偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かう。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集め、死刑囚たちとの全面戦争が始まった。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
花山がスペックを破り、独歩と烈がドリアンを追い詰めて勝利した。
シコルスキー、ドイル、柳の捕獲に向け、各国の機関はビスケット・オリバに協力を依頼。
そして死刑囚たちとの戦いにジャック・ハンマーも参戦。
ドイルは烈、独歩や克己に何度も叩き伏せられた後、不意に訪れた解放を以てようやく静かな歓喜とともに敗北を受け入れた。
他方、梢江と結ばれ大人の階段を上った刃牙は柳とシコルスキーの2人を同時に相手にしながら圧倒するまでに成長する。
シコルスキーはジャックに手も足も出ず拉致され、連行された先の地下闘技場でガイアと対峙。
砂を被って姿が見えなくなったガイアによって真の恐怖を味わうこととなる。
他方、柳との決戦に赴く渋川。
しかし防衛本能からか、行く手を阻むように幻影が現れるのだった。
18巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
シコルスキーを屈服させた真の恐怖
シコルスキーがどんなに目を凝らしてもガイアの姿を認識することができない。
「いつでも殺せる」というメッセージを与えるかのようにガイアは10秒に1度、軽い攻撃を繰り返す。
〈シコルスキーへのメッセージ [バキ 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
徐々に攻撃は強くなっていき、シコルスキーは次の攻撃が来るまでの10秒のカウントダウンに真の恐怖を覚える。
最後にはシコルスキーが耐えきれずにガイアに敗北を宣言し、決着がついた。
〈シコルスキーが屈服 [バキ 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
柳との戦いも結着
渋川が自らの作り出した幻影と戦いながら柳の待つ公園へ向かう頃。
柳には先に本部以蔵が勝負を挑んでいた。
〈本部vs柳 [バキ 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
本部は武器を用いて持ち前の超実践柔術の名に恥じぬ戦いぶりを見せる。
単純な技量では柳の方が上だが、武器や毒手に頼る甘さを突いた本部が上回る。
〈本部に軍配 [バキ 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
本部は毒手の仕込まれた柳の右手首を切り落とし、敗北を認めるよう迫った。
と、そのとき本部の背後に勇次郎が姿を現す。
そこにようやく渋川も到着。
勇次郎は柳を一撃でぶちのめし、勝手に柳との決着をつけて去っていった。
〈強引に決着させる勇次郎 [バキ 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ドイルを蝕む柳の毒手
海から落下したドイルが洞穴に身を潜めているところをオリバが見つけ出す。
ドイルは柳の毒手によって侵され、目が見えなくなりながらもオリバに挑むが、適うはずもなく。
〈柳の毒手で失明するドイル [バキ 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
オリバは易々とドイルの捕獲に成功するのだった。
刃牙に迫る死、梢江の前に現れた新たなる戦士
柳の毒手は確実に刃牙の身体を蝕んでいた。
食欲は無く、ただ病的に痩せ細っていく刃牙を梢江は泣きながら心配する。
〈衰弱する刃牙 [バキ 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙は梢江の説得により入院するが、紅葉の診断曰く、「今生きていることが奇蹟」の状態だった。
刃牙に死が迫っていた。
悲しみに暮れる梢江。
その前にとある黒人が現れる。
ボクシングのチャンピオンすら最大級の敬意を払うこの男の正体とは…?
〈梢江の前に現れたこの男は…? [バキ 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【18巻のまとめ】
ガイアによって真の恐怖を味わったシコルスキーが屈服。
また柳も本部に追い詰められ、最後は勇次郎の手によって敗北を喫した。
しかし柳の毒手に蝕まれ、衰弱していく刃牙。
悲しみに暮れる梢江の前に新たな戦士が姿を表すのだった。
次巻へ続きます。
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