赤髪の不良、桜木花道が同級生の赤木晴子に一目ぼれし、彼女目当てでバスケ部に入部。
しかしバスケ初心者の花道に待っていたのは地味すぎる基礎練習。
不満を募らせた花道は一度は部を辞めかけますが、晴子への思いが勝って思いとどまります。
安西監督の指導のもと行われた部内の紅白戦では流川がスーパープレイを披露。
一方の花道も将来に期待を持たせる身体能力を発揮し、超初歩的なレイアップシュートを練習し、リバウンドの極意をゴリから教わりました。
そしていよいよ陵南との練習試合。
花道はベンチ外でしたが、安西監督に詰め寄って無理矢理ベンチ入りしました。
湘北と陵南の練習試合は最初は陵南が圧倒しますが、湘北もゴリと流川の活躍で追い上げる展開に。
後半にゴリが負傷交代し、花道が試合デビューします。
緊張でガチガチの花道でしたがすぐに落ち着きを取り戻し、ゴリの代わりに魚住に挑む花道。
勝負の行方はいかに。
5巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
練習試合 湘北vs陵南 試合開始
魚住に対する花道のフンフンディフェンス。魚住の隙をついて花道がボールを奪取します。
湘南の反撃。陵南はマンツーマンディフェンスのため、魚住が花道をマークします。
陵南はフィニッシャーとして流川を徹底マークしますが、花道は流川を無視して小暮にパス。
小暮がそのままシュートを決め、追加点を奪います。(湘北63 - 68陵南)
続く湘北の攻撃でもまた花道は流川ではなく小暮にパスし、小暮がシュートを決めます。(残り7分 湘北65 - 68陵南)
続けざまに裏をかくかたちとなり、湘北が追い上げます。
追い詰められた陵南は仙道が流川を抜いてシュートを決めます。(残り6分 湘北65 - 70陵南)
仙道をマークし続けたことでもはや体力の限界を迎えた流川。
花道との意地の張り合いで交代せずにそのまま試合を再開します。
湘北の攻撃ではやはり花道は流川を無視して今度は安田にパス。
安田のパスはリングに嫌われますが、リバウンドをとった流川がそのまま決め、追い上げます。(湘北67 - 70陵南)
陵南の攻撃。オフェンスリバウンドを取った仙道が押し込み、再び突き放します。(湘北67 - 72陵南)
リバウンダーとしての才能が芽吹く花道
ここから両チームの地力の差が現れます。
湘北はリバウンドを取ることが出来ず、じわじわと陵南ペースに。
と、ここで赤木不在の穴を埋めるべく覚醒したのは花道。
魚住・仙道よりも高く跳び、リバウンドをもぎ取ります。
〈リバウンドを取る花道 [スラムダンク5巻](c)集英社/井上雄彦〉
花道がとったリバウンドが結局ヘルドボールとなり、ジャンプボールで試合再開。
湘北の攻撃は小暮がシュートを放ちますがリングに嫌われ、リバウンドも魚住に取られてしまいます。
花道が素人であることがバレ、その後は花道と魚住のリバウンド対決は魚住に軍配が上がりはじめます。
オフェンスリバウンドを取った魚住がそのままダンク。痛い追加点を奪われます。(残り4分 湘北67 - 74陵南)
粘る湘北も安田が3Pを決めますが、リバウンドに勝ち目が見えず、攻撃に厚みが出ません。(湘北70 -74陵南)
陵南の攻撃は落ち着いてリバウンドを取った魚住がまたダンクを決め、追加点。(湘北70 - 76陵南)
大黒柱、ゴリの復帰
ここで頼れる大黒柱、ゴリが戻ってきました。
〈ゴリが復帰 [スラムダンク5巻](c)集英社/井上雄彦〉
スタミナ切れの流川に代わって入った赤木は、チームを鼓舞します。
ゴリが早速魚住との1対1を制してシュートを決め、追い上げます。(残り3分 湘北72 - 76陵南)
対する陵南の攻撃。魚住とリバウンドを競る花道にゴリが檄を飛ばし、特訓を思い出させます。
ゴリが陵南のシュートをはじき、特訓を思い出した花道が魚住に競り勝ってリバウンドを奪取。
〈魚住に競り勝つ花道 [スラムダンク5巻](c)集英社/井上雄彦〉
そのまま湘北のカウンターが決まり、2点差に追い詰めます。(湘北74 - 76陵南)
勢いを取り戻した湘北はゴリが陵南のシュートをブロック。
さらに小暮が池上を振り切って3Pを決め、ついに逆転します。(湘北77 - 76陵南)
仙道の本気モード
対する陵南も、ついに仙道が本気モードに。
一瞬で花道を抜いてゴールへ迫り、赤木のブロックもものともせずにダンクを決め、バスケットカウントをもぎとります。(湘北77 - 78陵南)
仙道はあっさりとフリースローも決め、再び湘北を突き放しにかかります。(湘北77 - 79陵南)
花道は意地で仙道にくらいつこうとしますが、実力差は歴然で止めることが出来ません。
仙道は簡単に花道を振り切ってシュートを決め、追加点。(湘北77 - 81陵南)
湘北もゴリがゴール下でシュートを決め、追いすがります。(湘北79 - 81陵南)
陵南の攻撃では再び仙道が花道を抜いて軽々とシュートを決めます。(湘北79 - 83陵南)
花道は素人ながらも試合中に上達を見せ、ついに仙道へのパスをカット。
残念ながらボールはラインを割りますが、少しずつ仙道にも余裕がなくなってきました。
大激戦の終盤
そして試合時間残り2分というところで、湘北は潮崎に代えて再び流川を投入します。
流川と花道を呼んでこっそりと指示を出す安西監督。
出された指示は、仙道を流川と花道の2人でマークすることでした。
思いきった作戦に思わず笑みをこぼす仙道。
花道の隙を突いてカットインし、ゴール下で赤木をひきつけて魚住へパス。
魚住がシュートを決め、さらに突き放します。(湘北79 - 85陵南)
仙道のスーパープレーを受けて、花道と流川はさらに闘志を燃やします。
対する湘北は赤木がまたゴール下でシュートを決め、点を返しました。(湘北81 - 85陵南)
次の陵南の攻撃を止められるかが湘北の山場になります。
仕掛けるのはやはり仙道。
花道と流川は仙道を止められるのでしょうか。
【5巻のまとめ】
流川がスタミナ切れを起こした湘北でしたが、花道にリバウンダーとしての才能の片鱗が見え始め、さらにゴリも復帰。
陵南は仙道が本気モードに突入しましたが、湘北も終盤には流川を再度投入。
大接戦の終盤を迎えています。
次巻へ続きます。
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