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投資家との直接交渉を経て運命の東大二次試験、夢を掴んだのは誰か、龍山の未来は…『ドラゴン桜2』17巻(完)【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

桜木らのノウハウを引き継いだ龍山高校は進学校へと一気に成長したが、教職員らが影で「女帝」と渾名される龍野久美子が理事長代行となってからは有名私立大学の合格実績がさらに上がる一方で東大合格者は年々減少し、ついにゼロとなってしまった。

この低迷に桜木は龍山高校の理事となり、既存の特進クラスとは別に「東大専門コース」を設置すると独断で宣言、自身の弟子にして龍山高校初の東大合格者であり、現在は桜木の下で弁護士を務めている水野にその担当を命じる。

東大専門コースの門を叩いた気分屋の早瀬菜緒とメンタルの弱い天野晃一郎を迎え、スマホアプリを始めとするITを駆使しながら様々な受験テクニックや勉強法を教えていくことに。

難関大コースの小杉と藤井も東大受験を決意する一方、早瀬が文科1類、天野が理科2類の志望に決まり、英語の特別講師である鍋と国語の特別講師である太宰府、数学の特別講師である柳が招聘され、本気の勉強モードへ。

他方、理事会では抜本的な学校改革を巡って中学校を新設して更なる進学実績を追求すべきと主張する桜木に対し、龍野はIT技術を最大限活用した理想の教育を実現したいというシンガポールの投資家に協力する考えを明かし、大舌戦を繰り広げる。

流れを引き渡したくない桜木はあえて龍野の学校売却案に賛同し、売却金額を法外な値段に吊り上げる作戦でその場を乗り切るが、「売却に賛成」という言質を取られた上に売却価格を釣り上げるためには実績も上げ続けなければならなくなってしまい、難関大コースの成績上位者たちも集めて最低でも東大合格者10人を目指すことに。

そのまま夏・秋と勉強に集中し迎えたセンター試験本番、ついに天野が大躍進を遂げた。

他も軒並み順調に足切りを突破するが、理系トップのはずだった藤井がまさかの大失速で足切りをギリギリで通過。

桜木は文系への転向を藤井に決心させ、文系・理系別で東大の過去問25年分を解きまくるラストスパートが始まった。

東大の過去問演習と解説を通じて生徒も教師も一丸となり、いよいよ東大二次試験本番まであと31日。

果たして東大合格というプラチナチケットを掴むのは誰か、龍山学園の未来は如何に―。

 

最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

最後は運次第

受験生たちが過去問に取り組む一方、教師たちも特別講師らが採点のサポートに加わりレベルアップしていく。

天野も弟に応援されながら過去問を解き続け、やがて解けることの楽しさを掴むようになった。

早瀬も小杉の指導で安定した成績を収めるようになり、至って順調。

しかし桜木はベストな態勢で臨み順調に準備を進めていることを認めながらも「東大入試は甘くない。あとは運次第」と受験の怖さを説く。

東大受験ではこれまでにない全く新しい形態の問題が出されることも往々にしてあり、その時に落ち着いて対処できるかが問われる。

また問題一問の重さに極端な配点の差がつけられていることもあり、そこで大きく失敗すると一気に合格圏外に弾き飛ばされる怖さもある。

そしてあとひとつ、桜木は生徒たちに伝えるかどうかずっと悩んでいた問題があるとこぼす。

桜木は生徒たちが過去問を解く様子をビデオで見ながら、個別指導の対象を選別するのであった。

最後まで気を緩めるな

選別していたのは試験の最後5分での気の緩みがある生徒。

本人たちも自覚もあることに配慮したうえで、「最後まで気を抜かず頑張れ」と軽く話しかけるだけでも反省を促して改めることができる。

そして気が緩んでいた早瀬には桜木が直々に「最後まで力を出さないやつには運は決して味方しない。合格を勝ち取るために全力を出しきれ」と叱咤激励。

早瀬も反省して気合を入れなおすのであった。

桜木と投資家の直接交渉

龍野がずっと交渉していたシンガポールの投資家と桜木が面談することとなった。

その正体は日本を代表する投資ファンドの代表。

桜木は面談早々に敵対関係にあるはずの投資家に「25億円ほど融通をお願いしたい」と切り出す。

投資家は「貸してもいいがそのかわり桜木が理事を辞めて学園を去ることが条件だ」と切り返した。

東大合格者数100人を掲げる桜木と将来の日本を背負って立つリーダーの輩出を掲げる投資家の理念は平行線を辿るが、桜木は金利を10%つけることを提案。

有利な条件を提示された投資家は興味を示し、「毎年東大合格者が10名を超えたら元本・金利の支払いを1年間猶予され、その期間は金利も発生しない。翌年以降も同じ条件が継続される」という付帯条項を提示した。

つまり毎年10名以上の東大合格者を出し続ければ永久に元本と金利の支払いは発生しない―。

両者は交渉の末、基準となる合格者を「13名」とすることで合意し、全ての条件を達成できない場合は桜木は理事を辞任し学園の経営に一切関与せず、学園を適正価格で売ることとなる。

龍野もその交渉結果に同意し、いよいよ運命の契約初年度を迎えるのであった。

エピローグ:目標の合格者数をクリア、龍山の再出発

そして東大二次試験本番を迎える。

緊張と共に会場入りするが、緊張しているのは他の受験生たちもみな同じ。

これまで1年間頑張ってきた経験と自信を胸に全力を出しきり、運命の合格発表の日。

早瀬・天野・小杉・藤井は揃って東大合格を果たし、合格者は12名。

さらに桜木は東大を諦めて早稲田に入学した柳沢という卒業生が仮面浪人しながら東大受験に挑戦していることを明かし、その合否に全てを賭ける。

本人がTwitterに投稿した結果は「合格」。

これで投資家との約束である13人を達成し、学園の職員一同が歓喜に沸く。

東大受験の醍醐味はこの喜びが爆発する瞬間にある。次は来年も―。

このまま東大合格者を増やして日本一の有名進学校にするという目標に向かって突き進む龍山学園。

その合格者13名という結果を知った投資家も龍山学園を応援する方針に考えを改め、中学の新設資金として10億円を寄付することを決めた。

正しい勉強法を1年間コツコツやれば東大だって合格する。東大に入るために絶対に必要なのは東大を受けること。

東大を受けてみようと東大専科の門を叩いたことで早瀬も天野も人生を劇的に変えるチャンスを見事にモノにしたのであった。

【17巻(完)のまとめ】

買収を企む投資家と桜木は直接交渉の末、今年から東大合格者13名以上を出し続ければ投資家から元本も利子も返済しなくてよい条件で出資を、達成されなければ桜木が理事を辞任して学園を売却することで合意。

そしてやるべきことは全てやり、最後は運に託されることとなった。

運命の東大二次試験では早瀬・天野・小杉・藤井が揃って東大合格を果たし、合格者は浪人生も含めて13名。

この結果に感嘆した投資家も桜木を応援する方針に考えを改め、中学校の新設資金を寄付。

職員一同も歓喜に沸き、翌年以降も東大合格者を増やして日本一の有名進学校という目標に向けて再出発を果たしたのだった。

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