偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かう。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集め、死刑囚たちとの全面戦争が始まった。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
花山がスペックを破り、独歩と烈がドリアンを追い詰めて勝利した。
シコルスキー、ドイル、柳の捕獲に向け、各国の機関はビスケット・オリバに協力を依頼。
目の前で梢江を拉致され、怒る刃牙がシコルスキーを追う。
しかしそこにオリバが横やりを入れ、刃牙に実力の差を見せつけながらシコルスキーを捕らえる。
そして死刑囚たちとの戦いにジャック・ハンマーも参戦。
ドイルは烈、独歩や克己に何度も叩き伏せられた後、不意に訪れた解放を以てようやく静かな歓喜とともに敗北を受け入れた。
他方、梢江と結ばれ大人の階段を上った刃牙の前に柳が姿を見せる。
刃牙にはすっかり少年のような甘さは消え、容赦ない攻撃を柳に浴びせていく。
しかし柳も仕込んでいた毒手と鞭打で反撃に出るのだった。
16巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
刃牙 vs 柳・シコルスキー
刃牙を襲う柳の鞭打。
鍛えようのない皮膚への攻撃は相当の痛みを伴うが、刃牙もすぐさま鞭打でやり返す。
〈鞭打でやり返す [バキ 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
梢江との愛によって刃牙は痛みも容易に耐えることができていた。
柳を追い詰め、刃牙が左腕を折ろうとしたとき。
シコルスキーが戦いに乱入する。
刃牙は柳とシコルスキーを同時に相手にしながらも圧倒。
〈2人を圧倒 [バキ 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
愛を手に入れた刃牙には柳の毒手もすぐには効かない。
追い詰められた柳とシコルスキーが再び立ち上がり、刃牙に襲い掛かろうとする。
すると刃牙は梢江を守る最良の手段としてその場から逃走を選択。
〈梢江を連れて逃走 [バキ 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
屈辱を味わった柳は涙ながらに悔しさを爆発させた。
敗北者への制裁
ドイルは克己の協力を得て国外へ密航、離脱を図る。
夜の港でタンカーに乗り込む前に別れを惜しむドイルと克己。
2人の繋がりとして、ドイルは克己から正拳突きを教わった。
餞別に克己はドイルへ自身の黒帯を贈る。
ドイルがタンカーに乗り、もうすぐ出向というとき、勝手に戦いから離脱した者へ制裁を与えるべく柳が姿を現した。
〈ドイルへの制裁 [バキ 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
柳は武術でドイルを圧倒し、克己の黒帯をドイルの首に巻き付け、船上から突き落とす。
柳は日本刀で切りつけるが、ドイルは腕に仕込んだ鉄骨で防御。
ドイルはそのまま海へ落下し、命からがら逃げおおせた。
ジャック vs シコルスキー 怪物同士が激突
ミサイル発射口の壁を上り切ったシコルスキーのピンチ力。
そのシコルスキーの前にジャックが立ちはだかった。
〈シコルスキーを狙うジャック [バキ 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
人目に付かないトイレへ場所を移し、戦いが始まる。
すさまじいパワーとスピードで襲い掛かるジャックに対し、シコルスキーもスプリンクラーに捕まっり頭上から応戦。
〈怪物同士の激突 [バキ 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
怪物同士の戦いはどう転ぶか。
【16巻のまとめ】
愛を知った刃牙にはもはや痛みは通じない。
刃牙は柳とシコルスキーの2人を同時に相手にしながら圧倒するまでに成長していた。
刃牙は梢江を守るためにまんまと逃走し、2人は悔しさを爆発させる。
そして今度はジャックがシコルスキーの前に立ちはだかり、怪物同士の激突が始まった。
次巻へ続きます。
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