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前巻はこちら加藤がピンチをカバーするも、今度は真悟が自殺未遂を起こす『医龍』22巻【ネタバレ注意】
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23巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
朝田が執刀医に指名したのは伊集院
朝田がクッションとなったことで、真悟も朝田もまだ息があった。
そして駆けつけた伊集院やミキ、加藤、軍司。
朝田は朦朧とする意識の中で伊集院に「お前が…切ってくれ」と頼み、そのまま意識を失った。

〈伊集院を指名する朝田 [医龍 23巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
愕然とする伊集院は自分の未熟さを理由に執刀医を回避しようとするが、ミキは朝田の意志を尊重して伊集院の背中を強く押す。

〈伊集院の背中を押すミキ [医龍 23巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
国立は動揺していて使い物にならない。
鬼頭とクレメンスは真悟を、加藤たちが朝田の手術を担当することとなった。
伊集院が朝田の検査結果を見ると、心臓の弁が壊れていた。
緊急開胸手術をしないと、死ぬ。
軍司は伊集院が執刀することに猛反対するが、迷う伊集院はミキに朝田の考えを代弁され、ようやく「一度心臓を切ってみたかった」という本心を口にする。

〈本心を口にする伊集院 [医龍 23巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
軍司も悩んだ末に助手を務める
荒瀬が麻酔、ミキがオペ看、加藤が第一助手、軍司が第二助手として、伊集院の手術が始まる。
指名された軍司は、朝田の才能を損なわないため自分が力になりたいという気持ちと、教授選を控えて余計なリスクに関わりたくないという気持ちに挟まれる。
木原が必死に軍司を止めようとするが、軍司は結局助手を引き受けた。

〈軍司が助手に [医龍 23巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
バウマン最後の麻酔
荒瀬もまた朝田の危機を知り、病室で寝ているバウマンを叩き起こす。
てんかんを起こしたばかりのバウマンは「指導だけ」という条件で手術を引き受けた。
荒瀬はその言葉を聞き、麻酔科の若手たちに「バウマンの最後の麻酔から何か盗んでこい」と成長を促すのだった。

〈若手の成長を促す荒瀬 [医龍 23巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
伊集院への嫉妬
ニット帽にダウンコート、新生児用の低反発マット。玄関にいたタクシーのボンネットも利用しようとして、朝田は混乱しながらも必死に自分も助かろうとしていた。
その朝田に指名された伊集院は、落ち着いていた。
伊集院の覚悟を知った藤吉は、伊集院が執刀するという噂を聞きつけた外科医たちが押し寄せる前に立ちふさがる。

〈伊集院に嫉妬する外科医たち [医龍 23巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
加藤は止めなかったのか。軍司をなぜ巻き込んだのか。なぜ伊集院ばかりチャンスを与えられるのか。
特に凡庸な手術を政治理念に掲げた軍司にとって、こんな手術を認めたとあれば教授選にマイナスに働くのは間違いない。
疑心や嫉妬が噴出するなか、軍司派の医師たちは「研修医にちょっとだけ経験を積ませているだけで、実際は加藤と軍司で手術しているはず」と思い込んで納得しようとする。
呆然とする国立
その頃、動揺している国立は手術室の外で立ち尽くしていた。いまは自分はメスの持ち方さえも自信が持てない。
そこに若い医師が現れ、急患のため国立の診断を仰ぎたいと申し出る。
相当ひどい状態ですぐに開胸手術が必要だ。
国立の状態にも配慮した医師は、「真悟の手術を手伝っているクレメンスに執刀をお願いできないか」と相談する。

〈クレメンスは真悟の手術の助手をしているが… [医龍 23巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
しかし国立は息子のためにクレメンスの離脱を認めない。
身内にかまけて急患を死なせては教授選での立場が危うくなることを危惧した、国立派の意志による提言だったが、味方の顔すらも国立は覚えていなかった。
自分が見捨てようとしているその急患が真悟と同じ14歳と聞き、国立は呆然とするしかなかった。
真悟を執刀する鬼頭
真悟の手術室では、鬼頭が集中力を研ぎ澄ます。
バウマンの麻酔の見学に来た若い医師たちにも囲まれ、注目されることでさらに力を発揮する。
権藤いわく、「朝田が天才なら鬼頭はスーパースター」だった。

〈集中力を研ぎ澄ます鬼頭 [医龍 23巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
伊集院の選択
一方、朝田の手術室では伊集院が可能な限りの速さと慎重さで心臓の弁を手術していた。
しかし予定よりもペースが遅い。
伊集院は「もっとやれると自惚れていた」と口にし、もはや弁形成ではなく弁置換をするしかないと決断する。
弁置換をすれば、朝田は生涯血液凝固抑制剤を飲み続ける生活となり、以前のように物資の乏しいNGOなどで活躍するのは難しくなるだろう。
伊集院が朝田の生き方を惜しみながら次の弁の処置に入る。
すると、思ったよりも弁の損傷が小さい。
もう時間がないと止める加藤たちだったが、伊集院は迷わず弁の形成に入ることを選択した。

〈迷わず判断を下した伊集院 [医龍 23巻](c)小学館/乃木坂太郎〉





