5人の死刑囚との死闘を制した地下格闘士たち。
しかし戦いの中で毒に蝕まれ、刃牙は衰弱してしまう。
見かねた烈が刃牙を気絶させてヘリで中国へ搬送する。
そこで100年に一度、真の海王を決めるための大擂台祭への出場が決まった。
伝説のボクサーの息子であるマホメドJrや勇次郎、そして前回覇者の郭海皇も参戦する、中華最強を決めるトーナメントが始まる。
中華一の毒手の使い手、李海王と対戦した刃牙は身体の毒が裏返って完全復活。
郭の息子、春成と”凶人”龍書文を助っ人に加え、中国連合軍と日米連合軍のチーム戦となった。
オリバ・刃牙・マホメドJrが勝利を飾り、日米連合の勝利が確定。
互いの尊厳を賭けた最終試合では勇次郎と郭海皇が激突。
試合は勇次郎が郭を上回るが、郭もまた死を偽装して見事に護身を貫き、擂台祭は幕を閉じた。
そして勇次郎に挑む決意を固めた刃牙の前にマホメドJrが姿を現し、対決を申し込む。
梢江にプロポーズし、自らの強さを示すために刃牙との対戦を熱望するマホメドJr。
一度は渋川・独歩に勝利するものの、ジャックに敗れ、渋川と独歩にもリベンジされた。
身体も精神もボロボロになりながら、敗北を認められずに涙を浮かべるのだった。
30巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
梢江にも呆れられるマホメドJr
独歩にも敗れ、さらにケガが増えたマホメドJrを心配する梢江。
しかし敗北を認めようとしないマホメドJrの態度に呆れしてまい、マホメドJrはショックを受けるのだった。
〈梢江の言葉にショックを受ける [バキ 30巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
マホメド父との決闘
ホテルで休養を取るマホメドJrはホテルのボーイに呼び出しを受ける。
連れていかれた先のパーティルームでは父のマホメド・アライが待っていた。
マホメド父は息子を巧みに挑発し、父と息子の決闘となる。
満身創痍とはいえプライドがかかったJrが仕掛けるが、長いトレーニングの末にブランクを取り戻した父に叩きのめされた。
〈父にも敗北 [バキ 30巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙との決闘へ
ジャック・渋川・独歩に続いて四連敗を喫したマホメドJrだが、それでも最強を目指す戦いからは降りようとしない。
そこに徳川のご老公が現れ、マホメドJrと刃牙の戦いの場を用意することを申し出る。
マホメドJrは最大限の誠意をもって、土下座しながらご老公の厚意に全力で答えることを誓った。
〈マホメドJrの決意 [バキ 30巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
マホメドJrとの対戦を刃牙も快諾。
しかも条件は「お互いベストコンディションで戦うこと」。
その条件を知ったマホメドJrはリハビリに熱が入り、凄まじい回復を見せる。
〈驚異の回復 [バキ 30巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
神の子同士の激突の日
ベストコンディションに至ったマホメドJrは梢江に勝利を誓う。
勇次郎とマホメド父も再会し、お互いの息子同士の戦いを見届けることとした。
刃牙とマホメドJr、果たしてどちらが強いのか。
アントニオ猪狩、渋川、独歩がこぞってマホメドJrの勝利を予想する中、2人の対決の日を迎える。
マホメドJrがウォーミングアップを済ませ闘技場に足を踏み入れると、既に大観衆の熱気に包まれている。
〈いざ決戦へ [バキ 30巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
自分は果たして歩いて帰ることができるのか―。
マホメドJrは緊張に包まれていた。
【30巻のまとめ】
父にも敗れ、四連敗を喫したマホメドJr。
しかし心は折れず、ベストコンディションで刃牙との闘いを前に勝利を誓う。
そして大観衆の熱気に包まれ、神の子同士の激突の日が来た。
次巻へ続きます。
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参考地下格闘士と死刑囚たちとの死闘、そして舞台は中国へ『バキ』全31巻+外伝【ネタバレ注意】
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