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インターハイが開幕!しかし団体戦は不完全燃焼のまま初戦で敗退の危機に瀕し…?『あさひなぐ』27巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

二ツ坂高校1年の東島旭は中学まで美術部だったものの、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム」という謳い文句に感激し、薙刀部に入部した。

インターハイ予選ではダークホースである國陵に敗れてしまい、3年生が引退してエースの宮路真春、部長の野上えり、2年の大倉文乃、1年で剣道経験者の八十村将子、初心者だが長身の紺野さくらと共に新たな体制でスタートを切る。

本格的な薙刀の練習が始まり、二ツ坂が薙刀教士・寿慶やその紹介で来た元インカレ優勝者の福留やす子を指導者に迎え、厳しい稽古を乗り越えていく旭たち。

他方、國陵は部内の空中分解の危機を乗り越えながらプレースタイルもガラっと変えた部長の寒河江、熊本からきた孤高のエース寧々、薙刀経験者の的林を主軸に選抜大会の団体戦全国3位を果たし、その他にも巨体の1年生薬師丸擁する聖泉や、個人戦最強の戸井田奈歩率いる絶対王者の熊本東、そしてその熊本東から団体戦で金星を挙げた出雲英豊など、ライバルが続々と登場。

そして旭たちは2年になり、藤ヶ丘高校の監督の娘でサラブレッドの愛知、ボーイッシュで勢いのある等々力、虚弱で存在感のない座敷わらしのような大工原の3人が新たに入部。

実力主義を掲げた愛知の発案で今度のインハイ予選の団体メンバーの座をかけて全員による部内戦が行われることとなり、自分の実力のなさが露呈して精神的に限界を迎えてしまった野上が途中棄権。

見かねた紺野が野上に寄り添い、少しでも負担を軽くするために部長の座を譲り受けることとなる。

インハイ予選団体戦では二ツ坂が國陵を下して優勝、個人戦でも真春が個人戦優勝を果たすが、藤ヶ丘との団体戦で相手と交錯して前十字靭帯断裂という選手生命に関わる大ケガを負ってしまった。

病院で診察を受けた真春は、これからの選手生命を考えるならインターハイを諦めてすぐに手術するか、保存療法で激痛への恐怖というリスクを負いながらもインターハイに出るのか難しい選択を迫られることとなる。

夏合宿でそれぞれがレベルアップしていくなか、自分の怪我の苦しみと向き合った真春もやす子の指導で右中段構えという新たな戦い方に行き着いた。

寧々が看板を背負う國陵、内部崩壊を起こしながらも最強の部員が残った熊本東、それぞれが準備を重ねインターハイが近づく。

そんなある日夏之と校舎で2人きりになった旭は、思わず夏之への好意が口からこぼれ、不意に「好き」と告げてしまうのだった。

 

27巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

インターハイでライバルたちと再会

思わず好きと呟き、恥ずかしさから返事も聞かずに慌てて走り去る旭。

部旗には旭の発案で「野心」と書くことが決まり、全国から強豪が集うインターハイがいよいよ始まる。

会場では和歌山愛山や熊本東らとも再会。

真春の怪我に気付いた戸井田だが、真春は戸井田との再戦に期待を寄せ、熊本東の島田も一方的に敵視していた旭に絡むのであった。

二ツ坂は優勝候補の弦平と同じブロックに

インターハイ初日、組み合わせが発表される。

個人戦では真春は戸井田と対戦するには決勝まで勝ち上がるしかなく、団体戦では二ツ坂は予選の総当たりで毎年3位以内に入っている強豪の弦平と同じブロックに入ってしまった。

いずれ勝たなければならない相手だが、弦平は熊本東がいなければ優勝候補であり、エースの俵をはじめ熊本東へのリベンジに燃えている。

下馬評通りにいけば弦平の勝ち抜けが固いブロック、しかしインターハイでは全て実力通りにいくことの方が珍しい。

このインターハイ3日間でどれだけ成長できるか、二ツ坂の勝負が始まるのであった。

負ければ即ピンチの団体戦予選が始まる

団体戦、初戦は東陽との試合。

二ツ坂は緊張で動きが固いながらも、2勝1敗2引き分けで勝利を挙げる。

3校による総当たり戦、負ければ一気に勝ち抜けが遠のくため、バタバタしながらも気が抜けない。

そして間をあけずに二ツ坂は弦平と対戦。

ところが先鋒の愛知は地に足がつかずに一本負け。

次鋒の大倉・中堅の野上が共に引き分けてしまい、一気に流れが悪くなるのだった。

試合に入り切れぬまま弦平に敗れてしまう

副将の旭が対戦するのは弦平のエース・俵。

自分が負けるわけにはいかない旭だが、出バナでいきなり小手一本を許し、崖っぷちに追い込まれてしまう。

試合に入り切れないまま試合時間はあっという間に過ぎていき、立て直すこともできないまま旭は二本目も取られ、敗戦。

インターハイの大舞台で何も出すことができずに二ツ坂の敗戦が決まり、旭は自分が大会をぶち壊したと感じ涙が止まらない。

大将の八十村はひとり気を吐いて二本勝ちを収めるが、1勝2敗2分けとなって、最後の試合である弦平と東陽の試合を見守ることとなるのだった。

運に助けられ、三つ巴による再戦へ

日本で一番古い薙刀部を持つ弦平、俵はその名前と伝統を守るために今年こそは頂点に立つことを目標に掲げてきた。

ひたすらに上だけを見てきた弦平、しかし東陽との試合ではほぼ引き分け狙いの相手に思わぬ苦戦を強いられる。

俵すらも一本勝ちしかできず、副将まで終えて1勝1敗2分けと、勝負は大将戦にもつれこんだ。

まだ弦平が負ければ自分たちにも決勝トーナメント進出の可能性があると知った二ツ坂は、心の奥では弦平の負けを願いながら静かに見守る。

そして大将戦で弦平が敗れ、予選リーグの結果は3校とも勝ち数・本数で並ぶ三つ巴に。

首の皮一枚つながったことに安堵の涙を流す旭、予選リーグのやり直しに向け気を引き締める。

同じ相手との2回目の試合は、1回目よりもずっと実力の差が出やすい。

まず東陽を相手に中堅まで2勝1分けと波に乗る二ツ坂。

そして副将の旭が試合に臨むのであった。

【27巻のまとめ】

インターハイが開幕、初日の団体戦予選リーグ、3校による総当たり戦で二ツ坂は毎年3位以内に入っている強豪の弦平と同じブロックになってしまう。

二ツ坂はもう1校の東陽には勝ちながらも、弦平との試合では旭を始め試合に入りきることができず、不完全燃焼のまま弦平に敗れてしまった。

あとは残りの試合を見守ることしかできない二ツ坂。

しかし奇跡的に弦平が東陽に敗れ、3校の三つ巴となってリーグ戦がやり直しとなる。

首の皮一枚つながった二ツ坂は気を引き締め直し、再戦に臨むのであった。

次巻へ続きます。

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