自らの借金返済のために浅村の駒として裏の仕事をすることになった加藤。
浅村の魅力に惹かれ、自身もヤクザマンションから見事に金を持って脱出に成功したことで、浅村から一目置かれるようになっていく。
加藤は浅村を超える野心を燃やす愛場を紹介されともに仕事をこなすが、愛場のドラッグ密売がトラブルを生み、香田組の鯖田に命を狙われるハメに。
浅村と香田組長のおかげで難を逃れるが、愛場は浅村に逆らえなくなり、また鯖田も納得がいっていない様子。
そんななか、加藤と愛場は次の仕事としてメイドオタクの野本から借金を取り立てることになったが、こちらも一筋縄ではいかないようだ。
金を返せないなら、強制労働しかない。そんな浅村と加藤の会話を野本がすぐ後ろで聞いていて…?
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
加藤の後をつけて隣のブースに入った野本。
野本は萌えキャラのコスプレをしながらネカフェで騒ぎを起こしだす。
あえなく他の客に取り押さえられる野本。
加藤は野本に強制労働を言い渡すが、そこに29番のブースにいた巨漢が野本に加勢する。
〈野本に加勢する29番の男 [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
どうやら29番の男も野本と同じオタクで通じるものがあったようだ。
そのままネカフェはめちゃくちゃに荒らされ、野本は混乱に乗じて逃げた。
後日、加藤と愛場、浅村の3人はメロンちゃんのライブ会場で野本を発見する。
借金の取り立てにかかると周りのオタクたちが野本に味方し始めたが、最後はメロンちゃんが説得し、野本は借金の返済を誓うのだった。
〈メロンちゃんが野本を説得 [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
愛場からの忠告
また別の仕事にて。
浅村の命令を守る加藤と現場の状況に応じて臨機応変に対処する愛場は連携が乱れてピンチを迎えていた。
なんとか難を逃れたものの、愛場は浅村を妄信する加藤に「イザとなったらお前なんか簡単に切り捨てられるぞ。絶対に」と忠告する。
〈愛場の忠告 [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
しかし、このときはまだ加藤は全く聞く耳を持たなかった。
小田と再会しカード詐欺へ手を染める
加藤がネカフェに戻ると、旧友である小田と再会を果たす。
〈旧友の小田と再会 [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
小田と意気投合し、割のいい仕事を紹介してもらうことになった加藤。
小田がしていたのはカード詐欺集団のリーダーだった。
2~3週間で200万を稼ぎ出すウマい仕事。
この仕事を束ねているヤクザが鯖田であることを、加藤はまだ知る由もなかった。
〈小田の元締めは鯖田だった [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
それから加藤は小田と行動を共にするようになる。
自由を取り戻す加藤
完全会員制の変態が集うバーでは「脱糞杯」と称された、どの女性が一番早く脱糞するかに賭けるギャンブルに興じる小田と加藤。
〈変態の集うギャンブル”脱糞杯” [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
「アナルビッグバン」の異名を持つ愛ちゃんに賭けて大勝ちを果たし、加藤は完全に調子に乗った。
バーの帰りには小田に恨みを持つ男がカッターで襲ってきたが、加藤と小田は一向に足を洗うことなど考えもしない。
〈小田に恨みを持つ男が襲う [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
昼はカード詐欺、夜はギャンブルで順調に金を増やし、加藤はついに自身の借金を完済する。
〈加藤が借金を完済 [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
浅村は少し怪しんだものの、「金は金だ」といって深く詮索はせず、加藤は晴れて自由の身となった。
カード詐欺の失敗で絶体絶命のピンチへ
しかし加藤は自由を手に入れこのままカード詐欺で稼ぎ続けることを考えていたが、小田はそろそろ潮時と感じていた。
そして小田の勘が当たり、カード詐欺の出し子が警備員に捕まり詐欺が失敗に終わる。
〈順調だったカード詐欺が失敗 [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
慌てて逃げる小田と加藤。
金が手に入らなかったことで、元締めのヤクザ(鯖田)にも捕まるとマズい。
このとき加藤は初めて、小田と自分が鯖田に追われる身になったことを知り絶望する。
加藤は行く当てもなく、とりあえずもとのネカフェに戻った。
小田は自宅に帰ると、待ち伏せしていた鯖田に捕まってしまう。
〈鯖田に捕まった小田 [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
捕まった小田に呼び出された加藤が見たのは、拷問されてボロボロになった小田の姿だった。
鯖田は「5日以内に2人で一千万用意すれば水に流してやる」と突きつける。
〈鯖田に出された条件は「5日以内に2人で1千万」 [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
いっそのこと鯖田を殺すことも考え始める小田に対し、加藤は浅村に助けを求めようとする。
小田の貯金は408万。1人あたり500万として、あと92万足りない。
小田は遠距離恋愛中の彼女に金を借りようとするが、彼女は2人のために貯めた大事なお金を軽々と貸してはくれなかった。
一方、浅村に会うことができた加藤も、浅村から見放されてしまう。愛場の忠告は本当だったのである。
〈浅村に見放される加藤 [東京闇虫 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
手詰まりとなり、小田はついに鯖田を呼び出し、殺すことを決意するのだった。
【3巻のまとめ】
野本からの取り立てに成功した加藤は、旧友である小田と再会を果たしたことからカード詐欺に手を貸すようになる。
さらに夜はギャンブルに興じて金を稼ぎ、ついに借金を完済して自由を取り戻した。
しかしカード詐欺が失敗したことで事態は一転。
カード詐欺の元締めである鯖田に狙われ、5日以内に小田と2人で1000万用意できなければ殺されてしまうことに。
加藤は浅村に頼ろうとするも見捨てられ、手詰まりを感じた小田は鯖田を殺すことを決意する…。
次巻へ続きます。
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