ブラッドベリ中央病院の医師達はバッシングを受けながらも凶悪犯の機械公ボルドイを受け入れ、完璧に治療した。
退院したボルドイは大暴れするが、ライブラに阻止された。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。
音速の逃走
ライブラ事務所が襲撃されている現場に出くわしたソニックは、敵が落とした重要そうな部品を拾い、ヘルサレムズ・ロッドの街中を逃げ回っていた。
しかし誤って縄張りに踏み込み、野生の音速猿の群れにも追われてしまう。
目にも止まらぬ速さで街を駆け抜けるソニックだが、ついに音速猿達に捕まり、そこへ敵も追いついてきた。
ソニックはギリギリで攻撃を躱して逃げたが、巻き込まれた音速猿の一頭が重傷を追ってしまう。
猿の逆襲
橋に追いつめられたソニックは敵からの攻撃を受け、今にも落ちそうになっていた。
そこへ仲間の仇を討つために音速猿の大群が現れ、敵の背中に無数の蹴りを浴びせた。
敵は落下し、ソニックも落ちそうになるが、音速猿達に助けられた。
ライブラの敵は倒され、ソニックは無事レオの元へ帰ることができた。
大僧正の召喚を阻止せよ
月末に迫る「大僧正の召喚」に向けて、ライブラはヘルサレムズ・ロッド警察と連携をとりながら準備を進めていた。
大僧正が召喚されれば数百万人が巻き込まれる大災害が起きるが、召喚儀式自体は阻止できないため、魔法防壁を突破し信者を制圧するしかない。
さらに勢力を急拡大している謎の新興武闘派組織「我らの威風解放戦線」が信者と結託していることが分かった。
ヘルサレムズ・ロッド警察が開発したコンピュータ制御の対魔法防壁システムを作戦のメインとし、ライブラは不測の事態に備えるため、超繊細な調整を必要とする魔法防壁突破用の精密兵器を入手した。
ライブラお抱えの武器商人であり武器の整備係でもある「パトリック」は、相棒の「ニーカ」を工房に残し、大仕事の前の1人呑みに出かけた。
パルロー
ヘルサレムズ・ロッド警察の開発陣のトップはパトリックの元恋人「パルロー」だった。
パトリックと別れて別の男性と結婚し子どもを設けたパルローだったが、彼女の子どもは大崩落の影響を受けて精神疾患を患ってしまった。
パルローは「息子を守る」という強い意志をもって仕事に打ち込んだ。
しかしシステムは職員を巻き込んで暴走した末に大破してしまい、ライブラとヘルサレムズ・ロッド警察は、内通者の存在を疑い始める。
拉致
パルローは見舞いに来たパトリックを麻酔銃で撃って拉致した。
犯人は「我らの威風解放戦線」の一員で、兵器の調整を妨害し召喚を成功させるため、パトリックをヘルサレムズ・ロッドから遠ざけようとしていた。
パルローは「息子を守らなければならない」という強い暗示をかけられて組織の内通者になったが、その息子はもう亡くなっている。
ライブラの調査で事実を知ったパトリックは、パルローが無差別大量虐殺に加担する前に止めるため、わざと捕まって彼女を組織から解放しようとしていた。
しかし「兵器を調整できる技術者が別にいる」と気づいた犯人は、相棒の居場所を吐かせるためパトリックを拷問しはじめた。
相棒
パトリックが敵に拉致されたと知ったニーカは、すぐに兵器の調整に取り掛かった。
ニーカの腕を見込んで内戦から救い出したパトリックは、彼女にとって相棒であると同時に恩人だ。
ニーカは相棒の帰還を信じ、何時間も繊細な調整作業をし続ける。
一方、情報を吐かないパトリックに苛立った犯人は、ついに技術者の商売道具である指を切り落とすと脅し始めた。
パルローが止めようとするが、縛り付けられてパトリックを脅す材料にされてしまう。
「彼女を救うためならなんでもする」というパトリックは宣言通り、犯人の生死を考慮せず、靴に仕込んだ電流発生装置で車をクラッシュさせて脱出した。
ニーカの元に戻ったパトリックはパルローとも協力して兵器の調整を完了させ、作戦は無事に遂行された。
パルローは「相棒を大事に」と言い残し、ヘルサレムズ・ロッド警察に連行されていった。
【6巻のまとめ】
敵の重要パーツを拾ったソニックは、野生の音速猿達に追われながら音速で街を駆け抜ける。
パトリックの男気と相棒との信頼関係により、元恋人パルローは救われ、大僧正の召喚も無事に阻止された。
【6巻の見どころ】
この巻の見どころは、音速のソニックがヘルサレムズ・ロッドの街中を逃げ回るスピード感あふれる追走劇と、パトリックと相棒ニーカの絆が輝く救出劇です。
音速猿の大群が仇討ちのために乱入し、敵を蹴散らす場面はユーモラスかつ爽快で、戦いの中に不思議な連帯感が生まれます。
さらに、拷問にも耐えて相棒と元恋人を守ろうとするパトリックの覚悟と、それに応えるニーカの献身が胸を打ちます。

次巻へ続きます。
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