少年漫画

この世界は誰かの意識が作り上げたものだった!その主が異変に気付き、世界がゆっくりと崩壊へ…『カラダ探し 解』3巻【ネタバレ注意】

集英社/ウェルザード・村瀬 克俊
~前巻までのあらすじ~
明日香たちが卒業してからしばらく経ったある日、柊留美子、相島美雪、杉本健司、池崎龍平、袴田あゆみの5人は謎の少女・小野山美沙から声をかけられ、美紗の目論見と「赤い人」の呪いに巻き込まれることに。

夜になると留美子たちの部屋にはぬいぐるみが現れてそれを追う「赤い人」に殺され、夜の逢魔高校を舞台にバラバラになった自分たちのカラダを探す「偽のカラダ探し」が始まる。

真相を知る美沙の目的は、かつて小野山美子の呪いで世界が歪められた影響で生じた「歪んだ世界」を元に戻し、すべてを「本当の世界」に返すこと。

そしてこの場所が呪いの力で作られた死の狭間であること、7日以内にそれぞれの「カラダ」を見つけなければ本当に死んでしまうというルールや、世界を元に戻した代償として、「本当の世界」にそもそも存在しなかった美沙と龍平は存在自体が消え、美雪と袴田あゆみは死ぬ運命を辿るといった真実も明らかに。

大切な友達を失う可能性に苦悩し動揺を隠せない留美子だが、美雪との関係がこじれてしまったうえ、さらに杉本健司も自分勝手な単独行動に走るなど、「偽のカラダ探し」は思ったように進行しないまま、時間だけが過ぎていく。

それでも呪いを解く手がかりを求めて奔走を続ける留美子たちは、事情を知った伊勢高広たちの助けを得ながら、龍平を始めメンバー同士の協力体制を整えていく。

そして恋人である美雪の様子を不審に思った浦西翔太から留美子に連絡が入るのだった。

 

3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

次のカラダ探しが始まる

美雪の様子がおかしいと心配する翔太にも美紗が全てを明かす。

翔太は美雪をフォローすることを誓い、やれることはやった。

その日の晩、留美子は部屋で小野山家で儀式が行われ失敗する光景を幻影で見る。

バラバラで血まみれの美子の遺体を無理やり繋ぎあわせ、父親が壺に黒い物体を入れて魔術を唱えるが、壺から出てきた黒いモヤが美子の遺体に乗り移っただけで美子は生き返らず。

