凡田夏之介の知られざる青春時代が明らかに!!
同級生はもちろん先生でさえ凌駕する圧倒的な運動神経を持つリア充中学生ナッツこと凡田夏之介。
そんなノリノリのナッツの前に現れた一人の女性・永倉さより。
彼女との間で突如としてはじまる交換日記に動揺しまくりなナッツ!! 球春あーんど青春到来!!
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
抜群の運動神経を誇る中3の凡田夏之介がマドンナと交換日記?
テニスでもバスケでもバレーボールでもサッカーでも抜群の運動神経を誇っていた中学3年生の夏之介は、本職の野球部でもその才能を遺憾なく発揮し、試合ではノーヒットノーランを達成する。
野球部のグラウンドをマドンナ的存在の永倉さよりが見つめていたが、夏之介の友人でもあり韮崎市立淵沢中学校(淵中)野球部員の堀田令次は小学校からの同級生であるさよりに片想いしている様子。
そんなある日、さよりは夏之介に対して交換日記がしたいと持ち掛ける。
しかしその意図は恋愛ではなく、野球談議がしたいというもの。
勉強でも学年でトップ10入りするなど、文武両道な夏之介は青春を謳歌しているのであった。
夏之介とさよりの賭け
夏之介がさよりと交換日記を始めたという噂はすぐに広まり、体育教師の坂上や堀田らにも伝わることとなる。
さよりが夏之介と付き合い始めたと勘違いした堀田は失恋にショックを隠せず、凡田のいる韮中との練習試合で見返そうと躍起になる。
他方、凡田とさよりの交換日記の内容はガチの野球談議であり、さよりは夏之介に2つの賭けを提案していた。
1つは「次は堀田にヒットを打たれる。堀田にヒットを打たれるかどうかで500円賭けよう」というもの。
もう1つは「淵中戦は負けると思う。負けるかどうかで1000円賭けよう」というもの。
夏之介は男として「さよりが勝ったら倍付けで払う」と約束。
そしてさよりの予言通り、夏之介は堀田にランニングホームランを許し、その1点のリードを覆せずに敗戦してしまう。
中学生のお小遣いとしては痛すぎる3000円を失った夏之介。
果たしてさよりは何者なのか―。
賭博に強いさより
野球部の先生が1か月ほど休職することとなり、代わりにサッカー部顧問の坂上先生が野球部も見ることとなる。
一方、交換日記で野球談議を続けるさよりは、夏之介の運動神経の良さは道具を使いこなす能力、空間認知能力、他者の意図を読む能力いずれも優れていることと分析。
そのうえで「運動神経がいい」と「勝負事に強い」は必ずしも一致しないと告げる。
さよりが何者なのか気になった夏之介が賭けの代金を払いにさよりの実家である駅前の雀荘を覗きに行くと、そこではさよりが大人に混じって賭け麻雀に興じていた。
夏之介はミステリアスなさよりに急に大人っぽさを感じ、興味を惹かれていくのであった。
嫉妬した堀田が凡田と甲子園を目指すことを宣言
淵中戦での敗戦は「夏之介が賭けを意識したことでプレッシャーを感じペースを乱された」と分析するさより。
さよりの意図の分からない交換日記に振り回される夏之介だが、そのさよりも不思議と「左利きの相手になると賭け事に勝てない」というジレンマを抱えており、左利きの夏之介を使って実験していたようだ。
そんなある日、堀田が意を決してさよりに交換日記を申し込むと、そこにちょうど夏之介も姿を現した。
「夏之介が強いのは単にサウスポーだから」と疑問を呈し続けるさよりに対し、堀田はいいところを見せようと夏之介にゲームセンターの大鏡の前でシャドウピッチングするように持ちかける。
その結果、夏之介は右投げで見てみても普通の投手とは違うことが明らかに。
そして堀田はさよりの気を引くために自分が夏之介と同じ高校に進学してバッテリーを組み、甲子園に連れていくことを宣言。
そこに同郷の先輩で鶴見川高校に行った実力のある左投手・西浦も偶然姿を現し、夏之介もさよりも堀田の提案を意識し始めるのであった。
さよりの父の親戚はプロ野球のスカウト
凡田の父とさよりの父は兼ねてからギャンブル好きの親友であり、凡田の父は街道沿いにオープンしたパチンコ店が繁盛していた。
それとは対照的に駅前の雀荘を経営し貧乏暮らしのさよりの父・みつお。
しかしさよりの父には元プロ野球選手で現在はスカウトをしているはとこ・よしきがいた。
夏之介と堀田が進学先を決めるために西浦が出場する練習試合を観戦に行く一方、みつおは夏之介の情報をよしきに売り込み、よしきが山梨まで足を運んでくるのであった。
【1巻のまとめ】
同級生はもちろん先生でさえ凌駕する圧倒的な運動神経を持つリア充で中3の凡田夏之介。
そんなノリノリの夏之介の前にクラスのマドンナである永倉さよりが接近し、突如として交換日記が始まった。
しかしその中身は恋愛ではなく野球談議と称した賭け。
ミステリアスでギャンブルに強いさよりの勝負勘は実家の雀荘で鍛えられたものであり、親戚にはプロ野球のスカウトである安田よしきもいる。
そして夏之介の友人でありさよりに想いを寄せる堀田も2人の間に首を突っ込もうと、凡田と共に甲子園を目指すことを宣言するのであった。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考運動神経抜群の夏之介の知られざる中学・高校時代、野球部には恋と青春の嵐が吹き荒れていた…?『グラゼニ 〜夏之介の青春〜』全6巻【ネタバレ注意】
続きを見る

