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前巻はこちら二ツ坂vs熊本東、格上を相手に全力で粘り、大将の旭に命運が託される『あさひなぐ』33巻【ネタバレ注意】
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最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
島田に一本奪われ、さらに足首を負傷する旭
これまで戦ってきたライバルたちが固唾をのんで見守るなか、集中した旭が冷静に島田と渡り合う。
上段構えから仕掛けるが、旭は島田のスネ打ちをジャンプで躱した際の着地で相手の薙刀を踏んでしまい、左足首を負傷。
さらに島田に先にスネ一本を奪われてしまい、二本勝ちでの大逆転優勝の芽が潰えてしまった。
一本を取られたショックと足首の痛みで動揺する旭。
しかし寧々を始めとするライバルたちの声援が旭を支え、持ち直す。
旭は真春と同じ右中段構えで立ち向かうが、島田はすぐに旭の故障に気づき、狙ってくるのだった。
独り立ちした旭と島田
急激に成長し「天才」ともてはやされるようになった旭と対照的に、島田は自分のことを凡人だと思って頑張ってきた。
凡人であるがゆえに、勝つためにはあらゆる手を使う貪欲さが必要であり、純粋な強さを求めて来たのである。
そんな島田も試合中に足の裏の皮がめくれて出血し、試合が一時中断する。
島田が足の裏から出血したのを見た旭は、島田も自分と同じように高校から薙刀を始めた人であることを悟った。
島田の怪我を手当てする戸井田は「伝統を守るというのは勝ち続けることではなく、誇りを示し続けること。誇りのないお前に守られるようなら熊本東はいっそ消えるべきかもしれない」と諭す。
一方、旭の故障を見抜いた真春も旭に棄権を促す。
島田も旭も、それぞれが憧れた人の言葉に反抗するように試合続行を決意し、共に独り立ちするのだった。
純粋なライバルとして通じ合う2人
改めて切先を合わせて対峙する2人は、純粋に2人だけの勝負に熱中していく。
旭が脇構えから一本を奪い返し、そこからも一歩も譲らぬ互角の攻防。
そして試合終了間際、旭はかつて真春に見せてもらって憧れた技を繰り出した。
引いて、持ち変えて、遠くから踏み込んで、大きな弧を描く―。
真春の言葉通りに大きな弧を描き、スネ一本を奪った旭。
試合を経て旭と島田は敵対心ではなく、純粋に薙刀を愛するライバルとして通じ合うのであった。
真春と戸井田の代表戦へ
旭が2-1で島田を下したことにより、勝負は代表戦へ。
熊本は当然のように戸井田が出場、対する二ツ坂はこの場面で真春が志願し、全てを真春に託す。
控え選手が代表戦へ出るという前代未聞の展開だが、ルールで禁止されてはいないため、真春の出場が認められた。
大舞台で真春と戸井田の対決が実現するのだった。
エピローグ:コートの中はいつも1人じゃない
代表戦の結果、真春が勝利して二ツ坂が悲願の日本一を掴んだ。
やす子も翌年の皇后杯で競技者として頂点を目指す覚悟を固め、山吹とのわだかまりが解けていく。
そして半年後、真春たち3年生が卒業。
紺野は野上を送り出す際に号泣し、愛山では辻野が部の未来を久保に託す。
寧々も寒河江たちに花束を用意する成長を見せ、いつの間にか夏之と手を繋ぐほど距離を縮めていた旭も、涙と共に真春を送り出した。
真春はインターハイ後すぐに膝の手術を決断し、既に少しずつ練習に復帰。
インターハイは終わったが、卒業してからも薙刀という道を通じてみな繋がっている。コートの中は1人でいるようで、必ず向こう側に誰かがいる―。
旭はしみじみと、そう感じるのであった。
【34巻(完)のまとめ】
旭が島田の激闘を2-1で制し、勝負は代表戦へ。
戸井田と真春による代表戦の末、二ツ坂が悲願の日本一を掴んだ。
真春はインターハイ後すぐに膝の手術を決断し、既に少しずつ練習に復帰。
そして3年生の卒業を迎えるが、卒業しても薙刀という道を通じていつもみな繋がっているのであった。
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