ブラフや不意打ち、奇襲を駆使してルールのない喧嘩に勝ち続けてきた高校生の佐藤 十兵衛は、ある日ヤクザに雇われた”喧嘩師”工藤に狙われることになる。
いつも通りブラフや不意打ち、奇襲を駆使して撃退しようとする十兵衛だが、人並み外れたパワーとタフネスを持つ工藤は何度倒しても立ち上がってくる。
一旦は距離を取って撤退する十兵衛だが、追ってきた工藤とビルの屋上で対峙することに。
用意していた防犯スプレーや仕掛けておいたドラム缶の配置や風の強さなどあらゆるものを利用して戦う十兵衛に対し、十兵衛の予想を上回る規格外のパワーを見せる工藤が迫る。
徐々に工藤に追い詰められるなか頭をフル回転させて奇襲を編み出した十兵衛は、工藤の隙を突いて自ら川に飛び込み、工藤をビルから落下させることに成功する。
しかしまだ生きていた工藤は川から上がって油断している十兵衛を待ち伏せし、容赦なく殴打。
さすがの十兵衛も何もできず、負けを認めて弱弱しく命乞いをするしかないのであった。
8巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
田島 彬vsボクシングヘビー級王者のエキシビションマッチ
アメリカ、ボクシングヘビー級チャンピオンと日本人総合格闘家・田島 彬のエキシビションマッチが開催される。
しかしこれは田島が全て仕組んだ戦略によって実現したもの。
ボクシングルールでの試合を快諾して観衆の見る前でヘビー級チャンピオンを圧倒することで、総合格闘技に注目を集めようという算段。
そしてその狙い通り、男はヘビー級チャンピオンをKOして観客を熱狂させるのであった。
失禁しながら命乞いをする十兵衛
十兵衛を追い詰め、本気で殴り殺すと脅す工藤。
その迫力は工藤を雇っているヤクザからしても「本当に殺したら後処理ができない」と心配させるほど。
死の恐怖に直面し、失禁しながら命乞いをする十兵衛。
ヤクザは十兵衛の母が栃木県知事であることを告げ、工藤は「親に救われたな」と言って十兵衛を殺すのを思いとどまった。
これまでの相手で初めて「何でもあり」の喧嘩を挑んできた十兵衛との戦いに工藤が満足する一方、十兵衛は屈辱に涙を流しながら救急搬送されるのだった。
師匠・入江文学の下で修行に入る十兵衛
病室で意識を取り戻した十兵衛。
幸いにも命に別条はなく、工藤への敗戦を噛みしめてしばらく修行に出る決意を固める。
向かった先は師匠である古武術富田流の六代目当主・入江文学のもと。
一子相伝だが跡継ぎのできる見込みのない文学のもとで十兵衛は本格的に鍛えられることとなる。
(ギャグ回)"陰獣"からの解放
修行に出た十兵衛を探しまわる「陰獣」多江山は、ボケが進行し自分が十兵衛だと思い込む島田の祖父とくっつくこととなる。
女子校生ハンターの島田も学校側からの追及を乗り切ったのだった。
ヤクザを相手に奥義「金剛」の練習開始
文学のもとで筋トレを積み、いよいよ実践指導に移ることとなった十兵衛。
空手の百人組手のように、指定暴力団の1つ講談会に乗り込んで本気で殺しに来る相手と戦うのが今回の修行。
文学は1つのアジトで構成員に相手の心臓への強烈な打撃で失神に至らしめる富田流の奥義「金剛」を披露し、十兵衛に数をこなしてそのコツを掴ませようとする。
その拠点をあっという間に潰し、2人は次の拠点を目指して乗り込んでいくのだった。
【8巻のまとめ】
失禁しながら工藤に命乞いをした十兵衛は、一命をとりとめながらも工藤への敗戦を噛みしめる。
そして古武術富田流の師匠・入江文学のもとで本格的に稽古をつけてもらうため、修行に入った。
相手の心臓への強烈な打撃で失神に至らしめる富田流の奥義「金剛」を習得するため、ヤクザのアジトを襲撃して本気で殺しに来る相手と戦うことになるのだった。
次巻へ続きます。
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