高校生のトビオ・伊佐美・マルはOBで金持ちニートのパイセンといつもつるんでいたが、ある日ひょんなきっかけからヤバい連中の多い矢波高校の相手から追われることになってしまう。
マルが標的にされてボコボコにされると、トビオたちは報復を決意。
パイセンの財力を頼ってお手製の爆弾を作り、矢波高に設置してビビらせようとする。
しかしその爆弾の1つがガスボンベに引火して大爆発を起こしてしまい、テロのような事件に発展してしまうのだった。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。
お金で解決
矢波高に火が広がり、大事になってしまった。
トビオはその中で、幼馴染の蓮子から絡んできた色黒のヤンキー(市橋)が爆発によって亡くなったことを知らされる。
市橋が蓮子の彼氏だと思っていたトビオは動揺するが、蓮子が付き合っておらずまた処女であることを知ると少し安堵した。
しかし、さらにテレビの報道によると全員合わせると10人命を落としたらしい。
トビオ達はよく思い返すと、爆発の原因は先輩の仕掛けた爆弾がプロパンガスの近くにあったことだと思い、パイセンを呼んでそのことを告げる。
焦ったパイセンはトビオ達全員を集め、口止め料として一人300万円の札束を提示。
成人になっているパイセンは有罪となればおそらく死刑、未成年のトビオ達でも5~6年の少年院送致は免れない。
社会的な死を避けるため伊佐美はそれを受け取ってパイセンたちと距離を置くことを決意して出ていくが、トビオとマルは金を受け取りつつ全て無かったことにし、元の生活を送ろうとする。
海外に逃亡する?
その矢先、テレビの報道で犯人の似顔絵が公開される。その顔は思いっきりパイセンの顔と分かるものだった。
パイセンは部屋からもう出ないと言い、2人は家に帰る。
トビオは家に帰ってからも、いろいろと深く考えてしまっていた。
パイセンが容疑者として捕まったら、パイセンの自供から自分たちが捕まるのも時間の問題。
次の日の朝、パイセンから電話がかかってくる。
内容は、国内にいたら捕まるのがオチだから、海外のプーケットに逃げようとのことだった。
同じ誘いを受けていたマルはとてもノリ気であり、トビオは海外に逃げるか迷うのであった。
追い詰められたトビオ
帰りがけに、トビオは蓮子に出くわす。
海外に行ってしまうと蓮子とも会えなくなってしまうと思ったトビオは、蓮子にキスをお願いする。
蓮子はトビオへの好意から受け入れたが、さらにトビオが1回ヤらせてくれと迫ると、呆れた表情で、「そういう人じゃないと思った。マジで好きだったのに。」と幻滅し去っていってしまった。
後悔するトビオであったが、海外に行くかどうかの時間も迫る。
結局、トビオは海外に行くことを決意。
家族には部活の合宿で1週間泊まると嘘をつき、家を出ていくトビオ。
しかし一緒に行くはずのマルは突如として音信不通に。
そのまま空港に着くと、ちょうど変装した姿のパイセンが警察に取り押さえられている姿であった。
やむなく引き返し、行く当てもなくただ呆然と過ごすトビオは、またもやテレビ報道でパイセンの逮捕と他に3名共犯がいるという報道を知る。
自宅にも警察が張り込んでいるかもしれないため、帰ることもできず、トビオは詰んでしまったと絶望するのであった。
【2巻のまとめ】
トビオ達の軽い気持ちの仕返しが10人の命を奪ってしまうような事件になってしまった。
自分たちが犯人であることを悟ったパイセンは1人300万円の口止め料をトビオ達に払い、伊佐美はそれ以来関係を絶つ一方、トビオとマルはその金を受け取りつつ何もなかったことにしようと決意する。
だが捜査の手がパイセンに迫り、トビオはパイセンとマルと共に海外に逃げようとするが、なぜかマルは音信不通となり、パイセンは逮捕されてしまった。
幼馴染の蓮子にも距離の詰め方嫌われてしまうなか、「あと3人の共犯がいる」という報道もなされ、自分が逮捕されるのも時間の問題だとトビオは絶望するのであった。
次巻へ続きます。
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