青年漫画

負ければ首吊り!富士山中のトンネルでテロリストとの命を賭けたババ抜き勝負へ『嘘喰い』4巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

多重債務者の冴えない青年・梶隆臣はひょんなことから凄腕のギャンブラー・斑目貘と出会い、行動を共にするようになる。

さらに梶は命すら対価にするギャンブルや、それを成立させるために立会人を派遣する中立の秘密組織「賭郎」の存在を知ることに。

裏社会に根を張る賭郎の立ち会いのもと、賭郎の会員権と1千万円を賭けてQ太郎と言う老人とゲームをすることになった貘と梶。

負けたら命を取られる危険な勝負に勝った貘は、全てを凌駕する暴力を持つ別人格の怪物・ロデムを宿すマルコを仲間に加え、賭郎の会員権や大金を得た。

賭郎の会員権を梶に譲った貘はさらにQ太郎から獲得した3000万円を全部スッて来るように指示し、梶はヤクザの運営する闇カジノへと足を運んだ。

ポーカー勝負でイカサマを使われ大金を巻き上げられた梶は、賭郎にも立ち会いを依頼し、壱號立会人の能輪の前でイカサマを見抜いて大逆転を果たす。

賭け金の支払い不能に陥ったヤクザに対し賭郎による命の取り立てが行われようとしたとき、マルコが取り立てに介入し喧嘩を売るのであった。

 

4巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

マルコと李の戦いで賭けることに

賭郎の立会人に喧嘩を売ったマルコ。

立会人である能輪は梶にどちらが勝つか賭けようと持ちかけ、
・マルコが勝てば鮫丸と孫六から命を取り立てるのは免除する
・李が勝てばマルコの身柄は賭郎がもらい受ける
という条件に。

能輪は上手くいけばマルコを手駒にできると踏んでおり、本気になった李がマルコをボコボコにする。

マルコが戦闘不能となり賭けは能輪の勝ち、しかし賭郎がマルコの身柄を確保しようと注射を打った際、別人格の怪物ロデムが目覚めるのであった。

介入した貘が能輪立会人にある条件を突きつける

ロデムの殺意と暴力は能輪の想定を遥かに越えるものだった。

立会人の危機を察知した部下たちが突入し能輪を守るなか、ロデムは李を一蹴し、蹂躙していく。

そのときどさくさに紛れて侵入した貘が場の収集を餌に能輪に条件を突きつけた。

梶に持たせた携帯のGPSで監視していた貘は、初めからこのような展開も狙っていたのである。

能輪に要求したのは、金になりそうな賭郎会員を見繕って賭郎勝負の場を手配すること。

お屋形様から注意を要する会員としてテロリスト・佐田国一輝の情報を得ていた能輪は、テロ活動の資金集めを目的としながら賭郎会員を次々と食い破る佐田国を獏にぶつけることを思い付く。

