地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利した。
次にオリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、「ミスター2」ことゲバルとオリバが激突。
2人の決闘はバンダナを使った中世伝統的な勝負スタイルに始まり、正面からのぶつかり合いに。
共にダウンを奪い合う激しい戦いとなるが、最後はオリバに軍配があがった。
刃牙も行動を起こし、自らもアンチェインの資格を持つことを立証する。
さらにアイデンティティを脅かされ怒り心頭のオリバに対し挑発を重ねていく。
オリバと刃牙は確実に激突へ向かっていた。
9巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
癒しのマリア
マリアはかつて美貌を誇っていたが、病気治療のための薬物の副作用でいまや醜い姿となってしまっている。
それでも気高く振る舞うことは変わっておらず、そこにオリバは惚れていた。
マリアはオリバを優しく抱きしめ、乱れた心を癒すのだった。
〈オリバを包み込むマリア [範馬刃牙 9巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙とオリバ 開戦のゴング
度重なる刃牙の挑発を受けて心中穏やかでないオリバは、刃牙との試合を一大格闘イベントとして企画しようと目論む。
オリバが独房にいる刃牙に2週間後に勝負を受けることを伝えると、刃牙はその場でオリバに喧嘩を売る。
拘束具が着いた状態であっても、刃牙はオリバに蹴りかかる。
オリバが売られた喧嘩を買うかたちで刃牙に張り手を見舞うと、刃牙の身体は独房の壁を貫いて隣の部屋へ吹っ飛んだ。
〈開戦のゴング [範馬刃牙 9巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
これが刃牙とオリバの決闘のゴングとなる。
刃牙 vs オリバ
刃牙はいとも簡単に拘束具をはずし、両者ともに戦闘態勢に。
オリバは刃牙の拳を掴んで壁をぶち抜きながら引き寄せると、そのままタオルのように刃牙の身体を振り回す。
そしてまたいくつもの壁を壊しながら突進。
壁や扉、コンクリートの床を壊しながら滅多打ちに会う刃牙。
〈滅多打ちにあう刃牙 [範馬刃牙 9巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
しかし刃牙に蓄積されたダメージが脳内麻薬を引き出す。
スイッチの入った刃牙は人間の反射神経を超える速さでオリバのアゴをパンチで打ち抜き、意識を失ったオリバが倒れる。
〈刃牙の反撃 [範馬刃牙 9巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
すぐさま意識を取り戻したオリバは、自慢の肉体を球体に丸め、防御の体勢をとった。
〈オリバの防御体勢 [範馬刃牙 9巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
鍛えぬいた筋肉を自在に操るオリバ。
刃牙の攻撃ですら全くダメージを与えることができない。
紅葉の時は剛体術で打ち勝った。
同じ攻めを見せようとする刃牙、果たしてオリバの防御を破ることができるか。
【9巻のまとめ】
刃牙とオリバが激突。
オリバのパワーで滅多打ちに会う刃牙だが、反撃でダウンを奪う。
オリバは自慢の肉体を球体に丸めた完全防御の体勢に。
刃牙はオリバの防御を破ることができるか。
次巻へ続きます。
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