地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
自らアリゾナ州立刑務所に収監され、見事オリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
単純なパワーでは勇次郎をも上回るその存在に惹かれるように地下格闘士たちはこぞって対戦を望むようになる。
烈が自らを餌として名乗りを上げるも、最後はピクルの突進の前に散り、右脚を失った。
次に刃牙が覚悟が固まらないままピクルと対決し、不覚を取ってしまう。
刃牙は目標とする勇次郎を超えるためにピクルとの再戦に可能性を見出していく。
他方、烈の仇を討つために克己がピクルに挑むが、善戦虚しく右腕を失う結果となった。
烈と克己から刃牙へとバトンが託される。
しかしその前にジャックが立ち上がり、ピクルに勝負を挑むのだった。
18巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
ピクル vs ジャック
新たな強敵の登場を喜ぶピクル。
ジャックの鍛えた咬筋力と恐竜たちの鎧を噛み破ってきたピクルの牙がぶつかり合う。
〈怪物同士のディープキス…? [範馬刃牙 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ピクルは首の力でジャックの身体を持ち上げて振り回し、噛みあいはピクルに軍配が上がった。
口の周りを剥ぎ取られたジャックがピクルに襲い掛かる。
しかしジャックのベストショットを以てしてもピクルの頑強さを上回ることができない。
今度はピクルが本気の突進を仕掛ける。
するとジャックは合気でいなし、ピクルはそのまま観客席にまで吹き飛んだ。
〈観客席まで吹っ飛ぶピクル [範馬刃牙 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
そのままジャックが攻める。
ピクルの本気のスピードに敗れるジャック
ただひたすらに、ドーピングや骨延長など身体に多大な負担をかけてまで強さを追い求めたジャックがピクルの左耳を噛みちぎる。
ここでピクルが初めて怒りを剥き出しにし、途端にジャックの攻撃がことごとく空振りをするようになる。
〈本気になったピクルの動き [範馬刃牙 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
何が起きているかまったく理解できないジャック。
ピクルはジャックが放つMAXの攻撃を十分な余力をもってかわし、闘技場の壁をバネにして元の位置に戻る。
その動きをジャックが視界に捕らえることすらできなかったのである。
生身の人間では決して太刀打ちできない運動神経とスピードを前に、ジャックは初めて勝利を神に祈ってしまう。
〈神にすがるジャック [範馬刃牙 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
そして祈りは届かず、ジャックは散った。
ピクルの本能が告げる危険
顎を砕かれ気絶するジャックの前でピクルは涙を流しながら勝ち名乗りを上げ、烈や克己と同様、捕食しようとする。
ジャックに先を越され、出遅れたことを悔いながら見守っていた刃牙が止めようとするが、ピクルはなぜか自ら動きを止める。
ピクルの脳裏に蘇ったのは、毒をもつハチを捕食したときの苦い記憶。
〈ジャックから感じる危険 [範馬刃牙 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ピクルの本能が危険を告げていたのだった。
【18巻のまとめ】
ジャックがピクルに挑むが、本気を出したピクルのスピードは視界にも捕らえることができず敗北。
ピクルがジャックを捕食しようとしたとき、本能が危険を察知した。
まだジャックは何かを隠し持っている。
次巻へ続きます。
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