藤沼悟にはリバイバルというタイムリープ出来る不思議な能力がある。
悟は母佐知子が殺害された事件をきっかけに1988年へリバイバルする。
悟は1988年で起きた連続誘拐事件を防ぐことがこのリバイバルの意味だと考え、2度目のリバイバルで、雛月と2人目の被害者である彩を救うことに成功する。
真犯人は担任の八代だった。
悟は真犯人の八代に川へ突き落され、一命は取りとめるが15年間眠り続ける。
目を覚ました時、悟は事件に関する記憶を失っていた。
ある日愛梨と病院で再会した悟は、何か思い出せそうな気配を感じ―。
それでは7巻のあらすじを振り返ってみましょう。
愛梨の夢
記憶はないが、悟は愛梨と会ったことがあると確信した。
この機を逃すまいと、悟は愛梨に話しかける。
愛梨は悟に、カメラを持って世界中の空の写真を撮ることが夢だと教えてくれた。
悟の頭の中で愛梨と過ごした日々が走馬灯のように流れていった。
2005年5月
悟が目を覚ましたのは1年後だった。
愛梨と会話してそのまま倒れてしまったのだ。
悟は目覚めるまでの間、雛月とヒロミが殺されてしまった最初の世界線の夢をみていた。
記憶は途切れ途切れであったが、悟は自分が未来からタイムリープして誘拐殺人を防いだのだと確信した。
誘拐事件が起こらなかったこの世界線を必ず成功させたい。
きっとこの世界線が始まるきっかけとなったタイムリープの時、愛梨がいたはずだ。
愛梨にもう一度会いに行きたい、その一心で悟はリハビリに打ち込んだ。
八代の17年間
17年間、八代は悟を見守り続けていた。
八代は悟が眠り始めてから喪失感に襲われ、悟にもう一度会いたいと思うようになった。
悟が目を覚ましたと知った時は嬉しくて涙が出た。
八代はかつて殺したハムスターの中で奇跡的に生き残った1匹にスパイスと名付けた。
八代は悟のこともスパイスと呼ぶことにした。
悟の存在は八代を高揚させ、あふれ出る喜びを抑えきれなかった。
愛梨との別れ
八代は西園まなぶと名前を変え、病院に市議会議員として出入りしている。
悟と親しい少女の久美と接触するなど、少しずつ悟に近づいていた。
悟は何としても真犯人を思い出したいと考えていた。
断片的な記憶を繋ぐために、悟は外出許可を取り愛梨に会いに行く。
街で愛梨との思い出の場所を通る度に、当時の記憶がよみがえってきた。
駅で愛梨を見かけた、悟は愛梨が自分にとって特別な女性であったことを思い出した。
だが思い出したのは一緒に過ごした日々の他に、佐知子が殺されて自分に罪が着せられそうになったことや、愛梨の家にも放火され危険が及んだこと。
そして愛梨はもう悟のことは覚えていない。
悟は愛梨を巻き込むことを避けるためか、声をかけずにすれ違い、黙って手を振るのだった。
さざんかの集い
悟は久美に誘われ、佐知子と一緒にさざんかの集いという交流会に行くことになる。
ケンヤは真犯人に狙われることを心配したが、それで真犯人に会えるなら悟は良いと思っていた。
ケンヤと悟は再び協力し、事件に決着をつけると誓う。
そうして迎えた花火大会当日、八代はバスの運転手に扮して悟に近づこうとしていた。
八代はまた悟と対峙できることに興奮を隠しきれなかった。
【7巻のまとめ】
悟は愛梨と再会し当時の記憶を取り戻したが、真犯人のことは思い出せなかった。
対して愛梨は悟のことを覚えていない、悟は何も告げずに愛梨と別れた。
悟は久美・佐知子とさざんかの集いに出かける、そこに悟との再会を狙う八代が紛れ込んでいて…。
次巻へ続きます。
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参考過去に戻り自分と周囲の人々を襲う悲劇を回避するタイムリープサスペンス『僕だけがいない街』全9巻【ネタバレ注意】
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