そして留美子はいつも通り現れた赤い人に殺され、またカラダ探しが始まるのだった。

美雪と和解するも、初めての強制終了

今回は美紗と美雪がペア、留美子・あゆみ・龍平が3人で行動することとなり、健司は未だに単独行動。

留美子たちは龍平が危険なエリアを担当するなか順調にカラダを集めるも、廊下では廊下の端まで首を吹き飛ばされた健司の死体を見つける。

さらに校内放送では赤い人が生産棟2階東側廊下を落下中 とアナウンスされ、赤い人が重力も無視して動き回っていることが判明。

途中で美紗と美雪と合流を果たすが、美紗は自分も毎晩赤い人に殺されており、美紗が殺されればその日のカラダ探しは強制終了になることが明らかとなった。

互いの情報を交換する留美子たちだが、そこを赤い人に見つかってしまい、美紗が自ら赤い人に対峙。

美紗が時間を稼ぐ間に急いで手分けして捜索する留美子たち。

生き残っていた龍平とも再会し、留美子と龍平は美雪とも再び協力する体制にこぎつけた。

捜索は順調に進みそれぞれのカラダの場所が判明していくなか、この日のカラダ探しは途中で美紗が赤い人に殺されたことで強制終了となるのだった。

元の世界とリンクした留美子

美紗が死ぬと世界が壊れるかのように崩れる。

遠退く意識のなか、留美子はふわふわと浮遊しながら学校の大職員室の前を漂っていた。

そこは元の世界で美雪が美紀の呪いを解くのを明日香たち他のメンバーが待っている場面。

ちょうど美雪が赤い人に美紀を殺させたことで世界の崩壊が始まる。

ここでも崩壊に巻き込まれた留美子は、偽の世界で目覚めた翌朝、世界にひび割れが発生し崩壊しかけている光景を目の当たりにするのだった。

壊れ始めた世界

空間に入ったひび割れは一般人には見えないらしく、慌てて美紗の家を訪ねる留美子。

ところが美紗は昨晩のダメージが癒えておらず満身創痍の様子。

留美子から話を聞いた美紗は、
・留美子が見たのは元の世界で本当に起こったことの記憶の断片
・美紀が消滅する寸前に元の世界のメンバーの誰かの意識に逃げ込み、その意識の中に今の仮初めの世界が作られた
・美紀もこの世界では肉体形成ができず、美紗という存在のなかに逃げ込んだ
・この世界の主が異物である美紗とカラダ探しの存在に気付き初めており、世界から排除しようとしている
と明かす。

誰がこの世界の主なのかわからないうちは、迂闊な行動はできない。

そこに美雪やあゆみ、龍平が合流。

あゆみは元の世界で死んでいるためヒビを見ることができないが、美雪は元の世界で死ぬ寸前だったにヒビが見えるほか、元の世界の記憶の断片も夢で見たという。

一方の龍平は初めは健司と協力していたこと、今は健司の説得を試みていることを明かす。

そんななか、武司が留美子たちの前に現れ「あゆみを危険な目に遭わせてるらしいな…?とりあえずそこの空き地まで来い」と呼びつけた。

やや様子のおかしい武司の前に龍平が正々堂々と立ち向かい、不器用ながらも武司とのタイマンを制する。

武司がこの世界の主である可能性が高いと踏み、カラダ探しの期限でもある残り2日をできるだけ何事もなく過ごしたい留美子たちだったが、それでも武司の凶行は止まらなかった。

夕方に再び姿を現した武司は問答無用で龍平と留美子をナイフで刺し、そのままカラダ探しが始まるのだった。

留美子がカラダを全て集めると…?

美雪たちは美紗から聞いた話をまとめたうえで、誰か1人でもカラダ探しに失敗すれば翌日に全員「赤い人」に殺される、という推測をしていたが、いまだに健司は信じようとせず単独行動を貫く。

龍平と行動を共にする留美子は、無事に頭以外の自分のカラダを集め終えた。

そこに健司も姿を現すが、協力する気はないながらもなかなかカラダが集まらず焦っている様子。

情報を交換しても残りのカラダの数が全く足らず、捜索範囲を校舎の外にも広げる必要が出てきた。

留美子がショーウィンドウから自分の頭も回収して上手く説明できない記憶を回収しつつ、全員のカラダを集めるために3人で体育館へ。

体育館でもいくつかカラダを発見するなか、留美子は頭の中に入ってきた記憶のせいか、違和感を抱えるように。

「赤い人」が体育館に迫るなか、留美子はなぜかはわからないが「カラダを全部見つけるだけでなく何かを探さなくてはならない。今は死ねない」と強く感じるのであった。

【3巻のまとめ】

美紗は自分も毎晩「赤い人」に惨殺されていること、この世界は「本当の世界」が崩壊する直前に小野山美紀が逃げ込んだ先で、森崎明日香をはじめとするカラダ探しメンバーのうちの誰かの意識の中に作られた世界だったことを明かす。

この世界の主は、異物のような存在である美沙を警戒すると共に留美子たちの動きに気づき、排除しようと動き出していた。

そんな危機的状況の中で、高広と翔太以外のカラダ探しメンバーを警戒するよう留美子に告げる美沙だったが、あゆみが危険なことに巻き込まれていると気づいた兄の武司が、留美子や龍平に強い疑いの目を向け、凶行がエスカレートした結果、とうとう留美子と龍平は武司にナイフで刺されてしまうまでになる。

美雪と和解して協力するようになった留美子は無事に自分のカラダを揃えることに成功、しかし健司は未だ単独行動を貫きながら焦りを感じ始めている様子なのであった。

次巻へ続きます。

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