焦りから花の気持ちを傷つけ、仲間との対立も深まる中、試合でスタメン起用されるが課題の解決が求められる。
成京戦では左サイドの連携が崩壊し前半で3失点するも、アシトは「ライン」の意識に気づき、ついに連携を成功させる。
朝利のゴールを導き、与えられた課題をプレーで証明してみせた。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。
トライアングルの理解と俯瞰の覚醒
言葉にはできないが、感じるがままに朝利・黒田との連携で完璧に相手を崩して見せたアシト。
そこから立て続けにもう1点、黒田のゴールも生み、いよいよ1点差。
アシトは「3人のトライアングルでボールを運んでいく」というサッカーの基本に自力で辿り着いた。
Aチームとの試合の時に朝利と黒田がアシトに怒りをぶつけたのは、その基本的な概念すらもわかっておらず、それが大事という意識も無かったから。
朝利と黒田のおかげでサッカーを学べたことに感謝するアシト。
一方の朝利は、その概念を理解した途端に見違えたプレーを見せるアシトの急成長ぶりに内心驚きを隠せない。
トライアングルの基本を理解したアシトはさらに集中して頭を使い続けると、持ち前の武器である俯瞰の目も相まって、ある不思議な感覚に包まれた。
コートにいる敵・味方全員の動きが読め、まるで自分の思い通りに事が運ぶような感覚―。
そして自分の考えた通りに朝利からフリーになっていた大友へパスが渡り、大友のミドルシュートで同点に追いつく。
咄嗟の判断で大友を自分と朝利とのトライアングル関係として再構築してみせたアシトの目覚ましい成長に、伊達ヘッドコーチも驚きを隠せない。
富樫や観戦していた遊馬もアシトの驚くべき能力に一目置き、その姿はどことなく現役時代の福田監督を彷彿とさせるのだった。
花との和解と決勝ゴール
試合時間は残りアディショナルタイムの3分。
情報処理が追い付かず頭がボーっとしてきたアシトだが、プレーが切れた際に観戦していた花と話すことができた。
気まずかったものの、花が謝ると、アシトは笑顔で「点獲ってきてやるよ」と返す。
サッカーのレベルが上がり、花とのわだかまりも解け、心が落ち着いたアシトは再び集中して考える。
勢いに乗るチームを背に、最後に自分がフィニッシャーとなるような絵図を頭の中で描き、見事にそれを実現。
自分のミドルシュートで値千金の決勝弾を突き刺して見せた。
福田監督と、観戦していた栗林もまたアシトの見せた能力と結果を評価するのであった。
栗林のデビューと昇格のチャンス
エスペリオンのトップチームでは、期待の星である栗林が高校2年生にしてJ1公式戦デビューを飾る。
栗林はその試合で早速圧巻のプレーを見せて観客を魅了、決勝点をアシストし、勝利の立役者となった。
試合後の打上げ会場からテレビでその試合を観戦していたBチームの面々のなかで、アシトは杏里から栗林のプレーを手本にするようアドバイスを受ける。
そして時を同じくしてユースAチームの主将でエースFWの義経が肉離れのため離脱し、BチームからAチームへの昇格のチャンスが訪れた。
次の試合の結果で福田監督が直接判断することが決まり、皆気合いが入るのだった。
衝撃の転向指令
そしてAチームへの昇格がかかる試合を迎える。
アシトは栗林のプレーを真似して鋭いキラーパスを狙うが、アイデアは良いものの肝心の技術が全く追いついておらず、パスミスを連発。
スコアレスのままハーフタイムを迎えると、福田監督は選手たちに対し、Aチームへの昇格やベンチを気にせず目の前の相手に集中するよう釘をさす。
伊達ヘッドコーチはアシトに「栗林の所作一つ一つをちゃんと見て考えろ。パスはゴールまでの過程に過ぎない」とアドバイスを送った。
そのアドバイスで閃いたアシトは、大友へのロングパスを見事に通してチャンスを作り、大友からのクロスに飛び込んで自らゴールを奪って見せた。
試合はその後3-0での勝利に終わり、アシトは1得点1アシストと文句なしの結果。
アシトはFWとして自信を深め、試合後に福田監督に呼び出されると、自分をAチームに上げてほしいと直談判する。
だが、福田監督から返ってきた言葉は想定外のものだった。
まずAチームにはまだ上げられないということ。
そしてアシトと出会った頃から既に決めていた判断として、アシトにはDFに転向し、サイドバックのスペシャリストとして世界に出るように告げる。
ゴールに絡む大活躍を見せたにも関わらず、FWとしては戦力外通告という仕打ちに、アシトは絶望するのだった。
【6巻のまとめ】
アシトは朝利・黒田との連携を通じてトライアングルの基本を理解し、俯瞰の目と判断力を武器に急成長を遂げる。
花との和解を経て集中力を取り戻し、決勝弾を叩き込んで試合を制する。
その頃、栗林がJ1で華々しいデビューを飾り、アシトたちにも昇格のチャンスが巡る。
次戦でアシトは得点とアシストを記録するも、福田監督から突如DF転向を命じられ、衝撃を受ける。
【6巻の見どころ】
この巻の見どころは、朝利・黒田との連携でトライアングルの基本を体得したアシトが、俯瞰の目とともにプレーを支配しはじめる場面です。
全体を見渡し、瞬時にトライアングルを再構築する判断力は驚異的で、伊達コーチや仲間たちもその成長に目を見張ります。
花との気まずさを乗り越え、「点獲ってきてやるよ」と笑顔で誓ったアシトが、実際に決勝点を奪う展開も胸を打ちます。
栗林のJ1デビューがもたらす刺激や、義経の離脱で巡る昇格のチャンスなど、物語は次のステージへと進んでいきます。

次巻へ続きます。
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