちつくすあきこ。
心肺停止となった患者の心臓マッサージを代わるよう指示を受け、戸惑いながらも初めて人間に対して心臓マッサージを行う。
スタッフ一丸となり治療を行い、患者はなんとか一命を取り留めることが出来た。
目の前で人が死んでしまうかもしれないという恐怖を経験したあきこ。
セツ子は「大事なのは絶対に諦めないこと。その感触を忘れないように」と説くのであった。
患者に覚えてもらえない寂しさ
退院する患者のお見送りのために声をかけたあきこ。
だが患者はオペ前後は意識不明であったため、オペ看のあきこのことはまるで覚えていない。
あんなに懸命に尽くしたのに覚えてもらえていないことに寂しさを感じるが、看護長はあきこの気持ちに理解を示しつつ、「患者がここでのことを忘れるくらい元気になって前へ進むことが大切」と諭した。
こだわりの強すぎる執刀医
手術の器械の準備を完璧に済ませ、自信をもつあきこ。
しかし今日の執刀医は新人嫌いでこだわりの強い女医・桐生和子であり、多岐にわたる独自のチェックリストや専用器具の準備が必要だった。
セツ子の指導のおかげで何とか洗礼を浴びずに手術が始まり、一安心。
…と思ったのも束の間、あきこは和子専用の器具を床に落としてしまい和子先生の逆鱗に触れてしまうのであった。
患者の意思
大動脈解離で緊急オペの予約が入るが、患者は手術しても助かる可能性は五分五分であることを知ると、家族との最後の時間を大切にするために手術を拒否。
あきこは人の命を助けることを優先してオペすべきだと考えていたが、セツ子は患者の意思を尊重すべきだと真っ向から対立することとなる。
外回りの仕事
また別の日には、あきこは手術室の中を黒子として駆け回る「外回り」の役目を担うことに。
ド新人の自分以外はベテラン医師ばかりで、セツ子も後ろから睨みを利かせているプレッシャーのなか手術が始まる。
全く要領よく動けないあきこはセツ子からの無言の指導を受けながら、今まで自分が手術の介助を滞りなく行うことが出来たのは、先輩が外回りの仕事を完璧に行ってくれていたからだということを学んだ。
手術の後半には、耳を傾けて集中し手術の流れをイメージ・予測するようになり、患者の腕が台から落ちかけていることに真っ先に気付くなどファインプレーも見せたあきこ。
今日の外回りについてセツ子からの評価はあまり良くはなかったが、緊迫した雰囲気の中で医師や先輩看護師に声をかけることが出来たのはしっかりと評価してもらえたのだった。
同期との恋バナ
同期の2人とランチ女子会を行い、互いの恋について話す。
同期のうち1人は浮気されていることが発覚し、もう1人の同期はマッチングアプリで出会った男性にヒモにされていた。
さらに、マッチングアプリで出会ったもう1人の男性には結婚指輪の痕らしきものがあり、そのまま行けば愛人街道まっしぐら。
あきこはイケメンと出会っているが癖の強い人が多く、恋愛対象は皆無。
そんななか、あきこは独身で彼氏無しながらキラキラしている女性医師を例にあげ、目指すのは男がいなくても幸せに格好良く生きていける自立した女性を目指すことだと語る。
3人で男はいらないと話をしたが、帰宅すると各々他の2人よりも彼氏を早く作ってやると内心燃えているのだった。
【2巻のまとめ】
オペ看として、緊急手術に入ったり外回りを経験したりと少しずつ成長していくあきこ。
患者の判断に心が苦しくなることがあったり、自分は何も出来ないと落ち込むこともあったが教育係のセツ子の関わりで成長をしていく。
恋愛に関しては、男なんていらないと強がってみるものの、やはり彼氏は欲しいのだった。
次巻へ続きます。
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