一方レオは、ライブラが「牙狩り」たちを中心に構成されていることを知り、彼らとBBの戦いを目の当たりにする。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
こっそり敵討ち
チンピラに財布を奪われたレオは、武器を調達して取り返そうとするが、返り討ちにされてしまう。
しかし、一部始終を見ていたチェインがチンピラに飲み比べで勝利し、レオのも含めてチンピラが持っていた財布を全て巻き上げた。
一文無しになり「肉体で返す」しかなくなったチンピラは、猫にも負ける哀れな姿にされてしまった。
冷血漢スティーブン
友人を招いてホームパーティーを企画したスティーブンは、彼らの小さな異変に気づいてしまう。
スティーブンの読み通り、友人として接していた彼らは生体銃を仕込んだ殺し屋だった。
しかしスティーブンは玄関先で「血凍道」を仕込んでおり、一瞬で氷漬けになった殺し屋たちはスティーブンの私設部隊によって闇に葬られた。
スティーブンは友人を失い落ち込むが、何も知らずに彼を気にかける家政婦との会話で少しだけ元気を取り戻した。
ブローディー&ハマー
フェムトと肩を並べる超常人「偏執王アリギュラ」は、彼女の宝物である「ブローディー&ハマー」を取り返すため、彼らが収容されている超異常犯罪者の拘束施設「パンドラム・アサイラム」に向かっていた。
凶悪犯「デルドロ・ブローディー」は、アリギュラの「理想の彼氏」をつくるため生きたまま血液として錬成され容姿に優れる「ドグ・ハマー」の血液と入れ替えられた。
それ以降、彼らは文字通り一心同体となって生きている。
アリギュラが乗るモンスタートラックは周囲のものを飲み込んで巨大化を続けており、パンドラムへの侵攻を防ぐには、ブローディー&ハマーを保釈するしかない。
クラウスとエイブラムズの説得に応じた獄長は2人の保釈を許可するが、パンドラムを出たクラウス達はアリギュラに見つかった。
ドグはすぐにデルドロを纏った「血殖装甲」となってトラックに強烈な一撃を浴びせるが、踏ん張りがきかずに自分も吹っ飛んでしまう。
これを好機と見たクラウスはすぐにメンバーに連絡し、トラック破壊作戦を伝達した。
トラック破壊作戦
たまたまトラックに乗り込んでいたレオは、指示に従ってトラックの視界を支配しコースへ誘導する。
道中ではK・Kが護衛バグを無力化し、スティーブンがトラックの足を凍結して加速力を奪った。
待ち受けていたクラウスはトラックを打ち上げ、ブローディー&ハマーの迎撃コースに乗せる。
防御を捨てたブローディー&ハマーの攻撃を受けたトラックは爆発四散しアリギュラは行方不明、レオは無事救出された。
ドグは重傷を負ったが、保釈を楽しむことなくパンドラムに戻っていった。
【3巻のまとめ】
チェインがレオの敵討ちを果たす一方、スティーブンは友人の裏切りを冷血に処理していた。
偏執王アリギュラは、宝物である「ブローディー&ハマー」を取り戻そうと、モンスタートラックに乗って街を暴走するが、ライブラの連携によって撃退された。
【3巻の見どころ】
この巻の見どころは、ライブラの個性的なメンバーたちの活躍が際立つ点です。
レオの財布を取り返すため、チェインがチンピラ相手に飲み比べで勝利する痛快なシーンは、彼女の飄々とした強さが光ります。
一方、スティーブンのホームパーティーでは、友人と思っていた相手が殺し屋だったことが判明。
冷徹に彼らを処理するも、その後の家政婦とのやり取りに人間味が垣間見えるのが印象的です。

次巻へ続きます。
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