パトリックの男気と相棒との信頼関係により、元恋人パルローは救われ、大僧正の召喚も無事に阻止された。
7巻のあらすじを振り返ってみましょう。
カロプス人蟲
なんでもありのオークション組織「ズールディーズオークション」がヘルサレムズ・ロッドで復活し、世界崩壊幇助器具の1つ「カロプス人蟲」が出品されるという情報が世界に出回った。
古代中国の呪術「蟲毒」を模しているカロプス人蟲は、100人の人間を内部に閉じ込めて殺し合わせ、残った1人を最強の兵として生み出すことができる。
そしてカロプス人蟲が出品されるということは、誰でも世界の破滅を買えるということを示していた。
ズールディーズ支配人「デナルド」にオークションの中止要請を断られたアメリカ大統領は、国家非常事態を発令し、最強のサイボーグ部隊「G.I.」をヘルサレムズ・ロッドに送り込んだ。
さらに、世界崩壊幇助器具の存在を嗅ぎつけたキュリアスが率いる「グリーディナッツ」もヘルサレムズ・ロッド入りする。
世界中の危険人物が集まるヘルサレムズ・ロッドで円滑にオークションを進めるため、ズールディーズはBBの2人組「タイクーンブラザーズ」に警備を依頼した。
オークション開始
作戦の不確定要素を排除するため、G.I.はライブラの事務所を急襲した。
クラウスは身を挺して仲間たちを逃がすが、G.I.の策略によりパンドラムに収監されてしまう。
さらにロウ警部も「ナクトヴァの微笑み」が破壊された責任を追及され、自宅謹慎処分となった。
スティーブンはロウ警部の裏切りを疑うが、彼の「ヘルサレムズ・ロッドで一番弱い者の暮らしを守る」という信条を聞き、協力体制を続けることを決めた。
デナルドはタイクーンブラザーズに血脈門を開かせ、オークション参加者を会場に集めていく。
そして周囲を取り囲む警官隊の呼びかけを無視し、ついにオークションが始まった。
落札
会場に張られた魔術防壁を破って会場へ突入したG.I.だが、オークションの場に到達する前にタイクーンブラザーズの「イングウェイ」が立ちはだかった。
超最先端のサイボーグであるG.I.の連携攻撃を受けて上半身を吹き飛ばされても、BBであるイングウェイは笑いながら復活した。
一方、血脈門を通って会場に潜入したグリーディナッツの前にはタイクーンブラザーズの「マクシミリアン」が立ちふさがっていた。
グリーディナッツの面々から繰り出される攻撃に一度は倒れたマクシミリアンだが、すぐに復活してまた立ちふさがる。
会場ではカロプス人蟲が2000億で落札されたが、会場外に現れた2代目次元怪盗ヴェネランダの一閃により、建物ごと斬られてしまった。
【7巻のまとめ】
世界崩壊幇助器具の1つ「カロプス人蟲」がオークションに出品された。
オークションを阻止したいG.I.や人蟲を狙うキュリアス達が会場に突入したが、双方の前に人蟲を警護するBBの2人組「タイクーンブラザーズ」が立ちふさがる。
【7巻の見どころ】
この巻の見どころは、世界崩壊をもたらす「カロプス人蟲」の奪取を巡って激突する、G.I.やグリーディナッツとBBの死闘です。
オークション会場で繰り広げられるイングウェイとG.I.の壮絶なバトルは、再生能力と戦術がぶつかり合う緊迫の展開となっています。
さらにマクシミリアンの執念の復活劇や、会場を一刀両断するヴェネランダの登場など、怒涛のクライマックスが目白押しです。

次巻へ続きます。
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