さらに伴野の決勝2ランと家長のパーフェクトリリーフで日本がアメリカを下し、6連覇を果たした。
それでも野田はまだ自分の理想に届かないことを悔い、むしろ文吾の相棒に相応しい打者になるために決して満足はしていない。
そして帰国後、日本選手権の開幕が近づくのであった。
26巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
日本選手権開幕、緒戦の相手は北九州シニア
日本選手権、静央シニアの緒戦の相手は日本代表の決勝でも好投したエース・伊佐治擁する北九州シニア。
またクリーンアップは全員県内の高校への進学が決定している強打者を揃え、全員気性が少し荒く攻撃的。
対する静央シニアは、負けたら終わりのトーナメントにもかかわらず文吾を温存し、先発を石神に任せる大胆な采配を見せる。
プレッシャーのかかる緒戦にもかかわらず、石神は2回まで無失点で抑える上々の立ち上がり。
先制点を取って石神を早く楽にさせてやりたい静央打線は、2回裏、文吾が初球を思い切り振りぬく豪快な2ランで先制に成功する。
投打でインパクトを残す文吾の姿に触発され、その背中を追う石神も奮起し、4回を投げて1失点と好投。
しかし5回に北九州打線に捕まりピンチを招くと、自力で2アウトまでこぎつけたものの、小谷野のタイムリーエラーで失点。
2点差に迫られ、なおもピンチの場面で、静央シニアは文吾を救援に送るのだった。
エース文吾の救援で1回戦突破
不思議と、いつも以上に感覚が研ぎ澄まされた状態でマウンドに登った文吾。
全く打たれる気がしない自信満々の状態だが、身体がよく動きすぎるせいで逆にコントロールが定まらない。
早急に立て直せなければ試合の流れをもっていかれてしまう状況で、袴田は今日だけは力をあえて抑えて投げるように指示。
本来はやるべきではない行為だが、この日の文吾にとってはそれでも十分に相手を抑えることができる、との判断によるものだ。
そして袴田の読み通り、文吾は抑えめに投げつつも球威で押し勝ち、ピンチを切り抜けた。
その後静央シニアは追加点を挙げ、そのまま北九州シニアを下して1回戦を突破するのだった。
2回戦で思わぬトラブルが発生
1回戦を無事に勝利で飾った静央シニアだが、野田はマークが厳しいなか数少ないチャンスで完璧な打撃を再現できなかったことを悔い、また文吾も反省点の多い投球に満足していない。
水面下で文吾のスカウト活動も熱を帯びる一方、優勝候補のライバルたちも順当に1回戦を突破。
2回戦の相手は砂南シニア、エースの中川は日本代表選手のなかでも特にメンタルが強く、何事にも動じない。
対する静央シニアは先頭打者の袴田がいきなり20球も粘ってプレッシャーを与え、四球で出塁。
真琴もエンドランを成功させ、さらに間瀬のタイムリーで初回から3点の先制に成功する。
投げては瑛太が完璧な立ち上がりを見せ、好守ともにチームを引っ張る袴田の評価も上がっていく。
4点リードで迎えた5回には野田にも一発が飛び出し、さらに追加点。
7回にはさらに2点を加えた静央シニアだが、最後の最後で思わぬトラブルが待っていた。
一矢報いたい砂南シニアは、2塁走者の中川が味方のライト前ヒットで一気にホームを狙う。
その際、ライトの文吾が強烈なバックホームで返球、中川を見事に刺して試合終了となったが、本塁でのクロスプレーで袴田が左手首を負傷してしまったのである。
結果は圧勝、しかし攻守の要である袴田の負傷があり、今後のトーナメントに暗雲が立ち込めるのだった。
袴田の欠場が決定的に
検査の結果、袴田の左手首はただの捻挫だったが、全治1週間のため日本選手権での残りの試合は欠場が濃厚。
だが袴田自身は大会中の復帰を諦めておらず、また翌日に登板予定の文吾とバッテリーを組むことになる米村にもさっそく指導を始める。
袴田は絶対に帰ってくると信じ、それまで勝ち続けることを誓う文吾なのであった。
富士ヶ丘シニアvs知多翔洋シニア
2回戦の第2試合では、河村・珠希・碓井擁する冨士ヶ丘シニアと、伴野率いる知多翔洋シニアが激突。
勝った方が翌日に静央シニアとぶつかるため、袴田は米村も連れて偵察することに。
故障を抱え欠場が濃厚となりながらもチームをまとめて引っ張っていくその姿を見た横浜第一のスカウト・荒深はますます袴田への評価を高め、さらに文吾・野田と3人セットでの獲得を目指すことを決意する。
一方、冨士ヶ丘と知多翔洋の試合では、両チームとも1回戦でエースが完投したため、翌日の静央シニア戦に向けてこの日は2番手以下の投手での継投で臨む算段。
となれば、ある程度打ち合いになるのは必至。
早速、冨士ヶ丘シニアは河村がバックスクリーンに突き刺す弾丸ライナーのホームランで1点を先制するのだった。
【26巻のまとめ】
日本選手権が開幕。
1回戦は2年生投手の石神が粘投するなかピンチを作るが、エース文吾の救援で切り抜けた静央シニア。
2回戦も完勝するが、攻守の要である袴田が左手首を負傷し、以降の試合の欠場が濃厚となってしまう。
次の相手は富士ヶ丘シニアと知多翔洋シニアの勝者。
その試合は両チームともエースを温存し、打ち合いの様相を呈するのであった。
【26巻の見どころ】
この巻の見どころは、静央シニアが迎えた日本選手権緒戦の勝負どころと、2回戦で起きた想定外のアクシデントです。
文吾の2ランで流れを掴み、石神の奮闘と文吾の救援で北九州シニアに勝利する展開は、選手たちの信頼と成長を感じさせます。
続く2回戦では完璧な試合運びを見せつつも、要の袴田がクロスプレーで負傷する衝撃の展開が。

次巻へ続きます。
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