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ブルーノ、ラファエルが加入し4人でのバンド結成!『BLUE GIANT SUPREME』4巻【ネタバレ注意】

 

~前巻までのあらすじ~

世界一のジャズプレーヤーになることを夢見て日本を飛び出し、ドイツの地に降り立った大。

カタコトの英語だけ、縁もゆかりもない土地で新たな生活が始まった。

アジア人という人種の見えない壁に阻まれる大だが、楽器店の店主ボリスをはじめ現地で出会った人たちの支えを得て、女性の小柄な体格に見合わぬ力強い演奏をするベーシスト、ハンナ・ペータースと出会う。

初めは得体の知れないアジア人から突然声をかけられ警戒するハンナだが、大の圧倒的な実力を知り、2人は正式に組むことに。

ハンナは「技術と外見がバンドに合わない」という理由で過去に外されたグループ「モーレン5」を見返すのが1つのモチベーションであり、大も一緒に勝つことを決意した。

しかし2人で初めてやったライブへの評価は真っ二つ。

ボリスのアドバイスで更なる仲間を探しにベルリンへと移った2人は、性格に難があるものの確かな技術でひたすらに自分のジャズを追求するピアニスト、ブルーノ・カミンスキを見つけるのだった。

 

4巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

誰とも組まないドラマー、ラファエル・ボヌー

フランス出身のドラマー、ラファエル・ボヌーは今日もベルリンで様々なバンドに助っ人として入り、ジャズライブを楽しんでいた。

〈誰とでも合わせられるドラマーのラファエル [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

誰とも組まず、色々な人と演奏することで人脈を広げたいというのがラファエルの信条。

その高い技術力で初めて組む下手なメンバーも支えてみせ、ずっと誰かとジャズを演奏し続けるのが夢である。

基本的には誰とも合わせられるラファエルだが、唯一合わなかったのが、バンドメンバーの演奏が気に食わずライブの途中で帰ったことのあるブルーノ。

〈ラファエルにブルーノが話を持ち掛ける [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

そんなある日、ブルーノがラファエルのもとを訪れ、ある提案をするのだった。

ブルーノとラファエルが大たちとセッションすることに

ブルーノの行動を許していないラファエルはそのまま立ち去ろうとするが、MNCレコード社の重役であるハインドルから電話が入り、「ブルーノと話をしてほしい」と説得される。

〈ハインドルがラファエルを説得 [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

ハインドルはボリスの誘いで大とハンナのライブを見て評価した1人で、彼らとブルーノ・ラファエルを引き合わせようとしていた。

酒を飲みながら「Truth or Dare(真実か挑戦か)」というゲームをブルーノが提案。

「真実」を選べば相手の質問にウソをつかずに答え、「挑戦」を選べば相手の出すお題に必ず従う。

ブルーノは「真実」を選び、ラファエルの質問に答えていく。

問題が起きたライブの時は、頭真っ白で延々と同じフレーズを繰り返すベース、そして下手さを照れと笑顔で誤魔化そうとしたサックスとギターにキレたがゆえの途中離席。

 

その日はブルーノのせいで店からクレームとなったが、それでも最後まで演奏し続けたラファエルにブルーノが謝罪した。

〈ブルーノの謝罪 [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

「挑戦」を選んだラファエルに酒を勧めるだけのブルーノは、その後もラファエルの質問に答え続ける。

ポーランドの片田舎で幼いころから戦うようにして厳しくクラシックのピアノを叩き込まれていたが、セシル・テイラーというジャズのピアニストの遊ぶような演奏を耳にして心を奪われ、それ以来ジャズにハマったこと。

〈幼い頃のブルーノ [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

父にせがんで遠路はるばるセシルのライブへ足を運び、舞台袖で必死にセシルを呼んだがその小さな声は届かなかった。

自分とセシルの間にある大きな壁を感じ、その壁を越えて自分も向こう側へ行くためにベルリンの地で本気でジャズと向き合っているようだ。

〈セシルとの間には高い壁があった [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

そしてブルーノがラファエルに持ち掛けた提案の内容に話が及ぶ。

ハインドルから同じ連絡を受けていたブルーノは、「挑戦」を選んだラファエルに「アジア人のサックスとドイツ人女性のベーシストとセッションしてほしい」と切り出す。

特定の誰かと組みたがらないラファエルは、セッションだけならと快諾するのだった。

〈セッションをラファエルも快諾 [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

4人のセッションは大成功、しかし…

大・ハンナ・ブルーノ・ラファエルがジャズバーで対面を果たす。

初対面の大とハンナに対し、ブルーノは「気に入らなかったら立ち去る」、ラファエルは「特定の誰かとは組まない」という条件を出し、「セッションして組んでも良いと思ったら再びテーブルに戻ってくる」と決めてそれぞれの腕を見せる飛び入りセッションが始まった。

