紐育(ニューヨーク)崩壊後、一夜にして構築された都市・ヘルサレムズ・ロット。異界と現世が交わるこの魔都に於いて、世界の均衡を保つ為に暗躍する秘密結社が存在した!!
(U-NEXT作品紹介より引用)
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。
秘密結社ライブラ
かつて「ゲート」が開いて異界から侵食され、ニューヨークが滅亡、結界が張られて隔絶し、新たに異界と繋がる街「ヘルサレムズ・ロット」となった。
そこに暮らす記者の少年「レオ」は、物凄い速さで動く「音速猿」にカメラを盗まれ、追いかけた先で強盗事件に巻き込まれる。
そこへ現れた青年「ザップ」に、世界の均衡を保つために戦う超人たちの秘密結社「ライブラ」の新入りと人違いされたレオは、彼らのアジトに案内された。
アジトには所長「クラウス」とメンバーの「チェイン」がおり、早々にレオが人違いで迷い込んできたことがバレてしまう。
フェムトのお遊び
レオの処遇を決める前に千年生きてあらゆる魔導を練り上げたとも噂される稀代の怪人「堕落王フェムト」から、彼のお遊びで半身にされた邪神が街で暴れている中継映像が届いた。
残る半身もこの街のどこかに召還中であり、もし合体して完全体となればこの街も結界も破壊されるかもしれない―。
半神の合体を防ぎ世界を守るには、13分間に1ナノ秒だけ開かれるゲートを破壊しなければならず、制限時間は117分間しかない。
事態に対処しようとするライブラだが、彼らのアジトでゲートが開き、レオを庇ったクラウスは重傷を負うのだった。
レオと妹の過去
ゲートは音速猿から開いた可能性が高いと気づく一行だが、音速猿は逃走し、すぐにチェインがその後を追う。
一方、ゲートが開くのを見切ったことを問い詰められたレオは、自分が「神々の義眼」を移植され、超人的な視力をもっていると白状する。
ある日、レオと妹の前に現れた異界の存在は「選ぶがよい。見届けるのはどちらか」と2人に問いかけた。
妹は迷わず自分の視力を差し出し、レオは神々の義眼を移植されたのである。
自らの目を犠牲にした妹とは対照的に何もできなかった自分を「卑怯者」と恥じるレオは、妹の視力を取り戻す方法を探すためヘルサレムズ・ロットにやって来た。
事情を理解したクラウスは改めてレオを歓迎し、突入してきた重武装の軍隊を蹴散らした。
レオの初任務
クラウスに送り出されたレオは、ザップと共に音速猿を追う。
レオ達は「ゲートは猿本体ではない」と見抜くが、追いついてきた半神が猿を守って暴れまわる。
ザップの援護を受けて猿に近づいたレオは、猿についたノミこそがゲートだと見抜き、潰した。
実はフェムトは猿を殺すと同時にゲートが連動し、邪神の半身の合体が完成するように仕組んでいたが、レオの機転により猿を殺さなかったことで世界は救われ、ヘルサレムズ・ロットには日常が戻った。
レオの大活躍
レオは、街中で見かけたトラックの幻術を見抜き、犯罪グループを見つけてしまう。
自分たちの偽装がバレたことに気づいた悪人達はレオを誘拐し、高度な幻術を使ってライブラの追手を撒いた。
しかし、誘拐に居合わせたザップは糸状にした自分の血を車両に付け、密かに追跡を続けていた。
一方、レオは「周囲の者の視覚を支配できる」義眼の能力に気づき、全員の視覚をシャッフルしてトラックを停車させた。
それに気づいたザップは血の糸に火を点け、炎を目印に突撃したクラウス達がレオを救出した。
レオの加入に懐疑的だったライブラの副官「スティーブン」もレオの根性を認め、歓迎した。
【1巻のまとめ】
神々の義眼をもつ少年レオは、人違いから秘密結社ライブラのアジトに招かれる。
超人的な視力を生かして堕落王フェムトの企みを阻止したレオは、晴れてライブラの一員となった。
【1巻の見どころ】
この巻の見どころは、異界と繋がる街ヘルサレムズ・ロットを舞台に、記者の少年レオが運命に巻き込まれながらもライブラの仲間と共に戦う姿です。
最大の緊迫シーンは、邪神の半身が合体するのを阻止するため、わずか1ナノ秒のチャンスを狙うライブラの戦いです。
レオが「神々の義眼」の力を使い、音速猿についたノミこそがゲートだと見抜く場面は、彼の知性と機転が光る瞬間です。
また、犯罪組織に誘拐されたレオが義眼の能力で敵の視覚を混乱させ、逆転の突破口を開くシーンも見逃せません。

次巻へ続きます。
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