宮本青果店の店長の息子である宮本明は、謎の女との出会いで数年前に婚約者と共に行方不明になった兄がある島で生きていることを知る。
その島は吸血鬼たちに侵された島。
まだ吸血鬼の存在も怖さも知らない明だが、幼馴染のケン・ユキ・西山・加藤・ポンの5人と共に謎の女の正体を確かめようとしたいきさつで同行していた大柄な男に襲われてしまう。
人間離れした耐久力とパワーで襲いかかってくる男の髪は白く、目は赤黒く変化し、その口元には長い2本の歯が。
明達は紛れもない吸血鬼の恐怖を目の当たりにするのであった。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
逃走、そして反撃へ
吸血鬼に追い詰められた明。
助けに入ったケンが噛まれ、血を吸われながら失禁してしまう。
恐怖で身体がすくむ一同、するとあの女が刃物を手に吸血鬼に立ち向かい、隙を作った。
女によれば吸血鬼は興奮すると目と髪のいろが変わる体質で、視力はよくないらしい。
動けなくなったケンを担ぎ、逃げ出す明たち。
女が血の匂いを振り撒きながら囮となるなか、身を隠すことに成功した明やケンたちは吸血鬼を殺す作戦を練り始めるのだった。
なんとか吸血鬼を倒す
血の匂いに敏感な吸血鬼は、掌に軽い傷を負っているユキの方へと向かっていく。
間一髪のところて明がユキを救いだし、そのままケンや西山たちが待ち伏せする場所へと吸血鬼を誘い出した。
血の匂いで撹乱しながら最後はケンが大きな包丁で吸血鬼の頭を割る。
暴れまわる吸血鬼に最後はコンクリートのブロックでとどめを刺し、ようやく動かなくなった。
吸血鬼の死体を車のトランクに乗せ、山に遺棄しにいくことにする明とケン、西山の3人。
しかしまだ生きていた吸血鬼が脱出し、川の方へと逃げようとする。
パニックを起こしかけながらも追い付いた明たちは川辺の石で何度も吸血鬼の頭を潰し、今度こそ息の根を止めることに成功。
とてつもない恐怖を味わった3人は、元凶でもある女を問い詰めに向かうのであった。
女が正体と真実を明かす
すべての事情を打ち明け始めた女。
女の名前は青山冷。
地元の村を吸血鬼たちに支配され、偶然村に来た人やその周囲の人をいもづる式に拉致しているらしい。
冷は母と妹を人質に取られ、逆らえないながらも明たちに賭けて反逆を決めたという。
話を聞いたケンは、明の兄を助けるためにその村に乗り込む決意を固める。
しかしこの決断が後の運命を大きく左右するのであった。
向かう先は孤島
危険な旅になるため蚊帳の外に置かれたユキだが、話を盗み聞きして部活の弓道の道具を武器に無理矢理付いていくことを決める。
一方、気弱なポンは警察官の兄から拳銃を拝借し出発に臨む。
ケンや西山は卒業旅行という名目で仲間を集め、その数は30人ほどにまでなった。
冷のガイドで出発する一同。
しかし向かう先はどうやら島である様子。
船の運転手は村側の人間らしく、2船に別れて出発することに。
明たち12人は1船目に乗るが、残りの仲間たちが後で合流することはないのであった。
彼岸島に到着
島が近づくに連れて怯えだす冷。
以前にも一度吸血鬼たちの退治を画策したことがあったが失敗し、その手引きをした見せしめとして冷の2人の妹のうち1人が処刑されており、そのトラウマが甦ったのである。
そして一向は目的の島、彼岸島に到着する。
吸血鬼に支配された島で、明の兄を救う戦いが始まるのだった。
【2巻のまとめ】
なんとか吸血鬼を殺すことに成功した明たちだが、その恐怖から元凶である謎の女を問い詰める。
女は青山冷という名前と、母と妹を吸血鬼たちに人質に取られ逆らえない事情を打ち明け、明たちに助けを求めた。
明の兄と冷を助けるため、明たちは知人たちを集めて冷の故郷である村に向かうことに。
しかし連れていかれた先は孤島、彼岸島。
吸血鬼に支配された島で凄絶な戦いが始まるとは、まだ知る由もないのであった。
次巻へ続きます。
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