ヴェネーノの娘ヴェネランダは次元怪盗として覚醒し、部下のゴードンを連れて旅立った。
5巻のあらすじを振り返ってみましょう。
デルドロ脱獄計画
デルドロのかつての仲間「デッドリンクス」は、デルドロを脱獄させるため移送車を襲撃し、デルドロとドグ、獄長を誘拐した。
空飛ぶコンテナに収容されたデルドロとドグは、アリギュラがかけた術式を無効化して自由になれると聞かされるが、代替の血液が用意されていないことを知ったデルドロは、ドグの体内から出ないと騒ぎ始めた。
揉めている最中に獄長が目覚めたが、彼女はドグの体に仕掛けられた距離センサーつき爆弾を警戒して連れてこられただけだったため、用済みになってコンテナから落とされてしまう。
獄長を助けようとしたドグは拘束具から無理矢理脱出し、デルドロを纏って飛び降りた。
ドグは獄長をキャッチするとデルドロをひも状に伸ばし、無事地上に帰還した。
帰還後、獄長はデッドリンクスを指名手配し、より安全に2人を作戦に参加させられるよう「移動式独房」を投入した。
機械公ボルドイ
警察に追われて重傷を負ったZ級指名手配犯「機械公ボルドイ」がブラッド・ベリ中央病院に逃げ込んだ。
「救える命は救い、感情で命を選り好んではならない」と考えている医師・ルシアナたちはボルドイを患者として受け入れ、警察に引き渡さず治療を優先した。
しかし院内では患者たちがボルドイ暗殺を企て、病院前では抗議デモが起きるなど、世間からの批判は高まっていた。
機械を操るボルドイの能力を警戒した警察は、ライブラに協力を要請し退院までボルドイを見張り続けた。
退院の日、治療によって絶好調になったボルドイは、ライブラとHL警察の総攻撃を受けても生き残り、周囲の装甲車や武器を吸収して「別の存在」に進化しようとする。
ルシアナの葛藤を知っているクラウスは、対BB用の奥義で封印しようとするがスティーブンに止められた。
ボルドイは危機感を抱いて再び病院に逃げ込もうとするが、レオに視界を支配されてクラウスの目の前に誘導され、粉砕されてしまった。
怪我人は片端からブラッド・ベリに担ぎ込まれて治療されたため、この事件での死者は0人だった。
【5巻のまとめ】
かつての仲間たちに手引きされ脱獄を試みるデルドロだが、ドグに絆され未遂に終わる。
ブラッドベリ中央病院の医師達はバッシングを受けながらも凶悪犯の機械公ボルドイを受け入れ、完璧に治療した。
退院したボルドイは大暴れするが、ライブラに阻止された。
【5巻の見どころ】
この巻の見どころは、脱獄劇と医療の正義が交錯する二大エピソードです。
まず、ドグが獄長を救うため空中から飛び降り、デルドロの体を使って減速着地する驚異の脱出劇は、信頼と絆が光る熱い場面です。

次巻へ続きます。
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