一人を好む高校生の森文太郎は、内向的な性格から同じクラスの宮本に絡まれ、転校初日に校舎の壁をよじ登ることになった。
一歩間違えば命も危ない状況の中で達成し、ロッククライミングの魅力に目覚める。そして、やがてより高い場所を求めて登山にのめりこんでいく。
本作は、登山家の「加藤文太郎」の生涯を題材とした小説作品を「原案」とし、物語をアレンジした漫画です。
登場人物紹介
森 文太郎(もり ぶんたろう)
過去のある事件から他人に対して心を閉ざしていたが、転校先の高校でルートクライミングに触れたことで人生が変わり始める。
宮本 一(みやもと はじめ)
森文太郎をロッククライミングの道に引き込んだ同級生。優れた才能を持ち、卒業後はフランスに行くことを望んでいる。
大西 政雄(おおにし まさお)
横須賀北高校の英語教師。横須賀北高校クライミング部の創設に尽力する。日本でも有数のクライマーで、その性格から多数の登山家に慕われている。
白井 夕実(しらい ゆみ)
横須賀北高校クライミング部マネージャー。宮本の幼馴染みで同級生。森の起こしたある事件がきっかけで大きく人生が変わる。
福本(ふくもと)
横須賀北高校クライミング部員。森、宮本の同級生。
原 渓人(はら けいと)
インドアクライミングの大会である全日本選手権関東地区予選「第13回シーサイドカップ」にて文太郎と出会う。自分はソロクライマーだとし、文太郎に似たものを感じている。
黒沢 睦美(くろさわ むつみ)
フリージャーナリスト。大西とは同じ大学の山岳部で1年先輩。二人の間にはある因縁がある。
二宮 祐介(にのみや ゆうすけ)
政界や財界に太いパイプを持つ資産家であり登山家。森を14マウンテン山岳会にスカウトする。
竹田(たけだ)
(株)鶴見湾岸冷凍の支社長。
小堀(こぼり)
(株)鶴見湾岸冷凍の事務の女。
小松 辰治(こまつ たつじ)
二宮が主催する“14マウンテン山岳会 K2アタック隊”の副隊長。隊員に上下関係を押し付ける。長野弁が特徴。
新美 拓(にいみ たく)
二宮が主催する“14マウンテン山岳会 K2アタック隊”のメンバー。登山家だった父の汚名をそそぐためにK2を目指す。
モモちゃん
新美拓の彼女。
加瀬 晃彦(かせ あきひこ)
二宮が主催する“14マウンテン山岳会 K2アタック隊”のメンバー。トレーダーと登山家の二足のわらじを履いている。
国枝(くにえだ)
二宮が主催する“14マウンテン山岳会 K2アタック隊”のメンバー。職業は医者。過去のある出来事から逃れようとしている。
前園 蒼(まえぞの あおい)
二宮の遠縁の親戚で14マウンテン山岳会所属のスキーヤー。
足立 勲(あだち いさお)
東関東大学環境理工学部教授で、NPO法人気象環境委員会の一員。烏帽子岳直下デブリ後で森と出会い、彼に道を示す。
加藤 花(かとう はな)
東関東大学教員。大学構内で文太郎と顔を合わせたことをきっかけに親密な仲になる。
建村 歩(たけむら あゆむ)
文太郎に憧れる若きクライマー。実家は登山用品店を営んでいる。