もう1つの準決勝では絶対王者の流山シニアにダークホースの石金シニアが挑む。
この大会のために2年がかりで周到な準備と緻密な戦略を立ててきた石金シニアはどこまで通用するのか―。
34巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
観戦に来ていた豊田
ブルペンの家長はただの投球練習ではなく、どこかのチームをリアルにイメージしながら試合をしていることに気づく文吾。
一方、試合では石金シニアがバットを極端に短く持ってファウルで逃げる粘りの作戦を見せる。
消極的な姿勢に観客からはヤジが飛ぶが、スタンドでは静央シニアOBの豊田があくまで勝利のために全てを尽くす石金シニアの姿勢を擁護。
観戦していた文吾と野田も初めて豊田と接点を持つこととなった。
だが豊田は石金シニアにアドバイスを授けたことを明かし、決勝でもし静央シニアと石金シニアが戦うことになっても、教え子の石金シニアを応援することを宣言するのだった。
石金シニアが貴重な先制点を奪う
勝つためにあらゆる手をつくす石金シニアは、ギャンブルでの盗塁を成功させ、1アウトランナー2塁とチャンスを作る。
先制点が勝利の必須条件の状況、3番の金丸はベルトより上に来る変化球に狙い球を絞る賭けに出る。
狙いが外れたら三振でも構わないという捨て身の覚悟で振りぬくと、打球は1・2塁間を破るヒットに。
そして自分があえてオーバーランすることで囮となる間に2塁走者がホームイン。
石金シニアに貴重な先制点をもたらすと、さらに4番の徳田がソロホームランで追加点。
序盤で石金シニアが2点のリードを奪う予想外の立ち上がりとなるのであった。
早めの継投策
気を引き締めなおした流山シニアは、2回表に4番の鴨川が早速甘く入ったフォークをバックスクリーンに叩き込み、1点を返す。
さらに後続も畳みかけ、連打で1・2塁のチャンス。
しかしここま唐笠が踏ん張り、何とか追加点を許さずに凌いだ。
2回の裏、石金シニアの攻撃は粘りを見せるも三者凡退。
いよいよ3回に流山シニアが一気に逆転かという空気に包まれるが、石金シニアは先手を打って投手交代に踏み切るのであった。
2番手はアンダースローで翻弄
金丸が自ら2番手でマウンドに上がる。
唐笠の極端なオーバースローとは対照的にアンダースローから放たれる浮き上がるようなストレート、さらに緩急をつけたチェンジアップで流山シニアを翻弄する金丸。
流山シニアを倒すために計算しつくされた戦略に、観客たちも見る目が変わっていく。
決勝に向けていてもたってもいられなくなった文吾は、お目付け役の真琴と共に球場の外へランニングへ。
そして野田も豊田と話すために席を立つのだった。
真琴の進学先は…?
一緒にランニングする文吾と真琴。
文吾は既に進学先を決めている様子であり、真琴は自分の意志が揺らがぬように先に自分の進路を明かす。
女子高校野球の全国大会の決勝が甲子園で開催されることとなるため、選手として甲子園のグラウンドに立つのが真琴の目標。
それを聞いた文吾は、真琴の夢を応援し甲子園で会うことを約束しつつも、自分の進学先は明かさない。
真琴は文吾の進学先が偶然にも自分と同じなら嬉しいと願うのだった。
豊田に相談する野田
その頃、野田は豊田に自分の進路としてどの高校に行くのがベストなのか、その判断基準について相談していた。
文吾と同じ高校に行って日本一の投手と日本一の打者になるという野田に対し、豊田は「日本一の投手を倒すことでしか日本一の打者であることは証明できない」と、文吾とは違うところへ行くことも示唆する。
豊田はさらに、打撃の絶対的な感覚をモノにした野田に対し、「その感覚は近いうちに失われる」と忠告。
その時流山シニアと石金シニアの試合に大きな動きがあり、野田は豊田の忠告について深入りすることはできずじまいとなるのだった。
流山シニアが逆転、対する石金シニアは再び継投策に
試合は4回、なりふり構わず必死に食らいつく攻撃を見せた流山シニアがついに金丸を捕らえ、3点のリードを奪うことに成功する。
石金シニアは予定を変更し、再び継投策に。
決勝で登板予定だった徳田を3番手としてマウンドに送り込むのであった。
【34巻のまとめ】
石金シニアの作戦がハマり、初回から2点を先制する予想外の展開に。
さらに先手を打ち、早めの継投策で逃げ切りを図るが、自力で勝る流山シニアが4回に逆転。
すると石金シニアは再び投手交代に踏み切り、決勝で登板予定だった徳田を3番手としてマウンドに送り込むのであった。
【34巻の見どころ】
この巻の見どころは、石金シニアの緻密な作戦と投手交代の連携が光るシーンです。
特に、金丸がアンダースローから放つ球で流山シニアの打線を翻弄する場面は圧巻です。
これまでの準備と計算された戦略が実を結び、観客や対戦相手にもその実力が伝わる瞬間です。
また、文吾と野田が進学の話を交わし、野田が豊田に進路について相談するシーンも見逃せません。
豊田のアドバイスにより、野田の今後の進路に大きな影響を与える予感が漂い、ストーリーに新たな展開を期待させます。

次巻へ続きます。
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