能輪と貘の利害が一致し、その場は収まった。

金を全部スッてくるはずが、増やした上に賭郎勝負のきっかけを作った梶は貘に褒められ、獏の魔力にますます惹かれていくのであった。

佐田国に怒り心頭の鞍馬

鞍馬組の組長・鞍馬蘭子自分の経営するカジノで荒稼ぎしている男に目をつけた。

その男こそ佐田国であり、客に混じって手練の協力者が何人もカジノに紛れていることを見抜いた鞍馬。

用心棒のレオでも素手で全員を相手にするのは分が悪いが、裏口も固められていると知るや怒り心頭となり、佐田国と一戦交える覚悟を固める。

しかしちょうど佐田国のもとには賭郎から新たな勝負の誘いが入り、佐田国は本命でないカジノ潰しからあっさり手を引いて帰ってしまった。

こうして貘と佐田国の勝負へと向かうのであった。

富士山中のトンネルで佐田国との賭郎勝負へ

賭郎勝負の舞台は富士のトンネルに作られた密室。

賭郎会員同士の勝負ではそれぞれの側に立会人がつき、交渉をサポートすることとなる。

貘・梶・マルコの側には妃古壱がつくが、ロデムの存在を警戒する佐田国サイドは密室へ入出できるのは各2名までと要求をつけてきた。

貘はそれをあっさり快諾し、梶と共に入出しつつマルコにはとある指令を出す。

指令を受けたマルコがすぐさまトンネルを引き返し山の向こう側を目指して移動を開始。

他方、密室では佐田国とその側近、そして拾號立会人の目蒲 鬼郎と対面を果たした。

勝負のルールも決まっていない段階から殺気を隠そうともしない佐田国に対し、貘も怯むことなく条件を提示する。

全資産として5000万円を伝えると、肩透かしを食らった佐田国は側近に銃を構えさせた。

対する貘も事前に用意していた銃を梶に出させるが、佐田国は「撃ち合いになってもいっこうに構わん」と一歩も引かない構え。

貘が佐田国を観察する中、一触即発の空気に呑まれた梶が誤って発砲してしまい、銃弾が天井へ。

そこは妃古壱が冷静に交渉を促し、賭け金を上げる方法を提案するのであった。

VIPたちが見守るなか、勝負はハングマン(ババ抜き)に決まる

佐田国はこれまでの賭郎勝負で得た全ての資金である10億を賭けることを宣言。

対する貘は、人主を募る、つまりこの勝負で自分の価値に賭けるスポンサーを募り始めた。

2人の勝負の様子は賭郎会員と賭郎を知るVIPたちにも中継され、開始の合図と共に次々と伝説のギャンブラー「嘘喰い」である貘への賭け金が集まっていく。

なかでも佐田国への恨みを募らせる鞍馬が一気に10億を貘に賭け、堰を切ったようにレートが吊り上がった。

結果として貘が集めたのは25億。

この人主のシステムでは勝てばスポンサーに賭け金とその3割が返還されるが、負けた場合は全てをスポンサーたちに委ねることとなり、留飲を下げるための残虐なショーに期待して賭けている者もいる。

貘は自分が25億、佐田国が10億のまま勝負を始めることをあっさりと了承。

2人の勝負のゲームは鞍馬の発案で負けた方が首を吊って死ぬハングマンとなった。

詳細なゲーム方法は佐田国が目隠しをして選び、ババ抜きに決まる。

1~10までのカード2組とババ1枚で行うババ抜きだが、通常と異なるのはババに代わるカードが「1」~「5」と数字の書かれた5種類あること。

その数字はそれぞれハングマン(首吊り機)を組み立てるまでの工数を現しており、負けた方は残ったババの数字の分だけ自分の首吊りに近づいていくプレッシャーを味わうこととなる。

ハングマンは11回で完成、つまり最短で3回のゲームで終了する可能性がある勝負。

いよいよどちらかが必ず死ぬ勝負が始まるのであった。

山の向こう側を目指すマルコとレオ

その頃、貘からの指令で山を駆けながら反対側を目指すマルコ。

貘は山の向こう側には賭郎の黒服とそうでない連中がいるはずと読んでおり、遠巻きに監視しながら連絡を待つように伝えていた。

他方、山には鞍馬の用心棒であるレオも潜伏しており、佐田国サイドの動きを偵察するよう鞍馬から指示を受けていた。

マルコの動きに先に気づいたレオは、ひとまずマルコを追跡しながら進むことにするのであった。

【4巻のまとめ】

賭郎との戦いでマルコの内に眠っていたロデムが発現し、賭郎の黒服たちを一方的に蹂躙していく。

どさくさ紛れでその場に侵入した貘は場を収集することを条件に能輪に新たな賭郎勝負の場を設定してほしいと条件を突きつけた。

能輪は注意を要する会員であるテロリスト・佐田国を貘にぶつけることを決め、富士山中のトンネルで賭郎勝負が実現。

相手方には専属立会人の目蒲がつき、賭け金集めのためにVIPたちも見守るなか、勝負は負ければ首吊りのハングマン(ババ抜き)となる。

他方、人数制限で勝負の場に入ることができなかったマルコは貘の指令で山を越えてトンネルの向こう側を目指す。

佐田国に恨みを持つ賭郎会員の鞍馬の用心棒レオも山に潜伏しており、佐田国サイドの動きを探っているのであった。

次巻へ続きます。

この漫画をもう一度読みたい方はこちら

\作品数100万冊以上!初回ログインで70%OFF×6回クーポンゲット!paypayも使える!お得に漫画を読むならこちら/

【電子書籍/コミックの品揃え世界最大級】ebookjapan(イーブックジャパン)

全巻まとめに戻る

参考命を賭けた高度なギャンブルと手に汗握る超人たちのバトルが目白押し!『嘘喰い』全49巻【ネタバレ注意】

続きを見る

オススメの電子書籍サイトランキング

No.1【ebookjapan】電子書籍、コミックの品揃え最大級!クーポンもポイントも超お得!

もう、漫画を電子書籍で読むならここ一択といっても過言ではありません

創業は2000年の老舗で、大企業のYahoo!と共同運営しておりYahoo!のIDと連携すると特典も。

paypayが使えてポイントが貯まるうえ、初回ログインで70%OFF×6回クーポンがもらえる太っ腹ぶり!

頻繁にセールも開催しているので、必見です。

No.2【U-NEXT】映画・ドラマも付いてくるエンタメ業界の帝王

動画配信が主要サービスとして推されており、邦画、洋画、アニメにアダルトなど、どのジャンルを取っても質量ともに高水準なうえに漫画や雑誌の取り扱いも豊富です。

漫画だけに絞っても毎月1,200ポイントが付与されるので、実質負担は月に\780!?

漫画だけではなく映画やアニメも併せてお得にチェックしたい方にオススメです。

No.3【Kindle】Amazonに無いものなど無いってほんと?

スマホだけでなく専用端末もあり、認知度や利用率は他ストアの追随を許さないほど。

漫画だけではなく、書籍・雑誌、実用書、エッセイ本、洋書などもバランスよく取りそろえた王道の読み放題サービス「Kindle unlimited」も要チェック!

Prime会員なら「Amazon Prime Video」で映画やアニメも見られますので、ぜひこの機会にPrime会員になることをオススメします!

-青年漫画

error: Content is protected !!

© 2025 もう一度読みたいオススメ漫画まとめ