〈組んでもいいと思ったら戻ってこよう [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

先陣を切ったハンナが力強い演奏を見せ、ベースを支えられなくなったピアニストに代わりブルーノがステージに上がる。

そこに大が登壇し、圧倒的なサックスでボルテージを上げ、ついにラファエルもステージに。

〈4人の演奏がハマる [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

大・ハンナ・ブルーノの演奏を見事なドラムでまとめ上げ、4人の息のあった演奏が観客を魅了した。

誰もがこの4人なら組んでもいいと思うはず、そんな手ごたえを感じるライブだったが、ラファエルはテーブルに戻ることなくそのまま店を立ち去ってしまうのだった。

〈ラファエルだけが戻ってこなかった [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

自分を見つめ直すラファエル

手応えがあったのにラファエルが帰った理由がわからない大は、後日ラファエルのもとを訪ね、感想を求める。

大は「ジャズは予想外に何でも起こりうる」と言ってラファエルが加入しないこともあっさりと受け入れたうえで、「ラファエルは永くプレーしたいんじゃなくて本当は人を楽しませたいとしか思えない」と指摘。

〈大の言葉に自分を見つめ直す [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

大の思わぬ言葉に、ラファエルは自分を見つめ直すこととなるのだった。

ラファエルも大たちと組むことを決意

大と別れてからも今まで通り色々なプレーヤーとセッションするラファエル。

しかし高みを目指さずただ演奏を楽しむプレーヤーたちにいつの間にか不満を覚える自分がいた。

〈他のメンバーに不満を持つ自分に気付く [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

これは自分の求めていたものではなかったのか―。

ふと夜空を見上げてみれば、そこには大きな丸い月。

思い立つようにしてラファエルは考えを変え、大たちのバンドに加入することを決意するのだった。

〈ラファエルが加入を決意 [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

練習初日から本音のぶつかり合い

4人での練習が始まるが、早くもブルーノとラファエルが対立する。

〈リーダーとして大を認めないブルーノ [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

ラファエルとハンナはバンドのリーダーは大という認識でいたが、ブルーノはリーダーとしてこなすべき役割を挙げ、公平に選ぶべき(自分がなるべき)と主張。

初日から喧嘩して練習途中でブルーノが立ち去ってしまうが、大は本音でぶつかり合えていることを前向きに受け止めた。

そして自分も、ブルーノが作曲したオリジナル曲を「ジャズ好きに向けられていて好きじゃない。ジャズを聴いたことがない人を感動させるべき」と意見をぶつける。

〈ブルーノの作曲にも口を出す大 [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

英語の下手さもあって大の言葉は強く否定するニュアンスになってしまい、気を悪くしたブルーノはまたも途中で練習を抜けてしまうが、大の言う方向性はブルーノにも刺さった。

極貧の大にブルーノが金を貸す

偉そうなことを言いながらも大は生活資金が底を尽きそうなほどに貧乏になっていた。

〈空腹で力の出ない大 [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

練習のスタジオ代を除けば宿代も滞納ギリギリで、食費も切り詰めすぎて力が出ない。

しかし音楽一本でいくという強い決意で、バイトは絶対にしたくない。

そんなとき、大の様子を見ていたブルーノが大に100ユーロを貸してくれた。

〈ブルーノが仲間として認めた証 [BLUE GIANT SUPREME 4巻](c)集英社/古舘春一〉

金がないのに働きもしなければ、作曲もしないのに一丁前に意見は言う大を認めてはいないが、共に壁を乗り越える仲間として受け入れた証であった。

ボーナストラック

ガブリエル・ベール:この時点では名前も正体も不明だが、大たちのバンドの一員に加わって化学反応を起こし、伝説的なライブを実現したと吹聴する。

【4巻のまとめ】

ブルーノに加え、誰とも組まないことを信条としていたドラマーのラファエル・ボヌーもバンドに加わり、4人でのバンドが結成された。

全員が腕に覚えのあるプロフェッショナルであり、練習初日から本音でぶつかり合う大たち。

なかでもブルーノは一際自己主張が強く大をリーダーとして認めてはいないが、共に本気で高みを目指す仲間としては認めているのだった。

次巻へ続きます。

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